薔薇の季節

小さな薔薇の庭と、らっきー君が好です。

夏のウクレレの調整  3

2014-08-14 22:37:45 | ウクレレ製作

昨日の続きです。
ウクレレ調整と言っても、ほんの合間にやっているので、合計でも1時間はやっていません。
早朝に少し、夕方に少しという感じです。
まずスクラッチ・ガードを接着したテナーからクランプ等を外して、スクラッチガードのローズウッドを紙ヤスリで磨きました。
400番~600番~コンパウンドの順です。
 
次にサドルを取り付け弦を元の様に張りました。
ビビリは全く無くなりましたが、音が軽い。

さてこの音が軽いのは何故なのでしょう。
 
今回判った事は、この弦のサドルから後の角度、ナットから前の角度が音に影響するという事です。


サドルは漂白された牛骨から作りました。

コンサートの方は無漂白の牛骨から作りました。
このコンサートのブリッジは実はテナー用です。
ネックのスケールもテナーに近いですし、こうしました。
 
音を較べています。
奥のシュン玉のテナーの音が一番バランスが取れてよく鳴ります。

さて、これに音質を近づける技は有るのでしょうか。
スプルースの種類は、シュン玉はシトカスプルース、手前はジャーマンスプルースです。
ジャーマンスプルースというのはガラスの様に硬い感じがしました。

それが多分、このサウンドを作っているのだと思います。

更に少し工夫してみたいと思っています。
 



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2 コメント

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モリパパさん。 (きま)
2014-08-16 08:53:37
色々な事を、何か1つやるとちょっと変わったかなと思う事が有りますね。
では、2つでは、、やはりちょと変わったかな?わからないや。

では、3つ、4つと小さな事を重ねて行くと大きな違いに気がつきます。
ウクレレ調整しているとそんな事に気がつく事が有りますよ。
しかし、中々正解はえられず、謎は深まるばかりです。
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きまさんのおかげで (モリパパ)
2014-08-16 06:24:42
島村楽器で、ギタ-とウクレレ用に清掃液と欠けた爪のためにマニュキアを買ってしまいました。
角度で音が変わるというのは、やはりすごい。
だから手工品なのですね。
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