今度の月曜日
父を以前入院していた病院へ外来受診に連れていこうと思っています。
施設へ往診して下さっている病院の先生は
2週間に1回の往診です。
徘徊と不穏の増加から、薬を増やしてもらうようお願いしたのですが…
薬の調整は経過をこまめにみていかないといけないため、往診では限界があるとの事でした。
それならば以前入院していた病院へ行き、現状を話して薬を再調整してもらうのがいいでしょうとの事。
つまりまた入院へ向けて話が進んでいるという状況です。
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父はまた8月26日に行方不明になりました。
午後3時過ぎから姿が見えず。
しかし、施設の職員は土日体制で人数が少なくて父の捜索や警察への届けなどできない状況。
私と母は急いでタクシーに乗り他区の某警察署までいくことになったのです。
警察署に着いたのは4時過ぎでした。
治安の悪いところにある鉄柵に囲まれた威圧感のある警察署に、母と初めて入り始終びびっていました。
無事届け出をして帰るときはもっと萎縮しました。
タクシー代金があまりに高かったので、近くの開けたところまで歩いて帰ったのですが…。夕方の薄暗い道を歩くのは恐ろしかったです。
いつも行方不明になったときはここへ届け出をしに来てくれているのだと思うと、施設の方に感謝と同時に本当に申し訳なく思いました。
帰り道、ゲリラ豪雨があり傘を持たずお金もない父が更に心配になりました。
施設の父の部屋で、真っ暗な空に何度も走る雷。
近くに止まる救急車。
すべてのことに父を重ねてしまいます。
雨がやんでから
暗い夜道を歩き探してみましたが、足の悪い母も限界があると思い、あとは警察に任せて一度家に帰ろうと提案しました。
それからしばらくして
午後8時過ぎ
電車での帰り道、警察からの電話があり
父は無事に見つかったのでした。
父は父の施設のとなりの区まで歩いていたとのことで、それはもうびっくりするくらいの距離を歩いていました。
母は引き返して父のところへ行こうとしましたが、
「やめとこ。
お父さんに会ったらお父さんを責めてしまうやろ?お母さん。
それに、自分が原因で私たちが施設に来てると思うとお父さんも気まずいやろう。
ここはそっと帰ろう。
何とかしようとして、何ともならないときって、怒りや憎しみや悲しみが増えるだけ。」
そう何度も母を説得し、そのまま家に帰ることにしました。
施設さんへは、父が見つかり警察の方が施設へ連れて帰ってくれる旨を伝えました。
父の困り事は今回のような徘徊だけにはとどまりません。
徘徊を止めるたびにつのる不満から不穏が増えていることも聞いています。
施設選びを間違ってしまったことが原因で、施設にも父にも悪影響がでていることを受け止める日々です。