ご存じ「日本秘湯を守る会」のお宿巡り・・・ではなく、会員の宿ではないが、まちがいなく秘湯のお宿というところに出かけてきた。それが今日紹介する奥秩父荒川「谷津川館」だ。
ロケーションは、このブログで何度も紹介している「かやの家」の近く。秩父鉄道の白久駅から細い道を登っていくとほどなく到着する。
鉄道の駅というイメージとは程遠い、ひっそりした佇まいで、知らないと間違いなくスルーするはず。
到着すると、いかにも人柄のよさそうなご主人が出迎えてくれる。また女将さんも好印象だった。
建物はレトロ感があるが、清潔感はあり、不快な印象はない。広さもそれなりにあるが、卓球台などもある様子。
いつものように早めのチェックインから、まずは貸切風呂に飛び込む。貸切風呂は二か所あり、空いていればいつでもどうぞという・・・
ともに内風呂と露天風呂の組み合わせで、内風呂の意匠が違うだけだったが、ゆっくり楽しめた。
おそらく「かやの家」同様鉱泉だと思われる。ちょっと興に乗り、大胆な(?)写真も・・・
そして大浴場は内風呂と露天風呂の組み合わせ。
入れ替えとかもなく、都合三か所のお風呂というのはマニアにはやや寂しいが、不満はない。
山に囲まれたようなロケーションで景色が優れて・・・とはいかないが、緑は十分で、癒される時間が流れる。
そして食事だが、諸般の事情から魚の塩焼きが二尾つくプランにした。写真のとおり、鮎とイワナの二尾が出た。
これがなかなか美味しく、そして猪の陶板焼きも出て、充実した内容で、質・量ともに十分なものとなった。もちろん、秩父のB級グルメのみそポテトも・・・
しかも、価格も秘湯の会のお宿なみというのが嬉しいところ。東京からだと、一泊で行くには微妙な距離感だが、「かやの家」同様に休みに行くところと考えればよい。
少なくとも、リピートしてもいいかな・・・という印象になった。もちろん「かやの家」がイヤになったなんてこともなく、シチュエーションで使い分ければいい。
秩父にはかつて、「かやの家」の近くに「鳩の湯」という秘湯のお宿があった。その時も、使い分けできるかと考えたが・・・
念のため、追記しておくが、今風の設備やおしゃれな食事を求める向きにはお勧めしにくい。
小生のごとき昭和オヤジがのんびり癒されにくるお宿である。
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