ドラマ 咲-Saki- 感想

ドラマ　咲-Saki-　第１局　感想




　実写化。
　正直に言えば、実写化なんてして欲しくなかったというのが僕の本音だ。
　ここ最近の傾向を考えれば、仕方のない事なのだろうと受け入れてはいるが。


　そういう訳なので、何の期待もしていなかった、ドラマ『咲-Saki-』。
　おかげで僕の中でハードルが下がったのか、実際に観てみるとそう悪いものでもないと感じた。



　確かに実写化ならではの痛々しさは拭えないが、それでも原作を再現しようという努力は窺える。

　特にタコスの口調は、アニメそっくりで驚いた。
　あの役者、声優と同一人物ではないんだよね？

　一方で、この世界線の京太郎は存在を抹消されちゃったか（笑）。
　まぁ、あまり出番もないし、仕方ないのかな？




　ドラマ第１局は、原作の第１話から第２話まで。



「これ あなたの？」

　物語冒頭、風に飛ばされた咲の栞をのどっちが拾うオリジナルのシーン。
　のどっちなら、「あなたのですか？」と言うと思うんだけどなぁ。




　自己紹介のシーン、スカーフの色で分かるハズの学年まで口にするのは視聴者への配慮か。
　ビジュアルやおもちについては、言っても仕方ない事なので何も言うまい。




　タコスが咲からバカホンを和了るシーン。
　「優希は早さだけが取り柄」なんて説明しているけど、のどっちも聴牌しているな（笑）。
　そして、どうしてのどっちはその手をダマに？


　また、ドラマでは嶺上牌を下ろしていないのが気になった。



　原作（↑）だと、ちゃんと下ろしているのにね。




　それと、毎局牌の色が同じなんだけど、この自動卓は背の青い牌しか入れてないの？
　混ざってしまった時に面倒だぞ……（笑）。




　咲が作中で初めて嶺上開花を和了るシーン。
　実写でも、こういうエフェクトが入るんだね。




「ごめんなさい 私 あまり麻雀好きじゃないんです」

　成程ねぃ。
　咲のこのセリフ、のどっちに対して言わないと思ったら、70符2飜を和了った後に持って来たか。
　勿論、個人的には原作の方が好きだけど、改変した理由も理解出来る。


　ドラマ『咲-Saki-』、最初にも書いた通り、第１話は決して悪いものでもなかった。
　現実的に考えたら、『咲-Saki-』を実写化して、これ以上を望むのは難しいのではないだろうか。
　まぁ、『咲-Saki-』でなかったら観てないし、アニメに比べれば論外の出来だけどさ。