アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第十回ザ・菊之丞

2016-05-02 06:00:14 | 落語

毎回恒例になりつつある、ザ・菊之丞だが、今回もわくわくしながら出掛けてきた。このところ、会場は町屋ブームというところであるが、町屋駅から直結で便利だ。


 前回の記事でも書いているが、この会は大きな会場を使用しているが、席亭さんが個人で切り盛りしている会で、「夢空間」とか「オフィスエムズ」みたいに法人が入っていない。
 この席亭さんの趣味でゲストなども選んでいる様子。さて、今回のゲストは柳家三三。小生にとっても、今菊之丞とともにお気に入りの一人だ。

 さて開口一番は、一花。前回、この会で聞いて、なんとも可愛らしくお気に入りになったんだが・・・今回はさらにスッキリした感じで、ますます好感が持てた。
 ネタは「牛ほめ」だったが、ちょっとおもしろい型で面白かった。席亭さんに聞くと、前回は菊之丞師匠が連れてきたが、今回は指名した由。

 続いて菊之丞が登場。売り声のマクラからスタートし、始めたネタは・・・おっ、これは・・・「火焔太鼓」だ。
 以前も一度聞いたことがあるが、ちょっと甚兵衛さんの切れ味がよすぎる感もあったが、それでもテンポよく、聞かせてくるのはさすがである。


 ここで中入りとなり、再開の前にアナウンスがはいるが、これって一花の声? ってところで、登場したのがゲストの三三。
 始めたネタは「元犬」だった。例によって独特の雰囲気を醸し出しながら、やや濃いめの味ながらも持っていかれてしまうのが三三流か。

 これがサゲが独特の型で、初めて聞いたパターンだった。おお、こういうやり方もあるのかと・・・すっかりくすぐられた。
 そして再び菊之丞の登場。ここでネタ出しの「大山詣り」に入る。わかっちゃいるけど・・・ってパターンで引き込まれる。

 江戸っ子の啖呵の切れ味もよく、あっという間にラストまで持っていかれてしまった。それにしてもこの噺は何度聞いても思うのだが、サゲがとってつけたようなのが惜しい。
 といって、違うサゲが思いつくかと言われると・・・であるが、なんてことを考えながら帰路についた。

 毎回、ゲストもいいし、たっぷり二席聞けるこの会はすっかりお気に入りだ。次回は10月という。次回もまた行くことになりそうだ。



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