アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

これでも満足なの? 日本人

2016-07-27 09:53:26 | つれづれ
この記事は、炎上することを覚悟で持論を書かせていただく。というのは日本の基本的な枠組みに対する反論になるからだ。結果的に政権批判にもなるのかも知れない。


 まずはトップ写真から・・・これはこちらの記事からいただいたが、日本は非正規がやたら多く、労働時間も長く、有給の取得も少ない。さらに男女賃金格差も・・・
 当然だが、こちらの写真のように週60時間以上労働者の割合も多い。ただ、個人的にはほんとはもっといるような気がする。小生も若い頃は、週60時間ところか、70時間は普通に働いていた感じだ。

 なぜ・・・と言われれば、私見だが原因は二つある。ひとつは日本人の労働者の生産性が低すぎるからだ。だから長時間働かないと成果にならないという。
 もうひとつは、本来は定時までで終わる仕事を、遅くまで頑張ってやっているふりをしている人が多いからだ。なぜ・・・その方が評価されるからだ。

 同じ量の仕事を定時までにやった人と、残業してやった人では後者の方がよくやっていると評価される気風の会社が多いと思っている。
 上司が遅くまで会社にいることで、頑張っているふりをしていて、そのあおりで上司より早く帰ると評価されないから、わざわざ遅くまででやる。

 結果、ますます生産性が下がるという・・・もうひとつ紹介しよう。こちらは、物価を考慮した実質賃金の伸び率だ。
 どこかの政権が成果を強調しているが、実態は惨憺たるものであり、民主党政権時よりも下がっているという・・・それでもなお、民主党のときよりもいいのか・・・って。


 しつこく誤解を避けずに言うと、民主党を支持すべきといっているのではない。経済の実態は現政権下になってよくなっているとは言えないということだ
 以前も紹介したが、円安は日本人の所得を下げる効果しかないと考える小生である。アベノミクスで一時期円が30%下がって喜んでいるバカが多かった。

 このことで、日本人の平均所得はイタリア人より下回った。イタリア人なみの仕事ぶりならそれもいい。だが・・・
 今、その効果も薄れて、円高に振れると大騒ぎしているが、もうひとつデータだけお知らせすると、日本の最賃はオランダの66%に留まるという事実。

 あえて、ドイツやフランスでなくオランダで・・・かつて民主党が政権にあったときに、最賃1000円を打ち出したときに、中小企業を苦しめるからと反対した自民党。
 今、アベノミクスの効果とやらで同じ政策を打ち出そうとしているが、現実的には中小企業の実態はさらに厳しいのだから、なかなか現実的ではない。

 では、そもそもなぜ日本では1000円の最賃が支えられないのか・・・ひとくちに言えば生産性が低いからだといえばそのとおり。では日本の生産性を低くしたのは誰だって。
 おそらく、日本人の多くは自分たちの生産性が低いなんて思っていないはず。欧米的に見ればバカンスなんてものはないのだから。

 だが、これが世界と比べたときの日本の本質である。どこの国よりも長い時間仕事して、得られる報酬は、極めて低い水準。
 フランスはもちろん、ドイツでも3週間以上の夏休みは普通という中で、一週間の休みを取るのもおっかなびっくり・・・

 実は日本人の生産性を低くしたのは政治ではない・・・厳密にいえば政治かもしれないが・・・ひとくちで言えば、人間が多すぎるからだ。
 おそらく与野党問わず、ほとんどの人が、日本の人口が減るのは大変だと思っているはず。が・・・小生的には人口が減るのは好ましいことと思っている

 この件については、長くなるのでいずれまた・・・
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