アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

山の上にて

2016-04-10 06:00:43 | グルメ
送別会シリーズの中で、山の上にご案内いただいたことがあった。いや、山梨とかに出掛けたわけでも、高尾山に行ったわけでもなく、御茶ノ水だ。


 そう、老舗ホテルの「山の上ホテル」である。ここにある天ぷら処の「山の上」にご案内された。このホテルは文人の宿としても有名だが、小生が予備校生だった頃、この近くを通り、英語の「Hiltop Hotel」を見たときにヒルトンホテルのパチモンかと思っていたくらいだ。


 小生にとってここは浪人生の一年を過ごしたところであり、このあたりを歩くと三木聖子の「まちぶせ」が頭の中を流れてくる場所でもある。
 さて、店内は狭くカウンターに案内された。天ぷらはカウンターが一等席である。かなりの高級店であることが佇まいからわかる。

 さすがにこういうお店のカウンターで、写真をバシバシ撮るのはご法度ってところ。したがって写真はご勘弁いただく。
 天ぷらも最高に美味しかったが、話も盛り上がった。ふさわしくないと思いながら、ワインもついついがぶ飲みしてしまった。

 さらに、仕上げの天茶漬けをいただいたが、このまま終わりたくなかった。で、ホテルならではということで、隣接しているバーで二次会を・・・
 今度は小生の仕切りということで、ウィスキーやバーボンなどを飲みながら、さらに語り合ってしまった。

 こんなことまで言うつもりはなかった・・・にもかかわらず、こんなに遅くまでお付き合いいただいた方に感謝したい。
 さらに個人的には、浪人時代の思い出がずっと頭の中に流れていた。当時は、将来の不安だけがあったが、不思議と暗い日々ではなかった。

 毎日、明大や中大の学食で昼食を取り、時々は神保町でパチンコもした。絶対に来年は合格するぞ・・・と決意はあったが、努力がついていたかどうか。
 第一志望の学校は、謎の高熱に襲われ、まともに受けられなかった。結果として、日吉に通うことになった。

 思えば、小生の人生は努力の成果という言葉とは無縁なのかもしれない。そんなことを考えながらも、当日の天ぷらは抜群に美味しかった・・・




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