『大丈夫』という魔法

2021-08-13 21:11:53 | 日記
『大丈夫』と思える前に

『大丈夫』と信じてあげて



信じてあげようよ!私

最近は、
そう自分に言いながら毎日を過ごしています。


٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。
「ねぇ オト

ママのこと、最近は好きになってきたかなぁ?」

不登校になってから
ずっと嫌いって言われていた私の事を
好きになったか聞いてみました。


「ん〜…普通かな…

(ちらりと私をみて)
いつ裏切られるかわからんしね。
人って裏切ることあるやん。」

と、素っ気ない答えと同時に
『親として』の正義感で物を言う以前の私にまたなるかもしれない不安を言ってきました。


「え〜💦ママ 大分変わったんだけどなぁ。
残念やけど💦
まぁ ええわ〜」


そう言ってうつむくと

しばらく間をとってから

「・・・好きっちゃあ 好き。

そう言ってくれました


どれ位、私のことを許せてきているかを時々確かめたくなります。


私のこと許して好きに戻ってきているなら、きっと今は家にオトの居場所がちゃんと出来たという証拠です。


家が安心できる場所になっているのなら、
小さな第1歩が踏み出せていると
安心していいんだ


そう思って
『大丈夫』と信じることにしました。



夕方 やっと小雨になったので、
近くのイオンに1人で行ってきました。

『不登校の親はせめて明るい色の服を』というブログを以前読んで
それ以来ずっと私に似合う明るい色の服を探していたんです。

ライムイエローのブラウスと
ダークレッドの花柄プリーツスカートを買いました(笑)


勿論、組み合わせは別々ですよ(笑)


試着室で久々に笑顔になりました。


特にライムイエローの華やかさには
元気をもらえそうです


そして、ちゃんとオトにも水玉の黒のワンピースを買いました。
何処に出かけるわけでもありませんが、

たまには部屋着から着替えて
可愛らしい13歳の女の子に戻ってほしくて。


そう願いを込めて
明日渡してみようと思います。


ワンピースを着たら
魔法がかかりますように

『風』

2021-08-09 11:39:42 | 日記
『どんな状況でも自らが風を作って動き出して欲しい』

そんな願いを込めて
夫は娘の名前を考えてくれました。


若い私はてっきり
『みんなの事を導ける風になる』のかと思っていました。




今になってわかります。

『自ら動ける風』の大切さを。





夕方散歩に出かけました。

すっかり元気な花がなくなったなぁと思いながら、散歩道の疲れた花を見て歩きます。


7月は盛んに咲いていた向日葵。



あっちでもこっちでも一斉に咲いて
わたしも負けじとばかりに

みんな咲くから
わたしも咲くとばかりに

今日一緒に咲こうねって
約束したかのように





でも、1つだけ見つけました



まだ咲いていない向日葵のつぼみ




たった1本

すくっと生えて


蕾は固く閉じられています。


(大丈夫。みんなと同じじゃ無くていいよ。
むしろ私は
これから咲くあなたを見れると思うと
嬉しい気持ちになってるんだから。

焦らなくていい。

ゆっくり開くのを待ってるね。)





オトにも
そう心から言える自分でいたいと思いました。



きっと向日葵は絶対に開くという確信があるから


安心して待っていられるんです。


オトはちゃんと咲くかな。







夕方の空を見上げて
私の心だと思いました。


以前のような暗闇ではない

だけど、またいつ暗闇が来るかと不安はぬぐえない。

夕方のようです。


青と赤とがほんのり混じり合い
うっすら明るい夕空に

ホッとするような
美しさも感じながら

オトが待つ我が家に帰りました。






人に優しくするのは自分に優しくすること

2021-08-05 22:42:31 | 日記
父の病気に振り回されないようにしようと思っていますが、
母も私もすっかり疲労困憊です。

コロナ禍の入退院に戸惑い、
退院後は貧血による気絶が続き、
父と同居の母はついに最近ストレスから目が回ったようです。
耳石によるめまいだったようで、
しばらくしたら治ったようですが…。


最近の父は、少しずつ元気を取り戻してきました。
ご飯はしっかり食べて
暑い中散歩にも出かけるようになりました。

また、気絶したらと思うと初めは止めていたんですが言うことを聞かず、
とうとう毎日7000歩ほど歩くようになりました。
「歩かないと夜寝られへんねん」と、
その一心で歩いている様子です。
そうして、歩くようになると食べれるようになり…
歩けるようになると買い物をしたくなり…
買い物に行くとお酒が目に入り…


