一度の人生 Granma Room 独り言

元気で楽しく思いままの雑記帳

恩師の声

2010年07月11日 | 楽しく生きよう

        

 

        夕刻に 鳴り響く 電話音。丁度夕食の支度中。

        念のためガスを止め電話口へ。

        第一声で「恩師だと」気づいた。高校生の頃の自分と先生。

        優しかった笑顔、部員達を溺愛し「甘いと言われた」恩師。

        この先生のもの言わぬ「愛情が」生涯の私への教えと成った。

        「人は欠点だらけ。有りのままの姿を受入なさい」

        思春期の、あの未熟な私を戒め励ましてくれた方。

        「元気にしていますか?ぼくはこの十年間、若い頃の持病で(喘息)

        苦しみましたが、幸いにも良いお薬が出来て・・・命拾いしました。

        貴女はどうですか?今でもあの頃の貴女を思い出しては

        懐かしくなります。」

        答える私は  声を詰まらせて居た。

        卒業してから40年以上経ち、最後に出逢ったのは主人を

        紹介したとき。

        「貴女も嫁に行き三人の子持ちに成ったのですね

        お転婆で気が強いですが良い子です。ご主人、一生大事に

        してあげて下さい。

        僕の大事な宝物ですから」 今でもその笑顔を忘れない。

 

        90歳に近いお年かと・・・暑さ厳しい日々ですが、お体大切に

        元気でいて下さいね。御声を聞けて幸せです。

        40数年前の私が其処にいた。

 

                    


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