POVO2.0と楽天モバイルで作る基本料金0円のスマホ

DoCoMoの通信障害の件がきっかけになったのか、最近あちこちでデュアルSIMの運用についての記事が目につく。

 

　もっとも、それを可能にする環境としてeSIMの普及というのもあるのかも。なじみのない方も多いと思うが、eSIMとは、物理的なSIMカードでなく、プロファイルをダウンロードして使うタイプのもので、カードスロットがいらない。

　だからiPhoneなどのようにスロットがひとつしかなくても２つの回線が使えるようになるというもの。

 

　これに対し、SIMフリーの端末などで、元から二枚のSIMを入れられるものもあり、こちらなら簡単にできる。

　いずれにしろ、これからの時代、ひとつの端末で２回線を使えるような端末で便利に有利に使おうというのが主流になりそうな・・・

 

　というところで、こちらの記事を紹介する。POVO2.0と楽天モバイルで作る基本料金「0円」のかけ放題スマホの紹介だ。

　これはまさに現在小生が運用しているやり方だ。POVO2.0は低速通信で運用する限りは基本料金0円だし、楽天モバイルは(初回契約に限り)月間1GB未満なら電話かけ放題でも無料で済む。

 

　ただし、楽天モバイルの弱点はエリアの狭さと室内などでの電波の弱さ、つまり通信の不安定さだが、そこをPOVOで補えば、通話も安定するという・・・

　小生的には、この快適な環境の素晴らしさとともに、これで端末の2台持ちが可能になり、さらに快適に使えることをおすすめしたい。

 

　たとえば、Jelly2とかiPhone SE(第二世代)、さらにはKingkong Mini2のような小さくてデュアルSIM対応できる端末をこれで運用すれば、ランニング０円で使える。

　もちろん、小さいことがマストではないが、大きい端末を２台持つのは携帯性で劣るので、ここはあえて・・・と。

 

　ただし、サイトを閲覧したり、文字入力にはちょっと・・・というわけで、ここでメインの端末をつかえばよい。

　2台持ちはどうもと思われる向きもあろうが、最悪小さい端末を持てばなんとかなるという環境は便利そのものだ。

 

　いろいろなパターンがあるので、なんとも言えないが、小生の場合はメインの電話番号をPOVO2.0にMNPしてJelly2で使っている。もちろんLINEもこれで使っている。

　つまり個人的な連絡はすべてこちらに入る。そしてこちらからの発信は楽天モバイルからすれば、通話は無料だし、1GBまではデータ通信も無料。

 

　楽天モバイルを使っていない人なら、メイン回線をMNPして、POVOとセットで使えば、楽天の電波の弱さを補えて、受発信ともひとつの番号で賄える。

　(いずれの場合も、POVOでトッピングか通話などの利用実績が契約維持にはマストだが、半年で390円くらいみればよい)

 

　Jelly2はおサイフケータイ対応しているので、モバイルSUICAを入れ、さらにユニクロなどの会員証もすべてこちらに入れてあるので、これひとつで基本はすべて賄える。

 

　あと、LINEはメイン端末にLINE liteというアプリを入れて、Jelly2のクローンを作っている。つまり、どちらか持っていればLINEの対応もOKだ。

　メイン端末はデータ通信に徹した使い方でよくなるのだが、SMS機能を考えると通話対応もできた方がいいかも。

 

　いずれにしろ、キャリア各社の格安でもいいし、MVNOの安いプランでもいい。最初の０円スマホともう１回線なら、仮に20GB使う人でも2000円から3000円くらいの料金で可能なわけで・・・データ少ない人なら1000円で行けるぞ。

　2台持ちのメリットって、実はいろんなシーンであるのでオススメしたいところだ。

 

　Unihertzという会社の回し者みたいだが、Jelly2のほかに、Atomという小型モデルもデュアル対応している。この辺はTシャツの胸ポケットに入るので夏場など便利そのものだ。

　周囲からは変態? みたいにも見られるが、一度検討してはいかがだろう。