照葉シリーズもだいぶ佳境に入ってまいりました。右手に小さな竹で編んだ籠を持ち、菊の花を摘む照葉でございます。首にはショールを巻いて季節感をだしています。振袖には菊の花の柄でして、そのこりようは半端ございません。
表情は相変わらずの御人形のようでございます。これは当時の人々の”期待”を背負ってこのような一見無表情を装っているのでございましょう . . . 本文を読む
瀬戸の御品もいろいろ出しましたがこれは香炉です。左上に小さな十字が千鳥が飛んでいます。丸いところは波しぶきです。呉須が粗製のもので低質でなのでぼーっとした仕上がりですが、釉薬が気泡が一ぱいで煮えたかんじでそれなりに作品がまとまっています。一番下の波も丘のような部分と波がしらみたいな部分を画き分けいます。ざーっと画いているようでもそうではございません。手練れでございますよ。
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