旭川ラーメン神社

日本人はいろんなところに神社を作りたがる。かつてはガンバ大阪の大黒神社なんてのもあったし、横浜ベイスターズ時代の佐々木にちなんだ大魔神社なんてのもあった。

　そんな中、旭川のラーメン店八店が集まる「あさひかわラーメン村」に、開業十周年を記念してラーメン村神社が開設されたという。
　恋愛成就の女神・麺恋天（めんこいてん）と縁固めの麺真大王（めんまだいおう）がご神体。夫婦円満、縁結びに御利益があり、「麺結びくじ」などのグッズも販売しているというんだが・・・「めんまだいおう」ってネーミングはどうなんだ（汗）

　そう言われてみると、「めんこいてん」も、可愛いのめんこいにかけてあるようにも思えるし、ラーメンが恋愛成就につながるというのも根拠が不明だ。
　と思ったら「村には神社が付き物。遊び心がある楽しい名所に」と関係者。ラーメンに舌鼓を打ち、麺のように長～いご縁を－ということらしい。

　なるほど、麺のように長いご縁なら納得である。というところで、ラーメン好きとしては旭川のラーメンについて語らねばなるまい。
　旭川のラーメンといえば、山頭火が有名だが、あれが正統派旭川ラーメンかというと微妙だ。旭川らしいといえば、東京にはないが蜂屋だろう。

　黒い醤油スープの上に、ラードが乗っている。保温性に優れ、熱々のまま食べるのが正しい。麺もコシを感じるものでよい。
　北海道のラーメンというと、札幌が有名だが、実は本家は旭川らしい。しかも正統派なのは、醤油というのが旭川の定番だ。

　そういう目で見ると、東京にもたくさん出店している山頭火は、どうだろう。確かに塩が売りのようだが、先日小生が醤油を頼んだら、「お客様、当店は塩が一番の売りなんですが・・・」と聞いてきた。
　おい、わかってて醤油頼んでるんだよ！って。

　旭川は、実は北海道中の魚が集まるので、寿司も美味いし、焼肉も美味しい。ああ、旭川に行きたくなってきたなあ・・・（汗）
　さすればこの神社に行って、エルメスとの恋愛成就を・・・（←お前はそれしか考えられないのか）って・・・バカだなあ（汗）