羽織は粋な着物ですが、最近とんと御見掛けしません。和服が日常であったのは戦前まででして、戦後は西洋化が一段と進んでいます。和服は次第しだいに実用的ではないとの理由、つまりは高価である、着付けに手間がかかる、保管をどうしてよいかわからないなどの理由で非日常の存在、まるで芝居の衣裳のようになってきているようで、残念至極でございます。
しかし意外にも物事が分かっ . . . 本文を読む
春も近いです、河津の桜も少し開き、そろそろの満開のようです。出し物もほとんど出尽くしておりますが、ささやかな御品で失礼をします。時代を言うほどのことでもありませんが、昭和の初めでいいんでしょうか。技法的には切子と磨りを併用してサクランボ文を一周させた、可愛らしい小盃です。
小さなグラスは場所もとらず、なによりも安価です。特に良いのは . . . 本文を読む