アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

よってたかって夏らくご

2011-07-11 06:26:07 | 落語
さて、昨日は有楽町のよみうりホールで「よってたかって夏らくご」と称する会が開催された。この季節ごとの会にはちょこちょこ出かけている。

 会場はほぼ一杯だが、空き席もちらほら・・・まあ、入れ物も大きいし、適正なところか。どうでもいいが、小生の後ろの席は落語初体験の女性を誘い、薀蓄を語っている男性が・・・耳をそばだてていると、なかなか面白い。小生も人のこと言えないが(苦笑)
 といいつつ、開口一番、辰じんの登場だ。「真田小僧」だった。

 以前からよく聞く前座だが、声がよく出ていていい。こいつは間違いなく、よくなるぞ。そういえば、めくりをめくるときの仕草なども、市馬の指導の香りがする。
 市馬が可愛がっているのかも・・・と思っていたら、続いて市馬が登場。この季節のお約束ともいうべき「船徳」であった。

 もちろん市馬にハズレなし。相変わらずのしっかりした本寸法でたっぷりと楽しめた。さて、続いて・・・おっと白鳥の登場だ。
 これまた毎回の白鳥ワールドで、「新あたま山」を口演。ハチャメチャな展開ながら笑わされるのが白鳥の特徴、今回もかき回されたぞ(汗)

 中入りをはさみ、三三が登場。夏にふさわしい話として何やるんだ・・・と、この展開は「お化け長屋」だよ。おそらく、市馬に稽古つけてもらったのでは・・・
 だが、匂いこそ市馬のそれを漂わせるものの、三三らしい味付けがコッテリと入り、笑わせていただいたが、ちょっと濃すぎるくらいにも感じたぞ。

 まあ、これも趣味の問題だが・・・だが、それ以上に濃い味付けで出てきたのがトリの喬太郎だった。さんざんマクラで漫談めいた話をして・・・
 始めたのが、うん?なんだこの噺・・・と思ったら前座噺「つる」の改作で、「極道のつる」という・・・うーん、喬太郎ワールドで面白いのだが・・・

 終わってみて、白鳥・喬太郎の濃い味全開に加え、三三もコッテリ系の味でやや疲れた感じがしてしまった。
 その意味で、やはり市馬にはトリに回ってほしかった、と思うのは小生だけだろうか・・・さあて、次は圓朝祭りが控えているぞと・・・
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