チャイばばの部屋        (旧:かっぱのひとりごと)

映画、本の感想を中心に、「いや~っ!○○ってほんっとうにいいですね♪」と思える事がらをつれづれなるままに…

嫌われ松子の一生(☆)

2006-06-10 11:16:28 | 映画
昨日レイトショーで見てまいりました。

感想は…見終わった直後は
「なんじゃこりゃ??」

だったのが、

一晩経ったら、
「松子ってすごいなあ」

という気持ちが生まれてました。
(登場人物の多くがそうであったように、
松子ってあとからとっても懐かしくなるのかも)


映画の中にもありましたが、
結局人間の「愛」は不完全でいびつなもの。
それに傷つきながら、
それでも「人を愛そう」「愛して欲しい」と
思う松子の生き方は、すごいです。


私的には松子の最期が、現代社会への問いかけのように思いました。
あまりにも「愛」のない時代に生まれ、
人間がおかしくなってきてるんじゃないかと思います。
松子は現代のキリストではないかという方がいましたが、
なるほどな~という感じです。
 

よくわからんコメントですみません。
まあ、幼少時の家庭環境やら、DVから逃れられない心理やら、
いろいろ考えさせられるところはあるかもしれません。

最近の無差別殺人は理解できないけど、
「あべさだ事件」のような熱い殺人は理解できる、
と言う方は、一度観てみてください。
松子をいとおしく思えるのではないでしょうか。


個人的な好みにより☆ひとつとさせていただきましたが、
かなり眠い状態でいったのに一睡もしなかったということは
私の中ですごいことであったことを最期に申し添えます。