校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

児童学部FC2日目~学科プログラム終了

2018年04月12日 18時07分52秒 | 日記
昨日から今朝にかけて、ここ箱根には深い霧が立ち込め、期待の眺望がききません。残念ながら富士山も拝めず、遠くから来た学生はとくに楽しみにしていたのではないでしょうか。しかしながら午前中の研修をしている最中に、ぐんぐんと天候が回復し、昼食を終えた頃にはすっかり晴れ上がっていました。ちょうど今日は、午後いちばんに箱根関所跡の見学が入っていましたので、これ以上ないグッドタイミングです。バスで出かける前、空にくっきりと浮かぶ富士山をバックに、記念撮影で笑顔を浮かべる学生が次々とカメラの前に立ちました。

私は足を痛めているので、バスで出かける皆を見送ってお留守番。したがって関所見学の写真はないのでごめんなさい。部屋てまとめものをしながら、皆が帰って午後の学科プログラムが始まるのを待ちました。

そして私が参観した部屋は、沢崎先生が講義をする教室。ここでは、たまたまキャリア教育の導入的な授業が行われていました。正面のスクリーンに投影されているのは、キャリア教育の第一人者・スーパーの『キャリアレインボー』というチャートです。私自身、キャリアコンサルタントの資格を取るためたに通ったビジネススクールで、最初に学んだ概念でとても懐かしく思いました。まだまだ人生を見通すには早いかもしれませんが、キャリアを考える第一歩になったのではないでしょうか。

続いて午前中に、新聞紙でアート活動をしていた教室を覗きにいくと、残念ながら発表は終わった後でした。ですから写真は午前中に撮ったものです。学生諸君のユニークな創意が伝わるでしょうか。

そして、そこで行われていたのは長江曜子先生の文学講義でした。実は長江先生、八柱から松国の通学路にお宅があるということで、私が聖徳大学に行った初日にそのことを話してくださったのです。それ以来、ちょっとしたご縁を感じていたので、ちょうど良い機会でした。テーマは『与謝野晶子と激動の20世紀の女性に学ぶ』。文字通り、激しく生き抜いた晶子の作品とともに、その生涯を紹介しつつ命の大切さを話されました。『女性として、人間として生きる。その複眼思考を、ぜひとももってほしいというメッセージ』。たいへん深く印象に残る内容で、多くの学生が時おり頷きながら聴き入っていました。今回は45分の限られた時間でしたが、長江先生の文学観と人生観が滲み出ていて、ぜひともまた、お話を聞かせていただきたいと思います。素晴らしい講義で、学科プログラムを締めくくることができ、ありがとうございました。
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