アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

雨のバラードの湯原昌幸

2020-04-18 06:00:02 | ノスタルジー

読者の皆さんは湯原昌幸という歌手をご存じだろうか。ハッと手を挙げたあなたは小生と同じかそれ以上の方と拝察する・・・

 

 1971年「雨のバラード」という曲が大ヒットし、一躍メジャーな歌手になった彼だが、おそらく多くの方がこの曲しかご存じないのではないかと・・・

 そんな彼は失礼ながらバリバリの二枚目とはいかなかったが、それが奏功して、意外な形で売れ出す。

 

 それが1973年から始まった、「金曜10時うわさのチャンネル」へのレギュラー出演だった。この番組、いろんな意味で怪物番組だった。

 中でも和田アキ子とデストロイヤーを中心に繰り広げられる毎回のコントがハチャメチャで、その中でいじられ役として登場していたのが、せんだみつおと彼であった

 

 

 その時期に出した「北の盛り場」を番組内で歌ったのを今でも覚えている。ときになぜこの話になったかというと、先日紹介した青江三奈について調べていたら、彼女が湯原昌幸のこの曲をカバーで歌っていたことを発見したからだ。

 おお、懐かしいなあ・・・と思ったが、同時に今聞き直すと、細川たかしの「北酒場」とリズムといい曲名といい、どことなく被るような・・・もちろん湯原昌幸の方が先だが・・・

 

 そしてそのとき思い出したのが、2005年に訪れた「日本秘湯を守る会」のお宿の「神水館」のこと

 このお宿、一度きりでリピートしていないのだが、売店にあった「冬桜」というCDが記憶にある。曲名にある冬桜はこの地域にある名物とか・・・

 

 で、歌っていたのが湯原昌幸なのだ。記憶をたどれば、「季節はずれにもう一度咲くという冬桜をテーマにしたこの曲は、まさに自分にふさわしい」といったコメントがついていたような・・・

 今回改めて調べたら、この曲の歌詞の内容が団塊の世代に受け、有線放送から火がつき、CDの出荷数が徐々に増していき、数年かけてCD出荷総数が10万枚を超すロングセラーとなり、現在でも有線放送では欠かせない曲となっているとか。

 

 ご参考までにこちらでお聞きになれる。オヤジ世帯にはしみる曲である。そのかいあって、2004年には第37回日本有線放送大賞の有線音楽優秀賞を受賞している

 さすがの小生もはっきりいって、彼の楽曲では今回書いた3曲と「がんばれ長嶋ジャイアンツ」くらいしか知らない。

 

 だが、少なくとも多くの人にとって気憶に残る歌手であったことは間違いないのでないかと・・・

 彼は現在73歳、まだ後期高齢者にもなっていなかった(苦笑) 


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2 コメント

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懐かしいお名前に感涙 (大石良雄)
2020-04-18 10:19:11
拝啓 お師匠様にはよろしくお願いいたします。
この「湯原昌幸さん」は、自分の記憶とウィキペディア等の記録とはかなり乖離異なる部分がありまして、今回お師匠様やご訪問の皆様とともにぜひ謎解きして頂きたく書かせて頂きました。
少なくとも自分が知る「湯原昌幸さんの最も古い曲」とは?
1971年頃、記憶では「ユニオンレコード=当時テイチクの1レーベル」から出ていた、とってもポップでノリの良い曲で 「また2年が過ぎた 結婚しよう」と言う歌詞でなかなか良い曲で当時としてはポテンヒットだったと記憶しています。また自分的にはやはり最高傑作は「北の盛り場」ですね。お師匠様は、後の「細川たかし=北酒場」との類聚共通性をお話しされましたが、、、自分的には「北の盛り場の方がはるかに名曲」と確信しています。確かに作者としてはどちらの曲も当時の最高メンバーにて制作されておりまして
*「北の盛り場」=阿久悠 井上忠雄(大輔) 竜崎孝路
*「北酒場」=なかにし礼 中村泰士 馬飼野俊一
 と言う、ポップス演歌としてはこれ以上無いと言うベストメンバーで作詞作曲編曲されております。
では何故? 「北の盛り場」の方がレベルも上で名曲なのか?  これはまず
*「イントロが無く突然ヴォーカルから始まる」
*「アメリカンポップスの基本和音進行に忠実」等など
 当時としては「ノーイントロで突然 あーっあーーーっ」と始まる曲など無く、驚きました。更にこの北の盛り場は、ポップス演歌でありながらも「アメリカンポップスの基本コード(和音)進行=C/Am/F(Dm)/G7 と言う誠に非常に聴いていて心地よい和声進行に忠実に造られていましたね。このコード進行を使用した曲はほぼ無数にあり、古くは「ハイドン、モーツァルトの交響曲=プラハ、パリ、ハフナー」等から「ポールアンカのダイアナ」 更には「危険な二人 薔薇の鎖 ふりむかないで」等など傑作が大変に多い。実は此処が「フレンチポップスと異なる部分」なのですね。このフレンチポップスには例えば? 「MポルナレフやSヴァルタン等の名曲には、アメリカンポップスのスタンダードコード進行の和音に追加する事=Em/A7等のコードが加わり、さらに多彩になっている部分が異なり光っています。
やはり日本人は「演歌 ど演歌」等と言いましてもやはり「戦後すぐからの洋楽紹介」等による影響が大きく、独自のポップス演歌として確固たる地位を固めた功績は大きいですね。更にアレンジャーの「竜崎孝路さん」のセンス在るアレンジが忘れられません。
もちろん「馬飼野俊一さんも素晴らしいアレンジャー」として忘れられませんが、メロディーの点では北酒場は平凡すぎると思っています。更に記憶では、この北の盛り場のヒットに便乗し、この路線でのもう1曲が存在していたはずなのですが、忘れられています。
最近また「湯原昌幸さん」に注目が集まる事はとても嬉しく、何せ奥様の荒木由美子さんは東映作品などでもアイドルでしたからねぇ。今後に期待しています。
今回、お師匠様の素晴らしいサイトでの場をご提供いただき心より感謝いたします。
敬具

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2020-04-18 17:53:36
大石様
小生は完全に、デビュー曲は「雨のバラード」のイメージで固まっていましたが、ウィキによれば、「見知らぬ世界」という曲があったんですね。失礼ながら、それをご存じの方は数少ないのではと・・・さすが大石様です。

さて、「北の盛り場」は小生も彼のベストだろうと思っています。歌いだしの「あ、あ~っ、会いたい・・・」からいきなり始まる作りこみの新鮮さは、当時の記憶に鮮烈に残っております。

が、個人的にはブログの記事にも上げた「冬桜」も捨てがたいなあと。「北の盛り場」とは印象もかなり異なりど演歌の流れかと思いますが、年齢を重ねてこそ響いてくる歌詞の行間が気に入っております。
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