実写映画 咲-Saki- 感想
劇場公開された、実写映画『咲-Saki-』を鑑賞して来た。
率直な感想としては、ドラマと同じで「悪くはない」。
その再現度は高く、『咲-Saki-』を109分の実写映画にする場合の一つの理想形とも思える。
まぁ、原作が面白いんだから、忠実に実写化すれば、普通は面白くなるよね。
にも関わらず、世ではその単純なロジックが理解出来ない者により、日々贋作が生み出されているから困る。
実写化と聞いた時は『咲-Saki-』もそうなる覚悟をしていたのだが、杞憂となって胸を撫で下ろしている。
一方で、アニメと比較してどうかと問われれば、やはり格段に劣ると言わざるを得ない。
本作品はとても忠実に原作を再現しようとしていたが、それでもどうしても不自然な部分は出て来る。
また、時間の都合でカットされたシーンが多く、特に闘牌内容が大部分省略されていたのは残念だった。
僕が行ったのは「TOHOシネマズ 錦糸町」。
ショッピングモールの中にあるとは知らなかったので、映画館が見付からずに焦ってしまった。
出し抜けに「目的に到着しました」と言われた時は、Googleマップの正気を疑ったじぇ。
映画館に入ってしまえば、後はスムーズだった。
売店で2部買ったパンフレットを読み、始まるのを待つ。
映画の前に、舞台挨拶が行われた。
登場したのは、原村和役の浅川梨奈と、染谷まこ役の山田杏奈。
司会が「浅川ナナ」と呼んだので、名前間違ってる……と思ったら、「梨奈」で「ナナ」と読むのか。
「梨」→「なし」→「な」という事ね。DQNネーム……。
現場には必ず単行本が置いてあって、それを確認しながら撮影したという話には好感が持てる。
これで、監督が俳優が「原作は読んでおらず、自分なりの~」とか言い出したら、ブーイングしてた。
舞台挨拶が終わった途端、帰り出す人が少なからずいた。
聞こえて来た話だと、舞台挨拶だけハシゴしているグループがいるらしい。
色々な世界があるものだ……。
先鋒戦。
京太郎がいないため、タコスは休憩時間にタコさんウインナーを食べてパワーアップ。
それ以外のところは概ね同じだが、キャプテンがタコスに5800+300点を和了らせる局なんかはカットされていた。
タコスが涙を流すシーンは良く出来ていて、観ていて思わず泣いてしまった。
次鋒戦。
概ね原作通り。
ただ、自分で「親番4回中3回ツモられた」と口にするまこは、言い訳みたいで格好悪い(笑)。
中堅戦。
闘牌描写が著しくカットされているため、ドラ単に一発で刺さる文堂さんが阿呆に見えてしまう(笑)。
部長の悪待ちの究極系、空聴リーチがなかったのも残念。
ちゃんと、部長の例のツモり方を再現していたのは良かった。
副将戦。
のどっちを追うカメラの前に何度も何度も割り込み、ポーズを決める透華には笑った。
エトペン誘拐事件はカットされ、咲がのどっちにエトペンを届ける形に改変されていた。尺の都合だろうが微妙。
ドラマOPでもやっていた荒ぶる鷹のポーズだけど、コレは右手で高速副露しているのだと思う(笑)。
副将戦も闘牌シーンは大幅カット。特に振聴5面張ツモに何の説明もなかったのが残念。
モモのステルス、初見の人は理解出来たのかな? もっと捨牌が消える描写を強調した方が良かった気が。
大将戦。
概ね原作通りだが、やはり闘牌描写は薄め。
咲の連続和了はカット。照の連続和了に繋がる伏線だと思うのだが、映画だと出て来ないので仕方ないか。
dreamscapeにも書かれていたが、「麻雀を通して話す」事を映画全体のテーマに昇華させていたのは良かった。
敗退したチームの描写は、無念さや喪失感が伝わって来て泣ける。
さすがにジャミラ池田はなしか……(笑)。
実写化に色々と思うところはあるが、やっぱり『咲-Saki-』は面白い。
食わず嫌いせず、ドラマや映画も観て良かった。
劇場公開された、実写映画『咲-Saki-』を鑑賞して来た。
率直な感想としては、ドラマと同じで「悪くはない」。
その再現度は高く、『咲-Saki-』を109分の実写映画にする場合の一つの理想形とも思える。
まぁ、原作が面白いんだから、忠実に実写化すれば、普通は面白くなるよね。
にも関わらず、世ではその単純なロジックが理解出来ない者により、日々贋作が生み出されているから困る。
実写化と聞いた時は『咲-Saki-』もそうなる覚悟をしていたのだが、杞憂となって胸を撫で下ろしている。
