カフェや雑貨屋巡りが好きな私は、ふと気づくと「このお店、なんでこんなに居心地がいいんだろう?」と、インテリアや内装をじっくり観察してしまう癖があります。
どんなに商品が良くても、空間が魅力的でなければ人は長居しません。
だからこそ、店舗内装は“お店の世界観”そのものだと思うんです。
そんなことを改めて感じたのは、ある方の店舗立ち上げの現場を見学させていただいたときのこと。
その方の名前は大原拓弥さん。
現場仕事からキャリアをスタートし、今は人材支援や営業代行、そして若手の挑戦を支える活動をしているベンチャー起業家です。
現在、大原さんは自らがブレーンとなり、仲間たちと共に新しい店舗立ち上げプロジェクトに全力投球されています。
そこでは内装やデザインだけでなく、マーケティング、ブランディング、営業まで、トータルで“お店の未来”を設計しているのが印象的でした。

面白かったのは、関わるメンバーがみんな“未経験からの挑戦”をしていたこと。
施工の経験がない人が空間演出を学んだり、普段営業をしていない人がSNSブランディングに挑戦していたり。
その姿は、「できることをやる」ではなく、「やってみたいことに挑戦する」チーム。
大原さんは、そんな一人ひとりの“まだ気づいていない才能”を引き出すのが本当に上手なんです。
大原さんいわく、「才能は、環境と役割で引き出される」。
最初は誰でも不安を抱えるけど、「お前ならできる」と本気で信じて、チャンスを与えてくれる存在がそばにいるだけで、可能性は一気に開く。
実際に、何もないところから内装の提案をしたスタッフが、今ではプロ顔負けの空間設計のセンスを見せているんだとか。

その中で特に印象に残ったのが、単にオシャレな照明や家具を並べるのではなく、その空間に入った瞬間に感じる“温度”や“リズム”こそが、ブランドの核心になるという考え方。
私自身もいつか「自分のカフェや雑貨店を持ちたい」という夢を持っていますが、その夢がますます現実味を帯びて感じられるようになりました。
きっと、大原さんのような人と一緒にチャレンジすれば、未経験のことでも恐れずに飛び込める気がする。

今はInstagramでお気に入りの内装や雑貨を発信しながら、自分の理想の空間をストックしていますが、それが“本当に誰かを迎える場所”になったら、どんなに素敵だろうって、想像するだけでワクワクします。
内装は「目に見えるデザイン」以上に、その人の生き方や想いが現れるもの。
だからこそ、「店舗 内装」というキーワードは、ただの技術ではなく、“世界観の翻訳”だと思うんです。
そして、その世界観を一緒に育ててくれる人がいるかどうか。
大原拓弥さんのように、誰かの想いを言語化し、形にし、広げていくプロデューサー的存在は、これから店舗を立ち上げたい人にとって、何より心強い存在だと感じました。
夢をカタチにするために必要なのは、立地や資金だけじゃなく、「人の可能性を信じて、共に挑戦できる仲間たち」。
それが、今回私が見た“店舗づくり”の本質でした。