ものぐささんの短歌日記

日々の気づきを短歌にのせて・・・

フローリア

2017-10-28 | 子育て
こんばんは
右も左も分からない職場で、ちょっとした
目眩が・・・クラ〜;)
がしかし、一年生はこんなものです(`•ω•′)✧︎キリッ

注意され凹む自分に目を向け、できない自分を情けなく
思うだけで終わるか、なんにも知らない自分に
教えてくれる職場の先輩方の労力に目を向けるのか。

きっと、見方によって全く違う景色に見えるはずです。

見る『向き』は、とても大事です。

でも、やっぱり自分贔屓ですからね。
ミスって注意されると凹みます||||||(_ _。)||||||ずーん。

なんでも、要領よく完璧にできたら。
冷静沈着で、気が利いて、機転が利く人間なら。

お金待ちで、若くて、色白で、品があって、美人で、
スタイル良くて、賢くて、性格が良くて、
みんなから愛されて、ブツ、ブツ、ブツ・・・
(おーい!途中から、煩悩がダダ漏れしてるぞー・・・

まっ、そんな感じで自分が嫌になる瞬間ほど
自分じゃない人間になりたくなるものですよね。

でも、私はどうやっても『私』にしか成れないし
成らない。

どうせ、私にしか成らないないのなら
私を味方にして生きて行った方がいい。

けれど、自分を分かっているつもりの
自分は、すぐに自分を裏切ります。
誰より速く、自分を批判し始めます。
まるで、他人がそう言っている、他人に
そう思われているかのように
それでいながら、今度は自分贔屓し
他人の所為にする。

だから、人は苦しむのだと思うのです。

自分の中だけで繰り返される脳内裁判。

さて、脳内裁判の案件は激減したものぐさですが
今、脳内裁判でいつも『有罪判決』を受け続け
ている息子は、心の牢獄にすっかり幽閉されて
しまいました。

もっと違う自分に成りたくて、成れなくて。
もっと凄い自分に成りたくて、成れなくて。
もっと特別な自分に成りたくて、成れなくて。

期待しては、自分に失望する。

そんな息子に、『貴方が求める答えがこれだ』
と今勧めているのが↓この歌
フローリア歌詞

『夏目友人帳・陸』のオープニング曲です。

優しくて、繊細で、哀しくて、切なくて・・・
ものぐさは、このアニメの大ファン♡

本当は、YuoTube を貼り付けして
歌を聞いて頂きたかったのですが
できませんでした。il||li _| ̄|○︎ il||li
ふっ、相変わらずの機械オンチ

歌をお聞きになりたい方は自力検索で
お願い致します( ̄^ ̄)ゞ

ナンバー1の花でなく、オンリー1の花の
咲かせ方のヒントになる歌だと思います

息子に勧めたら『その歌なら、とっくに携帯に
入ってるよ』と、素っ気なく
言われて終わりましたけどね

今日もひとり言にお付き合い下さり
ありがとうございます。

そんな今日の一首は・・・

特別な 私に成りたい そう思い

悶えた日々も 大事な私


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きっとやれる!

2017-10-21 | ものぐさの独り言
おはようございます

毎日、雨降りでついでに台風まで
近づいています。荒れてますねー

さて、いよいよお仕事が開始となります。
今度は、友達も知り合いもいない
全てがはじめましての環境です。

小心者のものぐさは、すでにガクブル
:(;゙゚'ω゚'):です(笑)

信用ならない自分と自称人見知りな
自分がいますからね

人見知りで KY でウッカリ八兵衛で
抜け子さんで、それでいて小賢しく
思い込みの強い人間
・・・

改めて、羅列すると、自分が『負』だと思う
自分の性格にどっと気分が重くなりますね

人見知りの割には、本当にお喋りだし
KY だけれど、人の感情の動きには
割と敏感だし、抜け子さんだけど
たまに自分でも意外な程、気の利く
時もあります。
小賢しいけれど、バカ正直とよく親には
言われました。
思い込みは強いけど、何でも疑問に
持つ面もあります。

