アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

王子にて

2009-03-13 06:26:11 | つれづれ
先日仕事で王子に出掛けることがあった。王子といってもピンとくる人は少ないだろう。田端と赤羽の間で、桜の名所飛鳥山があるところだ。落語にも王子の狐なんてネタがある。

小生、実は田舎を出てきてから一年間王子に住んでいた。よって、青春の街ということになる。といってもあまり明るい一年ではなかったが・・・(苦笑)
 王子の駅について、仕事には少し早かったので駅周辺を歩いてみた。王子は唯一残っている都電の駅もあるし、地下鉄の駅もあるので、けっこう交通至便だ。

 駅前には当時としてはまだ珍しかったマクドナルドがあった。これがなんと今でもちゃんとやっているのだ。そう見ると駅前のビルもそのまんま残っていた。
 うーん、ここで髪の毛のブラシを買ったりしたっけ・・・なんということを思い出してきた。やがて、駅の反対側に回って、当時住んでいた方に少し行ってみた。

 当時はなかったコンビニなどが並んでいるが、気のせいか道がずいぶん狭くなったような気がした。道の両側の建物が高くなったせいだろうか・・・
 その坂道を登っていく学生たちの姿が目にとまった。当時の小生は、駅に向かうこの坂道を降りて行き、御茶ノ水まで通っていたのだった。

 生活費を削り、受験費用をためようと工夫もした。冷蔵庫の電気代がもったいないので、朝はパンに蜂蜜をつけて食べていた。
 夜は、電気を消して机のスタンドだけで勉強していた。夕食は近所の親族の家でいただき、お風呂に入れてもらってからアパートまで帰り、勉強という日々。

 日の当たらない六畳一間のアパートは、小生の東京ライフの原点ともいえる。今考えるとけっこう極限的な暮らしをしていたなあと。
 坂道を途中で引き返して駅に戻ったが、あの頃の自分がその辺にいたような気がした。一瞬だが、タイムスリップ気分を味わうひとときであった。

 だから何だというわけではないが・・・(汗)
 皆さんの青春の街って、どこでしょうか
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