餃子の屋台

先日歩いていたところ、道端にライトバンの屋台が止まっていた。何の屋台かなと思ったら、餃子の屋台だった。もちろん、テイクアウトが前提のようだった。

　へえ、餃子の屋台ってありそうでないなあ、けっこう珍しいかもと思ったが、当日は、餃子を買う予定もなく、通り過ぎた。
　すると、聞こえてきたのが屋台の売り声だ。「ぎょうざ～ぎょうざ～」という売り声が、「さおや～さおだけ～」のリズムとまったく一緒だったのだ（笑）

　うーん、落語のマクラにも売り声ってのがあるが、この売り声はなんか違うだろうって・・・ということで、どの売り声がマッチするか、歩きながら考えてみた。
　まずは、納豆屋さんだ。納豆は糸引くってんで、売り声の方も糸を引くような感じでやらなきゃいけない・・・「ぎょうざ、ぎょうざぁ～ぎょうざ」うーん、ダメだ（汗）

　じゃあ、焼き芋屋さんならどうだ、「やきぎょうざ～石焼ぎょうざ～」むむむ、なんか受け狙いみたいだぞ。
　うーむ、やはり餃子の屋台を想定していないからしっくりこないのかも。そうだ、かくなる上は、お魚の歌とか、きのこの歌みたいにテーマソングを作って、それを流していけばいいじゃないか。牛タンのソングもあることだし・・・（苦笑）

　早速歌詞を考えてみた。♪家族みんなが大好き餃子、僕はご飯にパパはおつまみ、ママも便利で明るい笑顔。ぎょぎょぎょ～餃子だよ、今日のおかずは餃子にしよう～
　♪肉と野菜でスタミナ餃子、ニラとにんにくひき肉もグー、私の好みは水餃子かな。ぎょぎょぎょ～餃子だよ、明日の出掛けに口臭注意～
うーん、やっぱダメかあ（苦笑）

　かくして、売り声のまねをしながら、こんなことを口走って歩いていたら、警察に職務質問されてしまったという（←実話）
　まあ、疑いは晴れたので、よかったのだが・・・って、何の疑い？（笑）

　ちきしょう、こんなことになったのはあの餃子屋の屋台のせいだぞ・・・絶対買わねえからな・・・って、単なる逆恨みでは（苦笑）