(立憲民主党 役員一覧 立憲民主党公式サイト:党基本情報より)
この度の選挙結果には、
まあ、皆さん色々な見方があって、
様々な立場で言いたいこと言ってます。
それはいいんですが、ただ、
不満のある人達(朝日新聞とその仲間たち?)の共通認識は、
「野党分裂で与党圧勝」ということのようで、
でも、それってホントでしょうか?
有権者は「与党」と「野党」で色分けして投票してるとは限りません。
優先順位も一人一人違うわけだけれども、
「憲法改正」「安保法制容認」という部分に限って言えば、
日本維新の会や希望の党は「野党」じゃないですから。
(「改革保守」希望の党の候補者には怪しげなところもあったけど)
野党結束って言っても、
そもそも「政権交代」や「反安倍」は政策じゃないでしょ。
そんなわけで、我ながら暇だなと思いますが、
「大躍進(と言っても議席数は自民党の約1/5程度)」の立憲民主党役員の面々、
それぞれの選挙区の数字を見てみました。
まずは最高顧問、菅直人さん。東京18区です。
(Wikipedia:東京都第18区より)
これはもう、
共産党が候補を出さず推薦してくれた、
かつ、希望の党が改憲・安保票をちょびっと噛じっていった、
と見るべきでしょう。
率直に言って、
真実「野党分裂」してたら、
菅クンに当選の芽は無かったと思います。
続いて、もうひとりの最高顧問、赤松広隆さん。愛知5区です。
(Wikipedia:愛知県第5区より)
ここも共産党いません。
希望の党がいらっしゃいますが、
仮に自民と立民一騎打ちだったなら、
希望に投票した人達は、さて、どちらに入れたでしょう?
と、ここまでは、
有権者の側に「保守分裂」の感有りだったんですが、
代表の枝野幸男さん、埼玉5区については何も言えません。
(Wikipedia:埼玉県第5区より)
ひとり、しっかり過半数です。
今回、俄然「男を上げた」ことになっている(ワタクシの嫌いな)枝野クンですが、
ええ、この結果は(悔しいけど)素直に認めます。
ただし、立憲民主党が掲げる政策というより、
「排除」された憐れな人々を救うべく自ら立ち上がった、
という筋書きが良かったんですね。たぶん。
なのに勘違い?
枝野クンお得意のオモシロ屁理屈、
憲法改正について。
「(論議を)したいと言う人がいるなら、そのこと自体は否定できない。その代わりに首相の解散権制約も俎上に載せてもらわないといけない」
「安倍氏が首相のうちにやりたいという話であれば問題になる」
*Web産経ニュース:立民・枝野幸男代表「9条改正論議応じる。代わりに解散権制約も」
→http://www.sankei.com/politics/news/171024/plt1710240078-n1.html
いやいやいや・・・
では、気を取り直して、
お次は代表代行(兼政調会長)の長妻昭さん、東京7区。
(Wikipedia:東京都第7区より)
スミマセン(何故謝るのかは自分でも分からないけど)、
共産党さんがいないとはいえ(と言うか、それもあって)、
ここも過半数制してますね。
えーと、何かシャクなんで、
どんどん行きましょう。
副代表(兼選対委員長)の近藤昭一さん、愛知3区。
(Wikipedia:愛知県第3区より)
ここでもやっぱり、
希望票が食ったのはどっち?
とか考えちゃいます。
もうひとりの副代表(兼総務委員長)は佐々木隆博さん、北海道6区。
(Wikipedia:北海道第6区より)
うわ!共産票そのまま上積み!!
スミマセン、スミマセン、スミマセン。
さて幹事長、福山哲郎さんは参議院議員なので置いといて、
いよいよ真打ち(?)国対委員長(!)、
辻元清美さん、大阪10区です。
(Wikipedia;大阪府第10区より)
おおうっ、清美チャンも共産票ばっちり上積みですね。
っていうか、だからさあ、
日本維新の会、「改憲勢力」として選挙協力しようよ。
「保守(一応だけど)分裂」してる場合じゃないと思うんですけどねえ。
朝日もNHKも、彼女に対しては決して言わないけれど、
清美チャン、またもや「漁夫の利」ですよ。
とまあ、そんな見方もできるんじゃないかと・・・
やや食傷気味かも、ですが、
せっかくなんで、
立憲民主党入りが囁かれている山尾志桜里さん、愛知7区も見てみましょう。
(Wikipedia:愛知県第7区より)
ここは一騎打ちなんで。
(どれほど不満があっても)受け入れる他ありませんね。
にしても、834票差!
荒天ということもあって投票に行かなかった人達は、
今、どう思ってるのでしょう?
「あっぶねー」と呟いた人と「しまったー」と叫んだ人と、
果たして、どっちが多いんでしょう?
ちなみにこの愛知7区、
無効票が多い(11,291票)とかで騒がれまして、
一部に陰謀論もあったりしますが、
ワタクシ、そこら辺は全く興味ありません。
例えば、
「がんばれ」とか「負けるな」とか「二枚舌」とか「女の敵」とか「◯軽女」とか「〇ね」、とかとか、
「他事記載(個人特定に関わりのないことを書いちゃう)」すると無効なんで。
そういうの、いっぱいあった気がするし。
なんと言っても「日本死ね」の志桜里ちゃんだし。
〈投票用紙に、候補者の名前に加えて書いても無効にならないものは、政党名・敬称・住所・職業のみです。
投票用紙にこれ以外のものを記入すると、『他事記載』といって、名前が間違っていなかったとしても、全て無効となります。
具体的には、「~に投票します」「~さん、頑張ってください」などの言葉や、★や♪などの記号や装飾、似顔絵やイラストなども、投票用紙に書かれていた時は、全てその票自体が無効になります〉
*大越行政法務事務所:選挙で、候補者の名前を投票用紙に書き間違ってしまったらどうなるの?
→http://www.i-souzoku.net/column/senkyo/
双方の立会人もいるわけで、
開票作業自体は信頼してます。
〈「陣営を代表して丁寧に確認作業を進め、疑問票や無効票についても双方納得の上、その束ごとに一つ一つ押印していく為に、その段階での不審な行為は不可能であろうと思われます」〉
*J CASTニュース:山尾志桜里選挙区の「無効票」騒動 相手陣営の鈴木淳司「不正ではない」表明で決着か
→https://www.j-cast.com/2017/10/27312362.html?p=all
さて、こうしてみると、
共産党が候補者を出さない、
というのは確かに「反自民」に好都合、
けど、維新の会や希望が「野党協力」せず「野党分裂」したのも、
それはそれで、実は「反自民」に好都合だった、
と言えたりもするんじゃないかと思うんですが、
如何なもんでしょう。
何はともあれ、
結果が出て以降の旧民進議員たちの体たらく、
人って変われないんだなあと、
しみじみ哀しくなります。
まして、
選挙結果は「民意ではない」とか言い出す人達(朝日新聞とその仲間たち)など、
つくづく憐れですわ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます