アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

自転車事故で9500万の賠償命令

2013-07-08 06:00:05 | つれづれ
以前の記事で、自転車の危険な運転について書いたことがある。日本においては、自転車を運転している側は、歩行者同様に(何をやっても)許されると思っている節がある。

 ところが、報道こそあまりされていないが、自転車が歩行者をはねて死亡させてしまうという事故はけっこう多い。
 もちろん、交通ルールや信号を無視して走ることで自動車を巻き込んで起る事故も多い。というところで、こちらのニュースをご覧いただこう。

 小学5年男子児童の自転車にはねられて寝たきりの状態になったとして、被害者女性の家族と保険会社が、男児の母親に計約1億500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、神戸地裁は5日までに、母親に計約9500万円を支払うよう命じたというもの。
 この判決はほぼ満額回答と言っていいだろう。個人的には納得である。

 この事故の詳細がわからないので、勝手な論評はタブーかも知れないが、満額に近いということは、おそらく歩行者は無過失に近く、児童がほぼ一方的に悪いと。
 これまた勝手な推測だが、事故が起こった時点では、児童はおおごとになったと認識していただろうか・・・

 もちろん加害者にざまあみろなんて言いたいわけではない。今回の件は、他山の石とすべきだろうと思う。
 自動車を運転する方なら、ほとんどが保険に入っているはず。こちらに過失があまりなくても、もらい事故等で賠償責任を負うことがあるからだ。

 だが、今回のように児童だと自動車保険には入っていないわけで、保険に入っていたかどうか・・・心配になってしまう。
 そこが自転車事故の恐ろしさである。小学生の子供でも、死亡事故の加害者になりうるのだ。そこで、自転車だから・・・とか、子供だからなんて甘えは許されないはず。

 もちろん、保険に入っていればいいなんていうのでなく、本質的には交通ルールを遵守することが大前提だ。
 個人的な見解だが、日本の場合自転車に対しては罰則が甘すぎ、自動車と自転車の事故の場合、ほぼ自動車が無過失でも自動車側の罰則が大きくなるきらいがある。

 いろんな意味で、自転車の運転を見直してほしい・・・そんな事例にしてほしいものだ。ああ・・・まじめに語ってしまった(汗)
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