昨日、山梨県に行き、今年の5月に逝去された会社員時代の恩人「池田清隆さんを偲ぶ会」に出席して参りました。会場は甲斐大泉駅近くの雑木林ですが、こちらが池田さんが住まわれていたご自宅のお庭になります。面積はおよそ5000坪。20数年前に池田さんはこの雑木林を購入され、お宅を建てられてから奥さまと2人でお庭を仕上げてこられました。実は私は、まだお宅が建つ前に飼い犬を伴って訪れ、高い木を切り倒すお手伝いをしたことがあります。奥さまはよく覚えていらして「ベガちゃんが、あのあたりで用を足していましたね」と、思い出話に花が咲きました。
※下の写真は50人近くの参加者をお送りした後、スタッフの方々との記念撮影。
「恩人」というのは、私が<こどもちゃれんじ>の編集長をしていた時の担当取締役が、池田さんでした。ですから私が本誌を担当していた10年間は、池田さんに見守っていただいた時間だったのです。この会にはベネッセの元社長の福島保さんや顧問の宮川東一郎さん、さらに私が執筆した小説を刊行してくださった出版社の矢熊晃社長など、懐かしい人びとが顔を揃えられました。さらに遠く福岡県から駆けつけたのが<こどもちゃれんじ>の副編集長だった徳本理恵さんです。徳本さんは<こどもちゃれんじ>の生みの親と言ってよいほど、あらゆる企画に抜群のセンスを発揮されていました。創刊号の巻頭ページが下の写真ですが「りえお姉さん」として、しまじろうと掛け合う役回りのキャラクターも務めていたのです。当時は映像はなくカセットでしたので、イラストと声だけで登場して、こどもちゃれんじの「顔」となって活躍していました。当時の<こどもちゃれんじ>スタッフも何人か駆けつけましたが、忘れない人たちとの、しみじみ心に残るお別れ会となりました。