
(NHKニュース7より)
「6人に1人。厚生労働省がまとめた、所得がある一定の水準に満たない貧困状態にある子供の割合です」
(NHK NEWS EWB:子どもの貧困 学生たちみずからが現状訴える
→http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160818/k10010641551000.html)
という枕で始まった例のニュース、
ネットでエライことになってますね。
(で、既に古い話になりつつあるわけですが・・・)
(何のこと? という方は、とりあえずコチラを)
*netgeek:[炎上] NHKに自称「貧困女子高生」が登場するも豪遊発覚。同級生も怒りの告発
→http://netgeek.biz/archives/81134
時に私、
普段はほとんどテレビ見ないのに、
オリンピック期間中ってことでNHKニュース見てたもんだから、
この「うららちゃん」に、たまたまライブで出くわしちゃったんです。
まあ、正直、
冒頭の「ある一定の」という説明で私的にはもう眉唾モード、
実際、写り込んでいたお部屋にはモノがあふれていたし、
学校行けないから、で諦めるんなら、そんなもの夢とは呼べないだろう、
程度の感想を持って、
ああ、NHKだなあ、なんて、しみじみ。
ちょいと(ウチの)奥様に、
カクカクシカジカの、おもしろニュース(!)があったよ、と話したくらい。
ほぼ、スルーしてました。
しかし「コワイ世の中」ですね。
ネット上のカウンター情報は、
それ自体、それなりの価値はあるのだろうけれど、
当たっているのか、言いがかりに過ぎないのか、
実家の住所や写真をアップするのは、流石にどうだろうと思うし・・・
NHK様の作り出すストーリーがそのまま通じなくなった、
という意味でなら、
とても「イイ世の中」になったと言えるのは確かですけどね。
何にせよ、
この騒動で覚えておかなきゃ、なのは、
相対的貧困「所得がある一定の水準に満たない貧困状態」、
相対的貧困率「6人に1人」、
という説明が、如何に恣意的なものかってことです。
うららちゃんの生活実態はともかく。
〈世帯収入から子どもを含む国民一人ひとりの所得を仮に計算し、順番に並べたとき、真ん中の人の額(中央値)の半分(貧困線)に満たない人の割合〉
(コトバンク:相対的貧困率/朝日新聞キーワード解説
→https://kotobank.jp/word/%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E7%9A%84%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E7%8E%87-552844)
なんていう解りにくいシロモノに、いちいち振り回されちゃいけないんです。
うららちゃんや、お母さんや、お姉さんの生活実態はともかく。
何故って、
クーラー無い、パソコン無い、で貧困になるのなら、
ウチの娘達も十分にソレですわ。
(っていうか、相対的に言えば、そりゃ上には上がいるわけで、
誰だって「貧困」を名乗れますから)
ま、好き(で、ヒマ)な人には、素敵な材料になったということで。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
*相対的貧困と絶対的貧困について、まじめに書いた昔の記事。
PROM.23 「相対的貧困」/「絶対的貧困」
→http://blog.goo.ne.jp/kawai_yoshinori/e/b2450820f61d15b87a4451961f676acf
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