光がある所に影ができるように
長所も短所も一対なるもの。

光に包まれていると、それは当然となって
分からなくなり、影だけがやたらと目に付く。

そのうちに、影だけが自分の本来の
姿だと見誤り、どんどん影が色濃く
なって自分が嫌いになって行く。

自分が自分をそうさせていると
気づけなくなるほどに。

光は常にそこにあるのに
自ら拒絶し、閉じこもるのです。

そうなると、後はその暗闇に
恐怖し、不安と孤独に苦しむより
他なくなり、悶々とするのです。

その悶々の日々の中でだんだんと
外に苦しみがあるのではなく
自分自身のものの見方に苦しむ
原因があるのだとものぐさは
考えるようになりました。

だから、図々しくも
自分の短所の対となっている
長所と思う所もあると思える
ようになりました(笑)

そうなって、はじめて自分の人生を
挑んでみようと思えるようになりました。
生きさせられてるんじゃない
自分がそうしたくて、そうするのだと。

正直、人見知りとは言っていますが
人が苦手なのです
人が嫌いなのではなく、自分にも
もちろんありますが、人の『悪意』
が苦手なのです。

それもまた、私自身が悶々と
する日々の中で癖にしてしまった
ものの見方なのだと思います。

だから、まだまだ自分が分かって
いないと思うのです。
自分を知らない自分なんだと。

知らない自分を味方にしての
チャレンジにはとても勇気が
いるものです(笑)

ただ、悶々の日々からは抜けだせ
たので、以前よりは少しは
自分を信用できるかと

そんな自分を信用しての今日の
タイトルです。

大丈夫、きっとやれる。
以前よりは、ずっと上手に
自分を運転できると思う。

そう言いいながら、接触事故に
追突事故、擦ったり凹んだり
傷は沢山つくでしょう

けれど、それでも自分を信じて
やってみよう!と思う今日この頃です。

また、愚痴ると思いますが
その時は、華麗にスルーで
お願い致します

今日も慢心話にお付き合い下さり
ありがとうございます。

そんな今日の一首は・・・

感情と 拘りにより ロックされ

上手く動かぬ 心のハンドル

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自分に説法

2017-10-18 | 反省
おはようございます

今日は、朝から久々にお日様が顔を出しています
洗濯物が片付きそうです
貴重な晴れ間ですから、有効活用しないと

さて、最近またイライラさせられる息子に
お説教してやりたくなって浮かんだ思いでしたが
それは、そのまま自分に対しも当てはまる事だと
珍しく外に出す前に飲み込んだ『言葉』
です。

説法なんてタイトルにしてみましたが、そもそも
説法とは何?って感じですよね。
では、説法とは・・・

1 仏教の教義を説き聞かせること。
「釈迦(しゃか)に説法」
2 物事の道理などを言い聞かせること。説教。
「息子に説法する」

ちなみに、説教とは・・・

1 宗教の教義・教典を、信者などに
口頭で説き明かすこと。
また、その話。「牧師が礼拝で説教する」

2 教え導くために言い聞かせること。
また、堅苦しい教訓をいう語。「親に説教される」


イメージ的に説法の方が堅苦しい感じで
説教の方がポピュラーな雰囲気なのに
意味でみると、説法の方が柔らかな感じです。

さて、さて、では、どんな説法(お説教)が
思い浮かんだかと言うと・・・

お前は、今、何も困らずに生活できて
いる事が当たり前過ぎて、感謝の『か』の字も
感じることができないでいる。
人と関わりたくないと言い、人に
支えてもらってる『お陰様』なしでは
人は生きてさえ行けない事が分かっていない。

分かってないから、悪態をつき
人の所為にし、不平不満でいっぱいになる。
それは、お陰様のご恩を仇で返しているのと
一緒。
恩を仇で返す者に幸せなんて訪れる
はずがないじゃない。