あとは予想通りです。


ビールを飲んでいるようです。


今日の夕方、母からLINEが来ました。

「隠していたブランデーが空になっている。呑んだらしい」と。


母もたまたま見つけてしまったらしく…

怒り心頭だったのではと想像します。


夜8時 いつものように母と長電話をしました。
「知らぬが仏で、知りたくなかったね。
元気になったら、自滅の道をゆくと思ってたけどね…。(本当にそうなったな)
アル中は、やっぱり最後までこんな感じなのかもしれないよ。
いずれはこうなるって予想はしていたけれども、腹が立つよね。」

なんて、話をしました。

でも、何度も何度も母と私はこんなことを予想していたので今後どうしようかとか、
どう止めさせようかという話題にはなりませんでした。

遠方に住んでいる兄ともちゃんと打ち合わせ済みです。

『好きにさせる』

今までさんざん家族を不幸にしてきてもなお、
また不幸にさせるのかと、
残念でなりません。

でも、もう私たちにはそれに立ち向かうエネルギーはないです。

「好きなように生きれてのめてよかったね」って
そういう言葉を最後に贈ろうと思っています。

家族を不幸にしてる とか
お酒飲んだら死ぬって言ってるでしょ とか


言っても、もう無駄です。


伝えることは伝えたので

あとは本人が身をもって自覚していくしかありません。

断酒の為の病院とか入院とか
拷問でしかないでしょう。

そういうはやめてあげたいと思っています。


・ 。  ★彡 ☆彡。∴。。 ☆彡 ・  ・゚*。★

今は回復傾向にある父ですが、
いずれ訪れる不安に対処できるよう
週に1回の訪問看護をお願いしました。

父の介護に手をとられている母の負担を減らす為、コープの夕食宅配もお願いすることにしました。


母が心配です。
自分に厳しい母は
父にも厳しいです。
父を『許せない』と思うことで
さらにストレスが上乗せされていきます。

せめて
晩ご飯を考えるストレスや
父の病気の事を相談出来る人というのは
必要かなって。

世の中は、
どうにもならないことがあふれていて
途方にくれることも沢山あるけれど

本当に困った時に
また新たに道ができてきて
手を差し伸べてくれる人やサービスが見つかるものですね。

訪問看護の看護師さんが母に言ってくれました。
「お母さん。
お母さん自身を大切にしてね。
今のままだとお母さんがたおれちゃうよ。自分に厳しいから。

人に優しくすることは自分に優しくすることになるんですよ。

お父さんはね、認知症の具合から言って、多分子どもみたいになってるの。

それでね、お母さんの言っていることはほとんど聞けてないんですよ。

たくさん言うとね、余計聞けないんです。

なんにも言わなくていいと思いますよ。

それよりもにこにこしていたほうがいいですよ。



どこまで母に響いたかはわかりませんが、

「なんか楽になったわ」って母が後で言っていました。




「もう何もいわない。しゃべったらへん(笑)」なんて言っていましたが(笑)









心の開き方

2021-08-03 23:59:25 | 日記
先日 久しぶりに
『探偵ナイトスクープ』を見ました

この番組は私が中学生になった頃に知りました。

厳しい家だったので夜中にテレビ中々見れなくて…
でもよくこっそり見ては
声を殺しながら笑って見ていました


探偵事務所というコンセプトで
各探偵が視聴者からの依頼に答え
謎を解明したり
視聴者と一緒に色んなことに挑戦したりするVTR番組です。


私が見ていた頃は
上岡龍太郎さんが局長をしていたのですが、
今はダウンタウンの松本人志さんが局長をしています。


さて、先日たまたまテレビを付けたらやっていたのは

『両手をグーで生活する2歳児』
です。

探偵は間寛平さんでした。

途中から見たので、何故なのかはわからなかったのですが、
とにかく2歳の女の子が最近ずっとグーで生活してお母さんが心配で困っているという話だったんだと理解しました。

そして、
「探偵さん、どうか我が子の手をグーじゃなくパーにしてくれる様に力を貸してください」と、いうような依頼だったんでしょう。


カンペーちゃんは
一緒に遊びながらなんとか女の子がパーを出すように仕向けます。

「じゃんけんぽん!」ってしてもだめ

「パー!パー!」っていいながらギャグをしてもだめ

おててスタンプをしてもグーのまま

考えに考えて
10本のおもちゃの指輪をカンペーちゃんが
自分の指にはめます。
そして、女の子にその指輪をひとつひとつ譲ります。
「パーをしたら綺麗に指輪をはめれるよ」
そう、優しくいいながら指輪をはめていきますが…これもうまくいきません。

