★エコ・フェスタかわさき2014
毎年恒例の川崎地域環境リーダー企画の環境イベント、
「エコ・フェスタかわさき2014」が開催されました。
(参加者41名、うち地域環境リーダー29名)
エコ・フェスタかわさき2014
新たなる起動!!
川崎のエコ活動と学びの場の環
今年は国連ESD(持続可能な開発のための教育)の最終年でもあることから、
ESDとは何か、ESDの日本と世界の動向、各地の事例などをを伺いました。
ESDとは「地球的な視野をもつ市民を育成することを目的とする教育のこと」。
この概念は難しく、まだまだ理解は困難なことを感じつつも、
ぜひ、川崎で、これらの視点を取り入れ、
「川崎における持続可能な社会に向けた学びの場づくり」を試み、
活発に行われている「川崎のエコ活動」と「学びの場」をつなげることについて、
これから考えていきたいと思っています。
日時:2014年12月14日(日)13:30~16:30(予定)
会場:てくのかわさき(川崎市生活文化会館)2階 てくのホール
JR南武線 武蔵溝ノ口駅より徒歩5分
左:開会の挨拶:実行委員長 山口和之(第15期)
右:来賓の挨拶:川崎市環境局環境調整課長 武藤良博 氏
◆川崎市地域環境リーダー育成講座 第17期生 活動報告
2014年10月に講座を終えた、第17期の修了生の方々に、
講座の中で取り組んできたテーマについて、ご報告をいただきました。
5レンジャー(ごみ分別の推進)チーム
ゲームや展示ポスターなど、どうやって人に関心を持ってもらうか、
発表資料にも工夫が凝らされていました。
工夫の凝らされた展示物の数々。
みどりのちから(緑を愛し、親しむ機会を設ける)チーム
川崎市内の緑地の変遷=減少の実態を調べ、
市民に緑地の大事さ・楽しさを伝えることで、保全を目指しました。
イベントの際には、参加者にも参加を促してコメントを集めました。
◆講演
「ESDの日本と世界の動向、先進事例」
~ESDの10年のこれまでとこれから~
講師:村上千里 氏
「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)理事
「持続可能な開発・発展」と聞くと、
どうしても「開発が続いていく」という解釈をしてしまいがちですが、
開発という意味は「より幸せに暮らしていける社会をつくること」。
つまり、将来世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、
現代世代のニーズを満たすような生活を行うことです。
将来世代にツケを回さない、同世代にもしわ寄せをしないことが重要です。
また、現在は世界中の人が日本人と同じ生活をすると、
地球が約2.7個(2010年調べ)必要になるほどと言われていますが、
それは、それだけ地球に過負荷がかかっているということで、
地球の資源を食いつぶしているということです。
この生活は「持続可能」とは言えません。
どこかで見直していくことが必要で、その学びこそがESDと言えます。
(参考)エコロジカル・フットプリント
私たちがどれだけの面積の地球上の土地を使って生きているかを表す指標。
※エコロジカル・フットプリントの計測方法:WWF
※エコロジカル・フットプリント・ジャパン
⇒ 自分の暮らしが、地球何個分を使っているか調べられます。
ただ講演を聞くだけではなく、参加者同士での対話を行い、
これからの川崎市の環境教育の新しいステップへのきっかけづくりとなりました。
◆「生物多様性かわさき戦略 ~人と生きものつながりプラン~」とは
川崎市環境局総務部環境調整課 藤田晃央 氏
川崎市内の環境活動紹介
(チラシをお持ちいただいた環境リーダーに、活動やイベントをご紹介いただきました)
追加情報
川崎市総合企画局スマートシティ戦略室では、スマートシティの推進に向けて、
モデル事業を始めとしたスマートシティ関連施策を整理し、
本市における取組を総合的かつ効果的に推進するため、
「川崎市スマートシティ推進方針(案)」を取りまとめました。
※現在、この推進方針(案)について、市民からの意見を募集中です。
ぜひ、意見を出しましょう!
〆切:1月13日(火) 詳細、意見提出は、こちらから。
閉会の挨拶:本田泰教(第9期)
実行委員会の面々
環境リーダー講座とエコ・フェスタの歩みを展示
≪記念の集合写真≫
※参考:昨年のエコ・フェスタかわさきの様子
主催:川崎市地域環境リーダー(エコ・フェスタ実行委員会)/川崎市環境局環境調整課
連絡先:eco_festa@yahoo.co.jp
TEL:044-200-2387 /FAX:044-200-3921(川崎市環境局環境調整課内
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