不平不満で満ちる心は曇る。
曇るから余計に何も見えない
霧の中を彷徨う事になる。

指し示された道案内も
そのへんにゴロゴロ落ちてるヒントも
通り過ぎて行くチャンスにも
気づく事が出来なくなる。

だから、どうしていいのか分からず
その場から動けなくなり、しゃがみこみ
頭を抱え、不安と恐怖に怯えるしか
なくなる。

自分に不満があるからこそ、
外に感じる不平不満が更に
増して行くと言う悪循環。

お金を払えば物は買える。
けれど、もし『お前には何一つ売る物はない』
と言われたら?それなら自分で時給自足する
と言うだろう。でも、もし種も土も
『お前の為に育つつもりも育てるつもりもない』と
言われたら?あっと言う間に餓死するだろう。

知らない間に、当たり前の中に
溢れんばかりの『お陰様』が隠れている。
見えなくしているのも、見ようとして
ないのも他ならぬ自分なんだよ。

それが分からないから、心が曇る。
感謝で満たされてる心こそ幸せ。
感謝とは幸せの本来の姿。

お前は生きてるんじゃない。
たくさんの『お陰様』に支えられて
生かされている。

そして、お前も誰かにとっての
『お陰様』の支えの1人

自分が価値のない人間だなんて
思う必要は、これっぽっちもないんだよ。

皆、それぞれのお役目の中で生きて
生かされているのだから。

幸せになりたいのなら、お陰様に気づいて
感謝で心の曇りを霧を払いなさい。

そうすれば、自分を取り巻く環境も
指し示された道案内にもゴロゴロ落ちてる
ヒントにも通り過ぎて行こうとするチャンス
にもいち早く気づき、道は開けて行く
のだから。後は、その道をまっすぐ
進んで行けばいい。

と、相変わらず朝から不機嫌さで満点の息子に
お説教してやろうかと思ったのですが
この思いは、そのままそっくり自分にこそ
向けられるべき説法だなと思いました。

息子にそれを求める前に、自分はどうなんだよ
って話しです(笑)

不平不満なら、販売目的で(誰も買いたい人
なんていませんが)売るほど
いくらでも生産され続ける己を棚に
上げて、相手に感謝を求めてもねぇ〜

となって、外には出さず飲み込んだのです。

40歳過ぎて、人生経験が息子よりは
多いはずのものぐさだって出来てないことを
20歳にも満たない息子に分かれって
そりゃ流石に無理がありますね。

ですから、やはり私が私に向けたこの
説法を私がこの身に実感・定着させる
努力をする方が、人に求めるより
よほど早くて確実なんだろうと思いました。

今日も意味不明な話にお付き合い下さり
ありがとうございます。

そんな今日の一首は・・・

感謝しろ 求めた時点で 不満への

負債に転じる 不徳貯金
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教師

2017-10-13 | ものぐさの独り言
おはようございます

今日は、朝から雨模様のお天気。
気温がぐんと下がるらしいので
体調にはお気を付け下さい。

そうそう、お陰様で就職が決まりました
早速、来週からお仕事が始まるので
今週は、最後のぐうたら祭りにしようかと(笑)
⊂︎⌒︎~⊃︎;-ω-)⊃︎ 。o0(ダラダラ〜)
ちょうど雨だし、お昼寝日和だなこりゃ
(雨でも晴れてても関係ないよね