一方で、アニメと比較してどうかと問われれば、やはり格段に劣ると言わざるを得ない。
本作品はとても忠実に原作を再現しようとしていたが、それでもどうしても不自然な部分は出て来る。
また、時間の都合でカットされたシーンが多く、特に闘牌内容が大部分省略されていたのは残念だった。
僕が行ったのは「TOHOシネマズ 錦糸町」。
ショッピングモールの中にあるとは知らなかったので、映画館が見付からずに焦ってしまった。
出し抜けに「目的に到着しました」と言われた時は、Googleマップの正気を疑ったじぇ。
映画館に入ってしまえば、後はスムーズだった。
売店で2部買ったパンフレットを読み、始まるのを待つ。
映画の前に、舞台挨拶が行われた。
登場したのは、原村和役の浅川梨奈と、染谷まこ役の山田杏奈。
司会が「浅川ナナ」と呼んだので、名前間違ってる……と思ったら、「梨奈」で「ナナ」と読むのか。
「梨」→「なし」→「な」という事ね。DQNネーム……。
現場には必ず単行本が置いてあって、それを確認しながら撮影したという話には好感が持てる。
舞台挨拶が終わった途端、帰り出す人が少なからずいた。
聞こえて来た話だと、舞台挨拶だけハシゴしているグループがいるらしい。
色々な世界があるものだ……。
先鋒戦。
京太郎がいないため、タコスは休憩時間にタコさんウインナーを食べてパワーアップ。
それ以外のところは概ね同じだが、キャプテンがタコスに5800+300点を和了らせる局なんかはカットされていた。
タコスが涙を流すシーンは良く出来ていて、観ていて思わず泣いてしまった。
次鋒戦。
概ね原作通り。
ただ、自分で「親番4回中3回ツモられた」と口にするまこは、言い訳みたいで格好悪い(笑)。
中堅戦。
闘牌描写が著しくカットされているため、ドラ単に一発で刺さる文堂さんが阿呆に見えてしまう(笑)。
部長の悪待ちの究極系、空聴リーチがなかったのも残念。
ちゃんと、部長の例のツモり方を再現していたのは良かった。
副将戦。
のどっちを追うカメラの前に何度も何度も割り込み、ポーズを決める透華には笑った。
エトペン誘拐事件はカットされ、咲がのどっちにエトペンを届ける形に改変されていた。尺の都合だろうが微妙。
ドラマOPでもやっていた荒ぶる鷹のポーズだけど、コレは右手で高速副露しているのだと思う(笑)。
副将戦も闘牌シーンは大幅カット。特に振聴5面張ツモに何の説明もなかったのが残念。
モモのステルス、初見の人は理解出来たのかな? もっと捨牌が消える描写を強調した方が良かった気が。
大将戦。
概ね原作通りだが、やはり闘牌描写は薄め。
咲の連続和了はカット。照の連続和了に繋がる伏線だと思うのだが、映画だと出て来ないので仕方ないか。
dreamscapeにも書かれていたが、「麻雀を通して話す」事を映画全体のテーマに昇華させていたのは良かった。
敗退したチームの描写は、無念さや喪失感が伝わって来て泣ける。
さすがにジャミラ池田はなしか……(笑)。
実写化に色々と思うところはあるが、やっぱり『咲-Saki-』は面白い。
食わず嫌いせず、ドラマや映画も観て良かった。
ならもうちょっと褒めてやれよw
30分、せめてあと15分長くなって、闘牌シーンが増えていればと思った。点数移動も唐突に見えるし、あれじゃあ原作を暗記してない人にはさっぱりだ。
あと気になったのは、予選1・2回戦と決勝が同日開催になっていた事。映画のあの描写だと決勝は翌日じゃない・・・ よね?
1日計20半荘、しかも複数卓なんて回せるんかいな。
決勝大将戦が夏間近の時期の夕暮れ〜夜(18〜19時くらい?)で20半荘って、昼休憩とか対局間インターバル入れたらスタート何時になるんだよと。
特別編を45分にして決勝前まで消化しても良かっただろうに。
>聞こえて来た話だと、舞台挨拶だけハシゴしているグループがいるらしい。
特典目当てで複数枚チケットを購入して初日に見た人は、あとは舞台挨拶だけで補完できるという考えもあるかも?
上映後挨拶の回もあるし、すでに複数回見てるんだろう。
と思いました。
ただまぁ見ている人はほぼ原作既読だろうからみんな同じこと思うだろうなぁ‥とも。
キャプテンとワハハの声がいいなとも思いましたよ。
原作へのリスペクトに溢れてた
違うサイトでは先行上映会での過半数は咲ファンではなくキャストのファンと言ってたから、それが正しいなら原作既読はそこまで多くないと思う