数学の王道

数学研究会代表 数学プロ主任講師の本音

日曜特訓・・・

2014年09月29日 | 日記

中学入試専門の塾では「日曜特訓」が行われている。

はたして、「内容はどうなんだろうか?」と疑ってみるべきだ。

N能研、M進研など盛んに毎週テストを行い、偏差値が出て「~君は東海中は大丈夫だとか、とても無理だから」

「南山なら大丈夫だから南山に」とか言われ、その結果で一喜一憂する。

 

ナンセンスだ!

模試が最大公約数的な作り方であり、内容を精査してをみると、開成・麻布・筑駒の御三家の過去問の

コピーではないかと思う問題ばかり。

東海・滝・南男が第1志望の生徒にとっては、ほとんど意味がない。

 

塾サイドは、テストほどお金が儲かるものはないから、

「テスト慣れの意味でも秋からは本番を想定して、模試を受けないと駄目です。」

と保護者に強制的に受けさせる。

 

本当に意味がない!

 

「日曜特訓」などというネーミングで、受験生の大事な時間を浪費している。

その結果 過去問演習の時間がとれないという最悪な展開になっている。

 

来年 本当に第1志望校に合格したいと思っている受験生とその保護者の皆さん。

「日曜特訓」などやめて、過去問の解けなかった問題をやってください。

 

確率的には、天と地ほどの差ができる。

毎年 この時期になると本当に強く思う。

「塾は本当に自分のことを真剣に考えているのか?」と

 

 

また、ブログ書きます!

 

 


お薦め本!

2014年09月24日 | 

ずばり、「スターバックスの教え」 (目黒勝道)

 

なぜ スタバなのかが具体的に例をあげて書いてある。

みんなも、スタバであまり嫌な思いをしたことはないと思うが

スタバのミッションがわかりやすく書いてある。

 

「感動経験を提供して、人々の日常に潤いを与える」

このミッションを実践するため、1人1人が考えマニュアルはない。

 

本当にそうだと思う!

宿題が出れば、それを黙々とやり、偏差値に一喜一憂していては

本当に「なんのためにやっているのか?」がぼやけてしまう。

 

受験もいろいろな人に出会い、人からいい影響を受け、自分が感動したことを話したりして

自分を成長させるために、頑張っているのであって、東大に入学することは目的ではないはずだ。

 

実際 ラ・サールでも東大に合格したが、燃え尽きてしまっている生徒が多いと聞いた。

本当に残念だ!

 

ところで、アジア大会が行われている。

日本選手 頑張っているが、その中でも萩野選手は凄い!

日本人は体格的に自由形は無理というのが今までの常識だった。

それを200Mで金メダルをとって見事に常識を覆した。

本当に見習わなければならないメンタルだと思う!

 

なんだか、最初の本の話とは違う話になっているが(笑)

 

本屋に行けば、いろんな本が出ている。 

人間 いくつになっても勉強だと思う!

 

Nothing is too late to start!

 

 

 

 

 

 

P.S

「学年ビリだったギャルが、1年で偏差値40上げて、慶応大に現役合格した本」

この本も、いい本だから是非読んで!

 

じゃあ、また。

 


中学入試模試!

2014年09月22日 | 日記

昨日は四谷大塚の模試のところが多かった。

四谷の算数は、方向性が開成・麻生・筑駒の入試問題の焼き直しであって

東海・南男・滝中志望の生徒には、対応ができていない。

 

社会は 記述問題がここ2年くらい主流になっているのにまだ記号を選ぶという問題。

 

少なくも 本当に東海圏の私立中学に合格使用と思っているなら、

塾のテキスト・模試をやっていては合格可能性は低い。

 

模試の問題を見ると、関東圏の私立中学受験には王道だと思うが、東海圏では・・・・

 

では、何をやればいいのか?

 

答えは過去問!

東海中志望なら、過去5年の問題が終わってしまったら南男や滝・名古屋の過去問を

平面図形に関して言えば、淑徳もいい問題が出題されている。

 

9月も下旬の今 時間がなくなっているから、

問題をしっかり選んでやっていかないと手遅れになる。

 

 

算数だけでなく 国語・社会・理科の記述問題対策もしっかりやっていかないと

 

 

では、今からでも間にあうか?

答えはYes

ただ解く問題を精査してピンポイントで解いていかないと。

 

解いた問題は必ず出ると信じて問題を選んで、頑張ろう!

 

じゃあ また!


超優良記述問題!

2014年09月17日 | 数学

問題

 

座標平面上の4点A(1,0),B(2,0),C(2,8),D(1,8)を頂点とする長方形を

Rとする。また0<t<4に対して、原点O(0,0),点E(4,0),および点P(t,8t-2tt)

の3点を頂点とする三角形をT(t)とする。

 

(1) Rの内部とT(t)の内部との共通部分の面積 f(t)を求めよ。

(2)  tが0<t<4の範囲で動くとき、f(t)を最大にするtの値と、その時の

   最大値を求めよ。

 

 

                         (大阪大)

 


お薦めの本!「確率」

2014年09月14日 | 

題名は「面白いほどよくわかる確率」

この本は「宝くじの確率」「誕生日が一致する確率」」など身近なテーマで確率」

を論じているので面白い!

 

パチンコで大当たり確率」1/300の台は「300回まわせば当たる」と思いがちだが

「確率」の計算式に当てはめると1400回まわさないと

ダメということが数学的に書いてある。

 

 

「確率における誤解」 「知らないと損する錯覚」を解き明かしてくれる「目から鱗」の1冊です。

 

宝くじで一発大金をと思っている人は読むといいよ(笑)


勉強の仕方

2014年09月04日 | 日記

夏休みの課題テストも終わり、早い学校ではもうテストが帰ってきた。

今 指導している生徒さんは、今までの最高点をとっている。

 

この夏休み、とにかくやる問題に優先順位をつけて、その問題だけを徹底的にやってもらった。

その結果が、この夏休み明けのテストで出ている。

 

今までの膨大な量の入試問題をエクセルで分析すると、はっきり確率の期待値という形で傾向が明瞭になる。

それをベースに問題をピックアップして、優先順位をつけ、順位の高い問題から解いてもらった。

 

結果は本当に驚くくらい成績がアップした。

 

もうひとつ、「なぜ」ということを意識して選んだ問題を解いてもらっている。

 

具体的にいうと、例えば、図形の問題で「なぜ」ここに補助線を入れると解けるのか?

「なぜ」図形の問題が4割くらい出題されているのだろう?

国語なら、「なぜ」説明・評論文+物語文が出題されているのだろう?

 

「なぜ」という意識を持って問題に取り組めば、次の「この問題が出題される!」というステップに上がることができる。

これは、ヤマ勘でなくてしっかり統計的な分析がベースだから、テストに出題される確率は高い!

 

キーワードは

「マジッグよりロジック」 「選択と集中」

 

ところで、

全米オープン 錦織選手日本人81年ぶりのベスト4というビックニュース

おめどとう!

そして彼から学ぶものは本当に多い!

 

しっかり、プランを立て、実行し、よくなかった所をチェックして、そこを直していく。

 

やる気になった?

 

僕は頑張るよ!!