昨日の続きです。
ウクレレ調整と言っても、ほんの合間にやっているので、合計でも1時間はやっていません。
早朝に少し、夕方に少しという感じです。
まずスクラッチ・ガードを接着したテナーからクランプ等を外して、スクラッチガードのローズウッドを紙ヤスリで磨きました。
400番~600番~コンパウンドの順です。
次にサドルを取り付け弦を元の様に張りました。
ビビリは全く無くなりましたが、音が軽い。
さてこの音が軽いのは何故なのでしょう。
今回判った事は、この弦のサドルから後の角度、ナットから前の角度が音に影響するという事です。
サドルは漂白された牛骨から作りました。
コンサートの方は無漂白の牛骨から作りました。
このコンサートのブリッジは実はテナー用です。
ネックのスケールもテナーに近いですし、こうしました。
音を較べています。
奥のシュン玉のテナーの音が一番バランスが取れてよく鳴ります。
さて、これに音質を近づける技は有るのでしょうか。
スプルースの種類は、シュン玉はシトカスプルース、手前はジャーマンスプルースです。
ジャーマンスプルースというのはガラスの様に硬い感じがしました。
それが多分、このサウンドを作っているのだと思います。
更に少し工夫してみたいと思っています。
角度で音が変わるというのは、やはりすごい。
だから手工品なのですね。
では、2つでは、、やはりちょと変わったかな?わからないや。
では、3つ、4つと小さな事を重ねて行くと大きな違いに気がつきます。
ウクレレ調整しているとそんな事に気がつく事が有りますよ。
しかし、中々正解はえられず、謎は深まるばかりです。