手にシャボン液をつけてシャボン玉ごっこをしてあげたりしますが、これも色々あって楽しそうでしたがダメでした。

最後にマニキュアをカンペーちゃんが自分の指に塗り女の子に見せます。

綺麗なものや可愛いもの
女の子は好きみたいで、指輪の時と同じように興味を示してくれました。

そして
「うわー。綺麗やわ。うわ!可愛い!」
そう言いながらマニキュアを塗ると
段々女の子の指が緩んできました。

近くにいたママも
「うわぁ、綺麗!(段々指が開いてきて)うわぁ!!嬉しい!可愛い!綺麗!」

なんて、カンペーちゃんと2人でとにかく褒めて喜んで

ついに2歳の女の子の指は完全に開きパーになったというお話でした



とても心動かされました。

カンペーちゃんの
一緒に遊んであげながら
女の子を楽しませてあげる姿。
『綺麗』って褒めてもらうことで
指が開いていく姿。

「パーしてごらん?」とか
「なんでグーしてるの?パーできるでしょ?」とか
そんなこと強要しなかった。

ただ遊んであげただけ。
女の子の好きな遊びを通して
自然に開く指が 感動的でした。




親子の関わりって
こんな風でありたいと
学んだように思いました。

カンペーちゃん ありがとう。

お昼の会話

2021-08-02 22:29:12 | 日記
お昼はいつも
ご飯を食べながらテレビで情報番組を見ます。

今日はやたらとコロナウィルスのことで、
『いかに怖いか』
『爆発的に感染がひろがっている』
『すれ違っただけで感染したらしい』
などと、けたたましく放送されていました。


不安をあおる情報番組に
娘のオトがどう反応するか心配になり
チャンネルを変えました。



感受性豊かなオト

私に敢えてこう言います。

「何で、情報番組ってこんなにコロナのことを必要以上に不安をあおってくるんやろうね。」


「ママもそう思って、あんまり良くないな〜って思ったからチャンネル変えたんよ。
体調悪くなったら『もしかして〜』ってなって不安だらけになっちゃうよね。
オトは大丈夫やけどなぁ。
しっかりしてるから。」

あえてオトは大丈夫な子ってわかってるよってアピールをしておきました。



「うん。それにさ、体調悪くて学校休むやん。そしたら『コロナちゃうん?』って噂になっていじめられたりする子もでてくるかもしれへん。」


そして…オトは自分のことをまたフラッシュバックさせてしまいました。


「いじめってさ、嫉妬とかからくるのと、自分が優位に立つために誰かを排除するところからくるやつとあるねん。

オトはどちらのいじめも経験してきました。

特に何でも真面目に頑張るオトは、嫉妬の対象であったと思います。

「先生がいじめることだってある。
笑いながら、出来ないことをみんなの
前であざわらったりする。

いじめられている現場を見てもそう。
先生は見て見ぬ振りをする人だっている。
だいたい、そういう先生は、自分自身がいじめられた事がない人。
もしくは、いじめられたくなくて、なんにも言わないでいた人。強者に付き難を逃れた人。

そもそも学校って
集団行動が出来ない人をバカにする。

人と違えば笑う。

1人できない人が居たら、そのチームは連帯責任っていう。

だから出来ない人をみんなが嫌な目で見たり。

学校って最悪


オトの訴えてくることは、1年前と全く同じでした。



ただ、1年前の私と今の私は違います。

1年前の私は
『みんな我慢している事』
『みんな経験している事』
『世の中はそういうもの』
そういう言葉と態度でオトの事ちゃんと見てあげれていませんでした。





今は違います。


「オト わかってるよ。
オトは大変やったこと。ママは今ならちゃんとわかる。
オトの性格だって、ママは勘違いしてたもんね。」


「うん。負けず嫌いやと思ってたな。
私は、負けず嫌いじゃないねん。
ママやばーちゃんみたいに、負けたら悔しいとかないねん。」




そんなやつらに負けるな!
見返せ!
頑張れ!

なんて言っていた自分の言葉が聞こえてきます。


「オト もうわかってるよ。
ママは誰かと比べたりするのもうやめてん。
それよりも、ママはオトが以前のオトより成長しているところ沢山見つけたもん。

それに、オトは自分でしっかり考えているってこともよくわかった。

カウンセリングに行ったら、カウンセラーさんにいつも言われるねん。
オトちゃんは自分のことしっかり考えてるって。
だからママもそう思ってるんよ。

ばーちゃんだって、変わったよ!
オトのことゲーム上手やし、楽しそうにしてるって。色んなこと知ってるししっかりしてるって。」



そう言うと

オトは素直に

「わかってる‼️」

なんて言って
鼻歌を歌いだしました。




ママはオトの将来を信じています。

自分の思ったとおりに動けるオトになっていける。

どんなこともオトなりに乗り越えていける未来を待っています。