９０年代って意外にもジャズが復活した時代でもあるんですよね。今もその流れが続いて、未だにジャズが熱かったりするかもしれません。もっとも、元はアシッドジャズやクラブの影響で、今まで評価されなかったジャズが急に脚光を浴びたりして、それまでの価値観が１８０度変わった部分があり、それ以上に新たな価値観を持った若い世代が登場して、ジャズ本来の斬新さを取り戻した感があります。今日のコートニー・パインなんかも、ミック・ジャガー絡みで注目された人です。
このアルバムは彼のアルバムの中では僕が最も好きなアルバム。彼はこの後、クラブ系の方へシフトしてしまい、僕個人としてはあんまり面白くなくなったのだけど、このアルバムは別格。ジャズ、フュージョン、アフリカ、インド、レゲエ、スカ、ポップスなどあらゆる要素が絶妙なブレンドで調合された、素晴らしいアルバムです。
①の出だしのサックスからああこれは名盤だと思わせる印象に残るフレーズ。②でアフリカに行き、③、④はフュージョンともトラディショナルとも言える正統的なジャズ。で、スカタライツのカバーの⑤。ジャズ本来の楽しさを感じることが出来ますし、この人のルーツ（ジャマイカ移民の第二世代。英国生まれ。）も感じることが出来ます。⑥や⑪、⑬の伝統的なジャズ。⑦はアンビエントでインド的な世界を構築（コルトレーンへのオマージュ？）。⑨のアクセントを挟んで（６０年代の⑧、⑩の女性ボーカルをフューチャーした現代的なポップス（同時期だとアニタ・ベイカーとかオリータ・アダムスのアルバムの雰囲気っぽい。⑩はかなり現代的）。⑫のボブ・マリーのあの曲のカバー。完璧。
文章にすると散漫な印象を受けるかもしれませんが、アルバム全体の整合性は素晴らしいものがありますし、９０年代を代表するアルバムの一枚だと思います。ブックオフとかで見かけたら聴いてみてください。
アイズ・オブ・クリエイション
コートニー・パイン
曲名リスト
1. ヒーリング・ソング
2. ザイール
3. カントリー・ダンス
4. 賛美歌
5. イースタン・スタンダード・タイム
6. X-カリバー
7. 瞑想
8. ライフ・ゴーズ・アラウンド
9. アーク・オブ・マーク
10. チルドレン・ホールド・オン
11. クレオパトラズ・ニードル
12. リデンプション・ソング
13. 聖杯
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評価
★★★★★（僕の無人島レコード・ＣＤの一枚）
入手度
★☆☆☆☆（新譜としての入手は難しいかもしれませんが、中古で安く手に入るかも。）
人気blogランキング→こうなったら次回もジャズでいきます。
このアルバムは彼のアルバムの中では僕が最も好きなアルバム。彼はこの後、クラブ系の方へシフトしてしまい、僕個人としてはあんまり面白くなくなったのだけど、このアルバムは別格。ジャズ、フュージョン、アフリカ、インド、レゲエ、スカ、ポップスなどあらゆる要素が絶妙なブレンドで調合された、素晴らしいアルバムです。
①の出だしのサックスからああこれは名盤だと思わせる印象に残るフレーズ。②でアフリカに行き、③、④はフュージョンともトラディショナルとも言える正統的なジャズ。で、スカタライツのカバーの⑤。ジャズ本来の楽しさを感じることが出来ますし、この人のルーツ（ジャマイカ移民の第二世代。英国生まれ。）も感じることが出来ます。⑥や⑪、⑬の伝統的なジャズ。⑦はアンビエントでインド的な世界を構築（コルトレーンへのオマージュ？）。⑨のアクセントを挟んで（６０年代の⑧、⑩の女性ボーカルをフューチャーした現代的なポップス（同時期だとアニタ・ベイカーとかオリータ・アダムスのアルバムの雰囲気っぽい。⑩はかなり現代的）。⑫のボブ・マリーのあの曲のカバー。完璧。
文章にすると散漫な印象を受けるかもしれませんが、アルバム全体の整合性は素晴らしいものがありますし、９０年代を代表するアルバムの一枚だと思います。ブックオフとかで見かけたら聴いてみてください。
アイズ・オブ・クリエイション
コートニー・パイン
曲名リスト
1. ヒーリング・ソング
2. ザイール
3. カントリー・ダンス
4. 賛美歌
5. イースタン・スタンダード・タイム
6. X-カリバー
7. 瞑想
8. ライフ・ゴーズ・アラウンド
9. アーク・オブ・マーク
10. チルドレン・ホールド・オン
11. クレオパトラズ・ニードル
12. リデンプション・ソング
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入手度
★☆☆☆☆（新譜としての入手は難しいかもしれませんが、中古で安く手に入るかも。）
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