女性宮家は、女性を苦しめる

　女性宮家は女性皇族を苦しめるだけです。
　だから、明治になって皇統は男系に限ることが明文化されたのです。決して男尊女卑ではありません。
　女性宮家に積極的な者こそ、女性のことなど何も考えていないのです。

　過去に女性の陛下は、8人存在されました。
　4人は未亡人で、残りの4人は生涯独身。
　4人は出産が不可能な高齢になってからの即位です。
　そして、皇太子はひとりも出ていません。

　女性宮家から天皇が出たとして、誰がそれを正統な天皇として受け入れるでしょうか。だれが本当の宮家だと思うでしょうか。
　さらに、誰がその宮家に婿入りするのでしょうか。

　女性の天皇は生涯独身であることを強いられ、出産もできません。
　いくら法律で保護しても、無理です。そんなことをしても世間は認めないし、自身が苦しむだけです。
　メディアは、最初のうちは女性宮家を支持しても、やがて疑問をむけ、その正統性を疑います。
　国民も、同様です。
　結果的に、女性の天皇自身が苦しむだけです。宮家の女性が苦しむだけです。
　世間の目を気にして、一生を孤独に送ることになります。
　女性宮家の制度は、その女性達に不幸を強い、人生を台無しにする制度です。

　皇位を安定して継承していくのなば、戦後に廃止してしまった宮家を復活させれば良いのです。
　今なら、まだ間に合います。

　上記のことに触れずして女性宮家を論ずるような者を、信用してはなりません。
　
　民主党も、宮内庁の羽毛田長官も、皇室不要論者です。
　有識者会議の人選も、同類を中心に集められるでしょう。
　そのような輩に、まともな議論などできるはずもありません。
　なぜなら、皇統を絶つための女性宮家論だからです。
　それが、彼らの目的なのです。


　どの国も、その国の特色が産業や製品に現れます。
　世界を席巻した日本の製品は、日本にいる日本人だからこそ作りえた物です。
　もし皇統が途絶えたら、日本は日本で無くなり、日本人は日本人ではなくなります。
　特定の地域に住むまとまった人間の集団、それだけでは民族とは言えないのです。日本人とは、ただ単に日本国籍を有しているだけではないのです。

　もし女性宮家を創出したら、やがて日本の製品から日本ならではの特徴と魅力失われ、どこにでもあるような特徴の無い、平凡でつまらない製品になり、日本の製品だから買うという人はいなくなります。
　これは、クルマや電気製品だけではなく、アニメやオタク文化も同じです。　


　女性宮家は、絶対に認めてはなりません。
　将来の世代に対する背任行為であり、自殺行為です。