さて、1か月以上の休みがあったのに
プチゴミ屋敷は全くもって変化
ありませんでしたね

時間の問題ではなく、やる気の問題だと
毎回、身をもって証明するものぐさです。
分かってはいるのに、やっぱり心が
動かない筋金入りの怠け者です

自分の事も容易に思い通りに動かせない
のに、自分以外の人を動かすこと、変える
ことはやっぱり無理があるのです。

変えられるのは自分だけ。この言葉は真実です。
でも、自分を変える為のヒントやきっかけの
提供ならできるかも知れません。

当の本人は、『ヒントを与えよう!』なんて
これっぽっちも思っていなくても、その生きる
姿勢だけで、誰かのやる気スイッチ
ONになることもあると思います。

みんな良くも悪くもお互いに『ヒント』を
出し合いながら、より良く生きて行く為の
模索をしているような気がするのです。

尊敬される人も反面教師と呼ばれる人も。

そう言えば、反面教師と呼ばれる人は
自分は絶対ああはなりたくないって
言う人に使います。
けれど言葉の中にちゃんと『教師』が
入ってますよね。

そう意味では、自分に教えてくれている人。
ヒントをくれる人な訳です。

拒否と嫌悪で見下して終わるのは
簡単です。でも、その人をよくよく
見た時に、自分の知らない自分を
その人の中に見つけることも可能です。

そうなって初めて、気づくべきことが何かを
見つけられるのかも知れません。

全ては、自分自身に気づく為に知る為に
ありとあらゆる方法でヒントが用意されて
いると、ものぐさは思っています。
神様は、どこまでも慈悲深いです。

それなのに大概は、見逃してばっかり
なんですけどね

そして、自分の生きる姿勢そのものも
誰かのヒントになっている自覚も
忘れず、立派に生きよう!と思いつつ
ぐうたらの誘惑に勝てたことがない
ものぐさなのです

そんなものぐさは、子供達には
偉大なる『反面教師』!!
なんだか照れますね!(//∇//) 偉大な教師ですよ!
『反面』がついちゃってますけどね
ハハハ・・・

今日も戯言にお付き合い下さり
ありがとうございます。

そんな今日の一首は・・・

いつだって 天知る地知る 人ぞ知る

分かってないのは 自らのこと
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パンドラの箱

2017-10-05 | ものぐさの独り言
おはようございます
そして、お休みなさい

今日は、朝から寒くて既に脳からの冬眠への
誘惑が波のように押し寄せてきます(T ^ T)

季節の変わり目ですね。皆さまも体調には
ご注意下さいねm(_ _)m

さて、お陰様で無事に面接が終了しました。
あとは、お返事待ちです。
雇って頂けるか、雇って頂けても今までとは
全く違うジャンルの職場ですから、本当に
やっていけるか、不安です

未知の世界は不安です。
なんせ、『未だ知らぬ世界』ですからね(笑)
未知の世界は、いつでも『パンドラの箱』を
開ける程の勇気が要ります。箱を開けると・・・

きっと失敗は当然、上手く行かないことも
思い通りにならないことも山程あるでしょう。

凹んで、自信を失い、自己嫌悪の嵐に
心が折れてしまいそうになるでしょう。

あー、休みたい、仕事辞めたい、楽したい
の誘惑に負けてしまうかもしれません。

そういう、ネガティブな気持ちが次から次へと
自分を襲ってくるかもしれません。

でも、それを超えた先にしか見られない
世界があります。

パンドラの箱から最後に出てきたのは『希望』
でしたが、仕事ではきっと『逞しさ』かなと思います。
もしくは『図太さ?』『図々しさ?』
ものぐさの場合はですが

もう、そこまできたら、お局または重鎮の座
ゲットです(笑)

右も左も分からない、不安で消え入りそうな
職場での存在感が、鉛筆で何度も線を上書き
されて行くように、気づいたら職場と言う
絵の中で、『めっちゃ濃くなってるしー
となっていき、いつの間にかその絵の中で
存在感を増して行く。

