アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

吾妻屋のもてなしは・・・

2021-09-15 06:00:00 | 日本秘湯を守る会

吾妻屋は福島の故郷と前記事で書いたが、まさにそんな印象がある。こちらは部屋数10室という小さなお宿で、建物も不快ではないが、老朽化しているのは否定できない。

 

 傾斜地にあるせいで、フロントと客室はフロアが変わるし、野天風呂の山翠には、さらにそこから坂道を登っていく必要がある

 したがって、足が弱い方にはお勧めできないが、何度も書いているように温泉は抜群だ。食事の時だけ中居さんの姿が見えるが、基本はご主人と女将さん、それにご子息で運営されている

 

 こちらの女将さんは、まさにお宿の象徴のような方だし、料理は社長とご子息で作られている由。

 ひとつひとつの料理は奇をてらったようなものはないが、誠実に作られていることがうかがえる。

 

 ボリューム的にも十分で、満足度は低くない。この日の鮎の塩焼きも温かくて美味しかった

 一方でお刺身だけは、しっかりと魚を仕入れているという。なかなか豪華で美味しい。写真にはないが、しゃぶしゃぶも付き、満腹だ。

 

 朝食も素朴だが、ご飯を美味しく食べさせてくれるものが並び、お昼時にもまだお腹が空かない・・・という。

 さて、こちらのお宿の魅力ポイントは・・・といえば、温泉そのものだが、それに負けず劣らず女将のホスピタリティあふれるもてなしが挙げられる

 

 といっても、チェックイン後はいい意味で放置プレー、だが食事の時の中居さんたちは、いい意味でフレンドリーだ。

 こちらのお宿も平の高房同様に、中居さんたちと女将さんがいい関係にあり、ESが高いことがうかがえる。

 

 こうしたトータルのもてなしがお宿の空気を醸成している。そんな感じがする。今回おじゃましたらロビーに鈴虫がいた。

 女将さんによれば、お得意さんが持ってきてくれているという。

 

 こちらのお宿のお客さんはほとんどがリピーターだというが、以前毎月のように宿泊されているという方がいらした。

 また、福島のお宿というお宿に行ったが、こちらが一番いいとおっしゃる方もいらした。いずれも地元の方だったが、こうした熱烈なリピーターがいらっしゃるのもむべなるかなと・・・

 

 野天風呂でご一緒する方の多くが、フレンドリーに話しかけてくることが多いのもこのお宿の特徴だが、それもこのお宿の雰囲気がなせることなのかも知れない。 


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