今日、お客さんと曲げ部品の安定性について、いろいろ話しをしていました。
その中で、プレス屋さんや型屋では普通に使っている言葉でも、一般の方には恐ろしい会話に聞こえるのでは??と笑いました。
プレス屋さん(P)『最近ここが甘くなってきててさー!!不良寸前だわ』
型屋(K)『本当ですね。ありゃ、殺しの部分欠けてるは。』
(P) 『きっちり焼き入れてるのぉ~。まーいいや。新規で駒作ってよ。』
(K) 『焼きは、キッチリ入れてますよぉ~。ただキワドイ殺しの部分ですからね。』
金型の用語って面白いのが多いですよね。多分、一般の方には理解しがたいと思います。
実際、私も10数年前は、「この人何言ってんだ?」と何回も仕事中に思いました。
たとえば、
「殺し」→曲げの内側を強く突く
「焼き」→熱処理
「オス」→パンチ
「メス」→ダイ
「ボーズ」→絞りパンチ
「シゴキ」→強く擦り上げる
「ど突き」→プレス下死点
まだまだ、いろいろありますが・・・
最近では、職人さん用語を英語で言うのが主流のようで、何か新鮮な感じがします。
(P)「こないだのプログレ、フォームの時ネック気味だから、ちょとパンチボカスか?」
(K)「リストで直るからそうしますか。」「ついでにカムピの受けもボカシましょう。」
やっぱり、分かりにくいかな?・・・。