というわけで、紅葉を先取りするべく戸隠と白馬に行ってまいりました。
白馬には2018年に行っていますが、今回はコースを大幅にアレンジしています。
朝一番の「かがやき」に乗って長野に向かい、走り出したのは8時ごろ。
まずは戸隠を目指すべく、北上してバードラインに入ります。

バードラインのメインイベントと言えるのがこの七曲り。
スノーシェードに入った途端に斜度が際限なく上がり、脚と肺への負担もどんどん増えていきます。記憶にある限り、最大斜度は18%でした。
のんびりサイクリングモードで来てしまった俺の脚はあっという間にへこたれ、歩いたほうが速いようなスピードでふらふらと登っていったのですが、1つ目のカーブを曲がると勾配が10%くらいまで緩みました。
まあ10%でも十分激坂ですが、この程度なら常識の範囲内というものです。そしてその後は15%を超えるようなスーパー激坂は出てきませんでした。
ふははは、七曲りめ口ほどにもない。手強いのは最初だけか!(脚をプルプルさせながら)
その後はアップダウンの多い道を経て戸隠に入ると、まず向かったのは鏡池。

鏡池は戸隠の北西にあり、・・・まあ見てわかる通り、山々が鏡のように水面に映りこむ撮影スポット。
紅葉のピークはもうちょっと先かな~という感じですが、まあそれはぜいたくという物でしょう。ぜいたくついでに言うと、奥に見える戸隠連峰が雪をかぶってくれていると最高だったのですが。

ここは秋に限らず、四季折々の景色を見せてくれそうです。
特に冬の雪景色とか最高じゃないですかね?自転車で来るのは不可能でしょうけど。
さて。戸隠に来た以上、そばを食わずに帰るわけにはいかないでしょう。まだ時間は10時ごろ、昼飯にはいささか早いですが知ったことではありません。

そこで早い時間から店を開けてくれているよつかどへ。
かなりの人気店らしいのですが、さすがにこんな時間ではお客さんも少なくすんなり入れました。

戸隠そばを堪能した後は、白馬に向かうべく県道36号を南下。途中にある大望峠からは戸隠の山々が良く見えたのですが、

北アルプスはちょっと霞んじゃってました。少し雲が増えてきたかな・・・
更にしばらく走ると国道406号に合流し、そこは鬼無里。ここに来たら行くべき場所があります。

そう、おやきのいろは堂です。さっきそばを食ったばかりですが、知ったことではありません。
ここのおやきは種類が豊富で、じゃがいもや舞茸と言った季節メニューもそろっており迷うのですが、秋限定の栗あんと、オーソドックスな野菜ミックスをチョイス。
2つ頼むと1つオマケがついてくるのですが、さすがにそんなに食えないので1つはお持ち帰りに。後半戦の補給にするつもりだったのですが、食べるタイミングが無く、結局帰りの電車でのおやつになりました。

鬼無里から西へ向かい、やってきました白沢洞門。これをくぐると白馬、そして北アルプスを望む絶景スポットです。
工事中でいささか風情を欠くのは、まあしょうがない。

そしてトンネルと抜けると・・・あれ?思ってたほどではない・・・
雲が増えて北アルプスの山頂が隠れてしまい、加えて山肌に雪が見えないのが原因でしょうかね。

しかしそれはそれとして、ここはやはりトンネルの中からの方が映える気がします。
ここからいったん白馬に下り、今日の最終ステージである黒菱林道を登ります。
黒菱林道とは、白馬八方尾根スキー場を標高1500mまで登っていく林道です。眺めの良さで知られますが、通行できるのは7月から10月の間のみ。
そして登り切った先からはリフトに乗ってお手軽に八方尾根にアプローチできます。

登っていくと、紅葉はなかなかいい感じなのですが、見えるはずの北アルプスの山が全く見えません。だいぶ雲が厚くなっているようです。

しかし下界を見下ろす光景はなかなかのもの。さっき休憩したローソンはアレかな?

しかしこの坂は甘くありません。なんせ標高差は700mあるのに距離は僅か8kmちょっと。平均勾配は9%です。
体感では10%以上の坂が連続し、長野からここまで走ってきた脚に追い討ちをかけてきます。

息も絶え絶えになりながら上の方を見るとロッジらしきものが見えてきました。
道路の形などから見て、あそこがゴールで間違いないでしょう。よっしゃあと少し!
・・・いやまだ結構あるな。

ゴール地点はこのカフェテリア黒菱が目印。ここで一息入れようかと思ったのですが、トイレ以外は閉鎖されていました。
スキーシーズンだけ営業してるのかな?

ここでは紅葉がまさにピーク。
あのリフトに乗ってさらに上に行けば八方池にいけるのですが、歩いて往復2時間半かかると言うし、なによりこの天気では眺望も望めないので今日はやめておきました。
またいずれ来ることにしましょう。
