同館開館30周年記念特別展と銘打った展覧会を見て来ました。今回は展示作品すべてが同館所蔵品でなく「個人蔵」だと云うことに興味を持ちました。どなたの持ち物?なのかはパンフや出品リストでは一切分かりません。多分聞いてもヒミツでしょう。
個々の作品数は少ないものの、印象派に少なからず影響を与えたと言われるターナーからピサロ、シスレー、モネ、ルノワール そしてよき時代のエコール・ド・パリの多彩なと著名な画家の作品を歴史をたどるような形で、しかも、ほぼこれはあの人の作品という特徴があるものばかり一堂に見られるのも珍しいことだと思います。
入館前に受付で「ギャラリートーク上映会がまもなく始まります」というアナウンスを聞いたので、先にそちらへ参加して見所を教えてもらいました。時節柄、会場で学芸員さんと回るのでは無く、予め撮影しておいたビデオを見る形のものでした。
最初にターナーの説明を聞きましたが、画面に小さく画いてある牛や教会、耕す人々などを教えてくれたので、見過ごすこと無く作品を見ることができました。特に、ターナーのこの作品は、本邦初公開だそうです。(パンフの裏面部中段左がそれです。)