アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第24回いとこの会

2017-03-23 06:00:02 | 落語

人間国宝だった先代小さんの弟子の多さは有名であるが、当然孫弟子となると・・・で、その孫弟子たちが6人組織されて運営している「いとこの会」。

 

 その会も小生が行くようになって、今回で5回目になる。毎回6人中4人が出演するが、今回は花いち、緑君、市弥、八ゑ馬の4だ。

 まずは花いちが登場、グタッとした入りは好みがあるのだろうが、素でのしゃべりが落語っぽくない感じで・・・

 

 といいつつ、始めたネタは新作の「不揃いの野菜たち」というもの。初めて聞くネタだったが・・・やけにウケているお姉さんの声が響いた。

 続いて登場したのが市弥。始めたのは・・・おっ、「転宅」だ。師匠市馬も十八番にしているネタのひとつだが・・・うーん、辛口のコメントになるが、もうひとつテンポに乗り切れていないような。

 

 基本はナンセンスな噺だし、だけに軽快なテンポがほしいのだが・・・なんとなく市弥自身が今迷っているようにも・・・

 中入りをはさみ緑君の登場。前回の「大工調べ」はなかなか啖呵がよく、いい仕上がりだったが・・・この日始めたのは「松竹梅」だった。

 

 生で聞くのは久しぶりな感じだったが、これまたよく仕上がっていた。緑君は逆に今伸びているのかも・・・

 二ツ目というのは、迷ったり踏みとどまったり、伸びたり・・・いろいろある時期だと思う。こういう会だと、今、その噺家がどういう状況かがわかるのが貴重だ。

 

 いずれにしろ、今の二ツ目が伸びない限り、落語界の未来はないわけで、我々にできるのは応援することだけだ。

 といいつつ、この日のトリは八ゑ馬。始めたのは・・・むむ、「寝床」だ。上方版を聞くのは初めてかも知れない・・・

 

 なかなかの熱演であったが、これもあえて辛口を・・・もう少し構成を工夫し、軽く仕上げてほしかった。

 かれこれ45分くらいというのは、やはり長い・・・まずまずの仕上がりだっただけに、やや満腹感が最後来たのがもったいないかなあと。

 

 といいつつ、引き続き素敵な席亭さんを応援し、二ツ目を応援していきたいとものだ。またお伺いしようっと。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横浜ラーメン武蔵家 | トップ | テルマエ・ロマエの宿が倒産 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

落語」カテゴリの最新記事