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紙を彫る。紙で染める。

喜多方会津型紀行 その0

思えば今年の春まで

喜多方は、博多のそばにある九州の一部
だと思っていました。


だってラーメン🍜じゃん。。。

地理に疎い私にとって本当にラーメン以外何も連想できない地名でした。
それが今ではこんなにあたたかい響きに感じられるようになるとは!






型屋2110が喜多方に呼ばれたワケ

この度の10/7〜10/9の3日間。
伊勢型紙彫師の型屋2110は喜多方市教育委員会文化課様より今年の7月に続き、2回目のお招きにあずかり、喜多方市にお邪魔してきました!

三重県鈴鹿市から北へ約6時間以上かけてたどり着く福島県ののどかな街、喜多方市

この土地には昭和10年頃に途絶えてしまった伊勢型紙と同じ染色道具である「会津型」が存在していました。




途絶えてしまった会津型には職人はいません。

会津型にはどんな特徴があるか 
会津型を活用するにはどうすべきか

市の文化財である会津型をテーマに大きな事業に取り組むのに協力してもらえる専門家を探す中で、現役職人である型屋2110がオススメされ白羽の矢が立ったというわけです✨

ちなみにオススメはAmazonとかのレコメンド機能ではなくて
(あれ怖いよね!)
型紙関係者にはおなじみの文化庁調査官さんからです★






迫り来る講演の恐怖😇

今回託されたのは、『会津型ミュージアムウィーク』での会津型✕伊勢型紙のコラボワークショップの講師、そして
オープニングイベントでの講演でした。


考えてみると、型屋2110は伊勢型紙の、ましてや会津型の専門家なのか??

もともと勉強が大嫌いで、最終学歴も工業高校😎と言うかなり残念な脳みそをしている私ですから、型紙を研究したいなんて思ったこともありません。

(取説とか絶対読まない。活字で眠くなるタイプ...スヤァ😴)

わたしなんてのは
型紙彫師の高い職人技術に感動し
それを染める職人さんたちの高い職人技術に感動し
伊勢型紙を彫ること「だけ」が生きがいの

全くの もう全く末端の

一職人です。


技術指導はきっとなんとかなる。
けれど講演なんて...



 講 演。

(響きが重いよね!)



浅学の私が知識としての型紙を私が語れるはずもなく😅
いっそ開き直って徹底的に職人目線で制作や自分の話をするしかない!というのが今までのいざという時の戦法でした。
今までは.......。



今回いただいた講演のテーマはコレ!

『会津型との出会い』ドーン

「前回の交流を踏まえ、彫師である那須様から見た伊勢型紙、会津型の魅力について。また伊勢型紙の普及活動についてお願い致します」(by喜多方市)


まさか
伊勢型紙職人が会津型について語らねばならない日がやってくるとは!!😱

前回訪問した際に感じた驚きや感動と、
課題山積の伊勢型紙の現状
そして偏った伊勢型紙への愛情
一つの丼ぶりにぶち込み💫😵
なんとか30分の講演内容を数日かけて仕立てました(笑)

原稿を読み上げるだけではお客様が眠くなるだろうと、講演のなかほどで凛九型屋2110のプロモーションビデオを挟むことにしました😄
(まだこの日はYouTubeアップしたてのホヤホヤ!)

原稿に合わせ、イラストレーターでスライドもどきも作ったし(笑)


さぁこれで準備は万端....か?

世の中の講演と名のつくものを任された方々はどんな風に練習しているんだろうか。ご苦労さまです。




慣れれば、持ち時間が延びようが、縮まろうが、言われた時間に調整できますから大丈夫大丈夫!😁✌(by文化庁調査官I氏)

あ、練習要らない人も居たな....




おや?紀行とか銘打っておいてまだ出発もしてないぞ!なんてこった!
つづきはまた次回に(^o^)/
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