いやあ、激しい戦いになった。ソチ五輪フィギュア男子シングルのフリースケーティングだ。
【フィギュア】羽生、日本男子初の金!町田5位、大輔6位(スポーツ報知) - goo ニュース
結果は、皆さんご存知の通り羽生がSPのトップのまま逃げ切った形で、日本男子初の金メダルを獲得した。
まさに快挙というべきだが、肝心の演技そのものは快心とはいえないものだった。ジャンプの安定度では、日本でも屈指の羽生がなんと転倒2回というのも珍しい。
だが、その後の羽生は心が折れなかった。鋼のような強い気持ちを感じたが、後半のジャンプも決めて、金メダルへの挑戦権を得た・・・演技が終わったときには、小生そんな感想を持った。
っていうか、これでは絶対王者チャンに逆転されるんだろうなあと。
そのチャンが冒頭の4回転3回転を見事に決めたとき、あっ、やっぱりやられた・・・と思ったが、ここからが五輪の重圧だった。
羽生以上にミスらしいミスをしないチャンが、えっ、ほんとに・・・と思うくらいバランスを崩す。3回転が2回転になるなんて見たことないぞ。
演技が終わったときに、これは激戦だろうな・・・と思ったが、結果的にはSPの貯金が大きな差になったというべきだろう。
あのチャンですら・・・やはり五輪の重圧はすごかったというべきだろうし、またしてもカナダの呪いはとけなかったという・・・
だが、おそらく勝負を分けたのは、羽生の気持ちの強さだったのだろう。東日本大震災を経て、羽生の気持ちはとてつもなく強くなり、また東北の人たちの応援も背中を押した。
強いといえば、高橋も町田も強かった。町田の気持ちの強さも感じたし、次の世代は羽生・町田・小塚がまずは支えるということになりそうだ。
チャンもまだ23歳、もう一度チャンスはありそうだ。この大会が我々日本人にとって、東京の豪雪とともに、記録にも記憶にも残る大会になったことは間違いないだろう。
そういえば、仙台のスケートリンクは荒川と羽生という二人の五輪の金メダリストを生み出した。ちょっとしたジンクスになるかも・・・
カナダの呪いは次回以降に持越しか・・・思えば、札幌のときのカレン・マグヌセンも銀だったなあ。白い衣装が抜群に可憐だったなあ(←トピずれかつ誰も覚えてないだろって)
プルシェンコ選手が、彼を「今は僕のアイドル」とコメントしているのもすごいですね。
それにしても、個人戦でプルシェンコが登場していたら・・・、見てみたかったです。
そして、キム・ヨナ選手の「いきなり五輪」の評価は果たして!? 決戦が近づいてきました♪
プルシェンコとの競演は幻に終わりましたが見てみたかったですね。
羽生が四回転のコツをプルシェンコに教わったという話を聞きました。また、チャンとの何度も繰り返す戦いも彼を成長させたんでしょうか。
女子の戦いも楽しみになってきました。やはりこちらも気持ちの強さが勝負を分けそうな。