アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

湯の澤鉱泉の食事とか

2014-01-28 05:28:01 | 日本秘湯を守る会


さて、ひたすら温泉に入っていた「湯の澤鉱泉」だが、いつものように食事も紹介・・・ついでにプラスアルファも紹介しておこう。


 この宿のある常陸大宮市は、水戸の北北西にあるが、山間の地味なところといえば、そうだ。ただ、この地は久慈川沿いにあり、鮎や奥久慈のシャモなどが有名だ。
 というところで、夕食は先付の料理とともに、トップ写真のようにいろいろな料理が並んでいる。少しずつたくさんの料理が出るのが嬉しい。


 また、ひとつひとつが派手な佇まいではないが、手作りのいい感じが伝わってくる。そして焼きたての鮎が運ばれてきた。
 大きさは大ぶりではないが、焼きたての新鮮な鮎である。塩かげんもあっさりとしていて美味しく、頭からガブリと完食してしまった。


 それから刺身が出てきた。これはすべて海のものであり、地魚というわけではないが、美味しくいただいた。寄せ鍋もあり、いろいろ食べてお腹もくちてきた。
 うーむ・・・と思っていたところで仕上げに出てきたのが、写真のそば。そう、茨城はこのブログに「茨城麺紀行」というジャンルを作っているくらいで、美味しい蕎麦の産地である。ましてやここは蕎麦の本場というべきところ。

 秋の新そばは、のど越し、味わいとも抜群である。これでちょうどお腹も一杯・・・念のため、ご飯もあると言っていたが、とても手が出なかった。
 翌朝のご飯も夕食と同じく、地味な佇まいだが、手作りの温かさが伝わってきて、味噌汁とともにご飯を美味しくいただけるようになっている。

 いうなれば、温泉とともに秘湯らしい秘湯というべきなのかも知れない。
 さて、この宿は湯治場だったと前稿で書いたが、大正時代の写真や昭和前半の写真も飾ってあった。


 そして、翌朝駅に向かうときに女将さんが、せっかく来ていただいたので・・・と周辺の名所を車でさっと巡って案内してくれた。
 水戸光圀由来の陰陽神社は有名だが、これまた東日本大震災で岩が崩れてしまったそうな・・・そして、ここから平成になって発見されたという古墳を見せていただいた。

 こうした心遣いもなんとも秘湯の宿らしく嬉しい。なんとなく、また来たいと・・・いや来るだろうなあ。
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