プレス金型メーカー「株式会社ナカムラ」の最新情報

株式会社ナカムラはプレス金型設計製作の専門メーカーです。様々なプレス金型に対応して設計製作しております。

金型納品

2008年09月24日 | Weblog
タンデム型納品しました。
45トンクラスの小さな型ですが、1ヶ月弱の期間中に約30型製作しました。
コンパウンド以外は全てパイプ加工用の叩き型仕様です。

金型ちゃん!!頑張って良品をいっぱい作ってね。


打合せ

2008年09月22日 | Weblog
今日、お客さんと曲げ部品の安定性について、いろいろ話しをしていました。
その中で、プレス屋さんや型屋では普通に使っている言葉でも、一般の方には恐ろしい会話に聞こえるのでは??と笑いました。

プレス屋さん(P)『最近ここが甘くなってきててさー!!不良寸前だわ』
型屋(K)『本当ですね。ありゃ、殺しの部分欠けてるは。』
(P) 『きっちり焼き入れてるのぉ~。まーいいや。新規で駒作ってよ。』
(K) 『焼きは、キッチリ入れてますよぉ~。ただキワドイ殺しの部分ですからね。』

金型の用語って面白いのが多いですよね。多分、一般の方には理解しがたいと思います。
実際、私も10数年前は、「この人何言ってんだ?」と何回も仕事中に思いました。

たとえば、
「殺し」→曲げの内側を強く突く
「焼き」→熱処理
「オス」→パンチ
「メス」→ダイ
「ボーズ」→絞りパンチ
「シゴキ」→強く擦り上げる
「ど突き」→プレス下死点

まだまだ、いろいろありますが・・・

最近では、職人さん用語を英語で言うのが主流のようで、何か新鮮な感じがします。
(P)「こないだのプログレ、フォームの時ネック気味だから、ちょとパンチボカスか?」
(K)「リストで直るからそうしますか。」「ついでにカムピの受けもボカシましょう。」

やっぱり、分かりにくいかな?・・・。
 

咲きました

2008年09月19日 | Weblog
2ヶ月ほど前に、お客様よりいただいた小さな鉢植えのミニバラが、小さくて可愛い花を咲かせました。
一時は枯れそうになって、ヒヤヒヤしましたが何とか開花しました。

K部長さん。綺麗に咲きましたよ。

工程設定

2008年09月16日 | Weblog
記念すべき「最新情報」の第1弾は工程設定のお話をしようと思います。
写真の品物は、約30年前に立ち上げた金型により生産された品物です。
(最新情報なのに、30年前の話で良いのやら?)
細かいことは気にせずに、前へ進めるとします。

まず、この品物を見て「簡単だべ」と言い切れる方は少ないのでは無いでしょうか。
数々の経験を積んだ方こそ「一筋縄じゃ行かねえべ」と答えるんじゃないかと思います。

この品物は、複合的に形状が連続しており、シワと板減のバランスが非常に難しい品物です。 品質的に要求される最大のポイントは2つ。
『しっかり掴む』&『位置が決まること』 です。

要求される品質をクリアする為の最大のポイントは、やはり工程設定に掛かってきます。

金型の場合、10社に検討させると、10通りの回答が来るのと同じで、職人さん・設計者、それぞれノウハウがありますので、様々な提案が出てくると思います。

この品物の場合、誤った工程設定をすると、品質以前に形にならない。形になるけど型から、物がとれませ~んなんてことになってしまいます。
作業性を犠牲にせず、最少のプレス数で工程設定する。ここが一番難しい部分であり、職人の経験や設計者の感が最大限生かされるところだと思います。

最近では、品物の用途等により、『工程』への要求も様々で、
「絶対に自動で流しい!!」とか「工程掛かっても良いから綺麗な品物が欲しい」とか
「とにかく工程少なく!!」などなどお客様の要望も様々です。

う~ん。工程設定に答えは出せませんでした。
型屋としては、ご要望へ最大限に答えられる様に日々努力と勉強の毎日です。

※ちなみに、写真の物はかなりの工定数掛かってますが、要求品質クリアして製品化されました。




ホームページ開設

2008年09月10日 | Weblog
ホームページ開設しました!!
昨年、8月新工場へ引越し早いもので1年が経ちました。
工場も広くなり、機械配置もスッキリして、作業効率も以前より格段に
向上しています。

今後は、今までの経験と努力を生かして、より多様化するお客様の
ニーズに自信を持って答えられるよう従業員一同、全社一丸となって、
高難度なプレス金型へ挑戦していきます。

このブログでは、日々の金型製作にまつわる成功例や失敗談などを
肩の力を抜いて、コツコツと更新していくつもりですので、是非お立ち寄りください。