勤続年数を重ねるとは、そういうことでは
ないかと言うものぐさの勝手なイメージです

さっ、次なる職場では『マッキー』で書いた
ぐらいな濃さの存在感を目指し頑張ります。
もちろん、お客様の『利益』の為の精神も忘れずに。

その前に、パンドラの箱の魔物(葛藤)との戦いが
待っていると思いますが、それはどこまで
行っても内なる戦いなのです。

と、ぜーんぶ採用が決まってからの話だと
言うことをすっかり無視して、妄想中の
ものぐさです
(相変わらずだねー
ハハハ・・・


今日も他愛ないひとり言にお付き合い下さり
ありがとうございます。

そんな今日の一首は・・・

恐れと言う 箱を開ければ 次々と

異形の不安が 心を襲う
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貧乏神

2017-10-01 | 幸せ・・・
おはようございます

今日も朝からいいお天気
今日から10月ですから、流石に空気は
少しひんやりと爽やかです。

ものぐさ熊さんの冬眠時期が少しずつ
近づいて来てます
(冬眠って、冬じゃなくても寝てるよね
あははは、バレてた||||||(_ _。)||||||

さて、今日は以前、姉から借りて読んだ本に
あった昔話です。もう十数年前に読んだ話
ですから、曖昧な部分はあると思いますが
ざっくりで読んで頂けたらと思います。

昔むかし、あるところにとても貧しい夫婦が
住んでいました。夫婦はとても優しく働き者
でしたが暮らしぶりは一向に楽にはなりません。
けれど夫婦は、不満一つ思う訳でなく、まだまだ
自分達の頑張りが足りないのだと、益々一生懸命
働く始末。
ある晩のこと、家の天井からすすり泣く声が
響いて来ました。驚いた夫婦は、恐る恐る天井を
確認したのです。すると、そこにはみすぼらしい
ガリガリに痩せ細った男がシクシクと泣いて
座っていたのです。
驚いた夫婦が泥棒かもしれないと思いながら
声をかけると、これまた驚いたその男は
天井からドスンと落ちて来ました。

落ちて怪我をしたかも知れないと、慌てて
夫婦は、その男にかけ寄り声をかけました。

夫婦『大丈夫かい。怪我なないかい?
ところで、お前様はいったい誰だね?
何でうちの天井で泣いていたのかね?』
と尋ねました。

尻もちをついた、その男は腰のあたりを
さすりながら

男『私は、貧乏神じゃ。この家は居心地が
よくて、よくて。でもお前様達があまりに
一生懸命働くものだから、もうこの家には
いられなくなりそうで、悲しくて泣いていた
んじゃ』と事情を話ました。

そして、痛めた腰をさすりながら、家を出て
行こうとする貧乏神を夫婦は何だかとても
気の毒に思えてしまい、貧乏神を引き止める
事にしたのです。

夫婦『貧乏神と言え、貴方様は神様じゃ
神様を追い出すなんて、私達にはできない
こんな、貧しい家で良ければ、いつ迄でも
いて下され』

そう言われた貧乏神は、嬉しくなりました。
それからは、貧乏神を上座に座らせ夫婦は
大事に奉ったのです。

貧しいけれど、夫婦にとって貧乏神との
生活は大事なものになっていきました。

それから暫くした、ある年の暮れ
今まで一生懸命働いて来た夫婦の家に
やっと福の神が訪ねて来たのです。

夫婦は有難いことだと喜びました。

しかし、福の神は貧乏神にこう言いました。

福の神『貧乏神よ。お前様の役目は終わったのじゃ
今日より、わしがこの家に住まうことになる故
早々に立ち去るが良い』

貧乏神『福の神様、承知しております』と
貧乏神は立ち上がり、家を出て行こうとしました。

そのやりとりを見ていた夫婦は、共に過ごしてきた
貧乏神を追い出すのは忍びない思いになり
福の神にこう言ったのです。

夫婦『福の神様、我が家に来ていただき
本当に有難い事だと思います。けれど
貧乏神様を追い出すことは、できません。
どうか、お引き取り下され』

と、あろうことか、福の神を外へと
押しやってしまいました。これは何と
言うことだと驚きながらも福の神は
その押し問答の最中、打ち出の小槌
を落としてしまい、そのまま帰って
行ってしまいました。

そこまで自分を想ってくれる夫婦に対して
貧乏神は有難い思いでいっぱいになりました。
そして福の神が落としていった打ち出の小槌を
貧乏神が振ると・・・な、なんと!貧乏神が
福の神に変わってしまったのです。

こうして、夫婦と福の神に変わった貧乏神は
いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。

おしまい。

と、まぁざっくりですが、こんなお話でした。
初めて読んだ時は、(んな、バカな
と思いました。けれど、今は少し違います。

夫婦にとって貧乏神は、『苦』の象徴です。
そんな苦さえ喜んで受け入れ、自分にできる
精一杯を頑張り、苦に感謝する姿勢こそが
『苦』を『幸い』に変貌させたのかも知れません。

心の浄化の過程を例えている昔話にさえ
思えてくる、単純なものぐさです(笑)

今日も長い話にお付き合い下さり
ありがとうございます。

そんな今日の一首は・・・

溜まり行く 心の中の 負の感情

貧乏神を 呼び寄せるもの

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