もともと杓文字は御櫃(おひつ)の部品でございます。最近では御櫃もほぼ見られなくなりました。御櫃は塗り物もありました。ですから、杓文字も塗り物になるのでございます。
なにしろ日常の雑器でございますので、御品は残っておりません。江戸の初期くらいの時代があればたいしたものですが、これは明治の終わり以後でございましょう。形は好ましいものでございます。
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