さて、前夜たらふく飲んだ小生・・・翌朝に、前日お参りをしたお神輿が、神社に帰る「お山入り」という行事から見に行った。
この地区の場合、お仮屋の脇に舞台を設置し、ここで三番叟をやるのがパターンになっている。この三番叟、1810年に船が足止めをくった歌舞伎役者が、地元に伝授したものと伝えられていて、小学生がやることになっている。
実は小生、この三番叟を大昔やったことがあり、懐かしく拝見した。
写真は翁という老人役の少年。重い衣装にお面をつけるので、この季節には地獄のような状況。まして、老人っぽいスローモーな動きはかなりこたえるだろう。
小生は別の役だったが、つらかったことはよく覚えている。とはいえ、町の代表、頑張って~っと・・・観客からも要所要所に拍手が・・・
さて三番叟が終わるとお山入りの儀式だ。列の中には四神旗や四神剣が並ぶ。これを幼い頃から見ていた小生にとって、落語「百川」の世界が展開されているのを思い出す。
というのも、この町では三地区が持ち回りで当番町として16日のまとめの日を仕切るならわしになっているからだ。さすがに四神剣を質には入れないが・・・(汗)
と、見ていたら、ここの列付近で悪さをしていたガキをまったく関係のない老人が怒ってどかしていた。うーん、今の都会では見られない風景だぞ。なんか、三丁目の夕日の世界が残っている感じだ。
早い話、落語の世界がリアルにあるってところか・・・
お山入りは、たくさんの人の最後にお神輿がしずしずと進み、神社に戻る。下の写真でわかるかどうかだが、お神輿を担ぐ人は葉っぱをくわえている。
これは声を出さないように担ぐためであり、このお神輿の性格を象徴している。
というのも、15日の午後から降りてくるトリを飾るお神輿は対照的に、スサノオノミコトを祀った神社。この日は当番町以外の二町でお神輿を奪い合うのがお約束。
揃いの衣装で、どっちが今お神輿を取っているかがわかる。トップ写真は黄色の地区が取っているということ。掛け声も大きく、激しい取り合いになる。実はこのお神輿、日本でも有数の重さがあるといわれていて、36人でかつぐが、本気でものすごく重い。
小生もかついだことはあるが、ほんのわずかかついだだけで体中バキバキだし、肩には真っ赤な腫れが・・・このサイズでなぜこんなに重いってくらいで、中に大石が入っているなんて噂もある。このお神輿を担ぎ、要所でジャンプする「せり」は、このお祭りの醍醐味だ。
さらに、この日から登場するのがお面、上写真のように天狗とカラス面の二体。手に持っている棒は、男根の形をしていて、これで人々をつつく。
つつかれた人は無病息災ということになるが、たまたま居合わせた町の外の女性が男根みたいな棒でつつかれるということで、警察に訴えた事件が大昔あった(汗)
町の人からすれば、神様がすることで、こんなところでいちゃもんつけちゃいけないんだが・・・そんなことがあったせいか、なんとなく昔よりおとなしくなったような(汗)
小生ガキの頃はけっこう本気で怖かったんだが・・・ちなみに毎年二十歳の男がやるならわしだが、今は少なくなって人の確保も大変とか。
といいつつ、駆け足ながら、田舎のお祭りほぼフルコースを満喫した小生であった。この町では、観光のお祭りもあるが、こちらはリアルな町の人々のお祭り、機会があれば足を運ぶ価値もあるかと。
この地区の場合、お仮屋の脇に舞台を設置し、ここで三番叟をやるのがパターンになっている。この三番叟、1810年に船が足止めをくった歌舞伎役者が、地元に伝授したものと伝えられていて、小学生がやることになっている。
実は小生、この三番叟を大昔やったことがあり、懐かしく拝見した。
写真は翁という老人役の少年。重い衣装にお面をつけるので、この季節には地獄のような状況。まして、老人っぽいスローモーな動きはかなりこたえるだろう。
小生は別の役だったが、つらかったことはよく覚えている。とはいえ、町の代表、頑張って~っと・・・観客からも要所要所に拍手が・・・
さて三番叟が終わるとお山入りの儀式だ。列の中には四神旗や四神剣が並ぶ。これを幼い頃から見ていた小生にとって、落語「百川」の世界が展開されているのを思い出す。
というのも、この町では三地区が持ち回りで当番町として16日のまとめの日を仕切るならわしになっているからだ。さすがに四神剣を質には入れないが・・・(汗)
と、見ていたら、ここの列付近で悪さをしていたガキをまったく関係のない老人が怒ってどかしていた。うーん、今の都会では見られない風景だぞ。なんか、三丁目の夕日の世界が残っている感じだ。
早い話、落語の世界がリアルにあるってところか・・・
お山入りは、たくさんの人の最後にお神輿がしずしずと進み、神社に戻る。下の写真でわかるかどうかだが、お神輿を担ぐ人は葉っぱをくわえている。
これは声を出さないように担ぐためであり、このお神輿の性格を象徴している。
というのも、15日の午後から降りてくるトリを飾るお神輿は対照的に、スサノオノミコトを祀った神社。この日は当番町以外の二町でお神輿を奪い合うのがお約束。
揃いの衣装で、どっちが今お神輿を取っているかがわかる。トップ写真は黄色の地区が取っているということ。掛け声も大きく、激しい取り合いになる。実はこのお神輿、日本でも有数の重さがあるといわれていて、36人でかつぐが、本気でものすごく重い。
小生もかついだことはあるが、ほんのわずかかついだだけで体中バキバキだし、肩には真っ赤な腫れが・・・このサイズでなぜこんなに重いってくらいで、中に大石が入っているなんて噂もある。このお神輿を担ぎ、要所でジャンプする「せり」は、このお祭りの醍醐味だ。
さらに、この日から登場するのがお面、上写真のように天狗とカラス面の二体。手に持っている棒は、男根の形をしていて、これで人々をつつく。
つつかれた人は無病息災ということになるが、たまたま居合わせた町の外の女性が男根みたいな棒でつつかれるということで、警察に訴えた事件が大昔あった(汗)
町の人からすれば、神様がすることで、こんなところでいちゃもんつけちゃいけないんだが・・・そんなことがあったせいか、なんとなく昔よりおとなしくなったような(汗)
小生ガキの頃はけっこう本気で怖かったんだが・・・ちなみに毎年二十歳の男がやるならわしだが、今は少なくなって人の確保も大変とか。
といいつつ、駆け足ながら、田舎のお祭りほぼフルコースを満喫した小生であった。この町では、観光のお祭りもあるが、こちらはリアルな町の人々のお祭り、機会があれば足を運ぶ価値もあるかと。
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