ガタ・ゴト・GATA?

ニイガタで暮らしています。ガッタン、ゴットンと世の中のスピードに逆らって過ごしています。

ヘイト・アッシュベリー

2009年02月13日 | 旅かな…

 

 

ヘイト・アッシュベリーと言うこの地域でヒッピー文化が生まれました

当時泥沼化したベトナム戦争に正面から「戦争反対」を訴え『銃を持つより、その手に花を』 

と訴えた彼らは《フラワー・チルドレン》と呼ばれ、共感する若者たちが全米から集まり、一代ムーブメントを巻き起こしたのです

音楽でも盛んに反戦歌が生まれ歌われましたね、元はピート・シガーの曲ですが《花はどこへ行った》などはピーター、ポール&マリーの大ヒット曲になりました

 

私などはまさにその同世代、すぐに影響を受けて絞り染めのTシャツにパンタロンと呼ばれたすそ広がりのGパンはいてアングラ喫茶などに出入りしていました

でも今思うとヘンですね、だって日本には軍隊も戦争も無く、アメリカの戦争に家族が派兵されている訳でも無かったのに、何故反戦だったのか?

勿論戦争体験も無い私たち若者の多くが、何故あれ程影響を受けたのか・・

たぶん、海を渡って来た異国の若者文化に、その若いエネルギーと《選ぶ自由》への強い憧れがあったからかも知れません

私は、ただ大人が敷いたレールに乗るのが嫌だった、世の中の体制におとなしく従うのが嫌だった、そんな反発心で私なりの《選ぶ自由》を求めたからだと今にして思うのです

ですから反戦運動と言うよりは、自分のご都合主義でこのヒッピー・ムーブメントの只中に飛び込んで居たのでしょう・・  まったく甘いですよね

 

さて、前置きが長くなってしまいました

そんな訳で、この街を一度見てみたいと思っていました

従妹とランチをした後、このまま少し歩けばヘイトへ出ると言うので彼女と別れた後ぶらぶら歩いて行きました

 

早速この街の住人らしき風態のカップル目撃!

 

 

ヘイトの通りへ出ました、レインボーが出ましたね

 

これは只の装飾では無いのですよ、この街のシンボルと言っても良いのではないでしょうか? (もっともこの場合はお店の壁面ですから装飾的な意味だと思います)

以前来た時バスでこの街を通ったら、虹を描いた小旗があちこちの家の窓に掲げられて目を引きました

何かのイベントのマークなのかな?と思ったらそうではなく『私たちはゲイのカップルです』 又は『ゲイを認めます』 と言う意思表示のサインだったのです

サンフランシスコは全米で初のゲイの市長、ハーベイ・ミルク氏を生んだ所です

ここヘイト・アッシュベリーの街はヒッピー発祥の地でありゲイ差別反対の地であり、昔も今も若者たちの集まる所でした

 

この赤い建物は<レッド・ビクトリアン>といって有名なB&Bだそうです

 

 

こんな子供専門店もありましたよ、ウィンドーに飾られているベビーカーに乗ったお人形かわいいなぁ~

 

 

ガイドブックに必ず乗っているこの 《足》 一体何のサインなんでしょうね

ポップアートとして見れば、それなりに面白いけど・・

この街の住人は変わった事して人を驚かすのが好きみたいですね

いいんじゃあないですか~  私面白いの大好きです

 

 

もっと丹念に見て行けば、ジャニス・ジョプリンが暮らしたアパートとか

60年代の古着ショップとかまだ色々面白い所があったのでしょうけど

丁度ダウンタウンへ向かうバスが来たので乗ってしまいました。

 

 



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8 コメント

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Unknown (ミーシャ)
2009-02-14 21:08:28
そうなんですね、ちょっと世代は上なのだから、そういう時代ですよね。
かっこいいアロマ姉さんの履歴を垣間見て、ますますファーンになりました。
パンタロン履いたアロマ姉さん、想像しちゃいました!!ピンキーとキラーのイメージしかないけど。
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一人ヒッピーでした (ミーシャさんへ)
2009-02-14 21:55:19
あはは・・パンタロンなんて今聴くと照れると言うかハズカシイですね
ご本家のヒッピー達のようにコミューンを作って団体生活するほどではなく、キャロル・キングやボブ・ディランなど聴きながら『自由の風』の吹く方を向いていました。
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Unknown (原村)
2009-02-14 23:09:25
こんばんは。
至って保守的な自分でした。
政治的には共感できても、風俗的には採用しませんでした。
芸術的な発想がないのかも。

前段の所の話しですが。
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人それぞれです (原村さんへ)
2009-02-15 09:31:03
そうですよね、あの時代の若者が皆ヒッピー風になった訳ではありませんね

今、心豊かに自然を愛しながら暮らしていらっしゃる原村さんは素敵です。
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ドキッ! (elmo)
2009-02-15 09:35:43
わあ、びっくりしたあ~!
何ですか、この足~^^
面白いですね。ヒッピー文化ってロスじゃなくて、サンフランシスコのほうだったんですね。
テレビで東大紛争や浅間山荘(これは小学校の教室で生中継見ていました。きっと先生が見たかったんでしょうね。授業中ず~っとついていましたから)など見ていてちっともわかりませんでしたし、恐怖しか無かったです。あれ?これと違う?でもお姉さま達のファッションなどすごく興味があって、万博の頃は私もパンタロンスーツなるものを履いた覚えがあります。
私の時代はピンクレディーや聖子ちゃんです。キッスやマイケルジャクソン。何にも無関心な世代と言われました。もしかしたら、あの浅間山荘での出来事を見て抵抗しても無駄だという観念が植え付けられたのかもしれません。な~んか、素敵な写真なのに昔話になっちゃいました。(笑)
ダウンタウンが楽しみです。
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昔ばなし (elmoさんへ)
2009-02-15 12:23:25
こんなの読んだらやっぱり思い出しますよね
でもelmoさんとは一世代違うから、知っていそうで知らない文化・風俗だったかも知れませんね
でもパンタロン・スーツ着たの? 流行ってすごいね!

小学校で浅間山荘事件の中継を見せられたと言うのは、ちょっと過酷でしたね。 意味分からないし本当にただ恐ろしかったでしょう・・
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 (忠太)
2009-03-21 18:09:09
印象的ですね、この足!
マン島に3本足をモデルにした国旗があります。由来は、明瞭でないそうです。ケルト文化との関連が指摘されています。
ひょっとすると、サンフランシスコに伝播したのかしれません…
そんなことないですかね。マン島の国旗を紹介しているサイトのURLは、http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%B3%B6です。一応参考までに、、、
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マン島 (忠太さんへ)
2009-03-22 12:12:29
忠太さんありがとう、インパクトありましたこの国旗
マン島へ行ってみたくなりましたよ
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