リテックラボの相談レポートと事例集

ホームページを開催して2年。
電話や面談での相談内容を日記としてレポートにまとめました。事例としてもご活用ください

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激変!商工ローンと消費l者金融業界

2009年03月28日 | Weblog
2006年

主催 高金利引き下げを求める愛知連絡会


~サラ金・クレジット・商工ローンの高金利被害による自殺者・多重債務を防ごう~
を合言葉に全国キャラバンを展開しました。



「高金利引き下げ大集会」参加から3年。

グレーゾーン撤廃まで後一年。(だったと思う)

今までグレーゾーンの狭間で利益を得ていた、サラ金業者・商工ローンは、増え続ける過払い利息返還金の重さに次々と破たんしている。
(三和ファイナンス・アエル・など数社に及ぶ)

商工ローン大手のSFCGは民事再生の届け出をしたものも、認可はされず、破産となった。
ロプロは現在、貸出も手形割引もしていないという。

求めていたグレーゾーン撤廃。
増え続けた多重債務の救済。

中にはこんな意見もある。

「簡単に借りれるサラ金業者がなくなると借りるところがなくなる。そんな人達が
 闇金に走るので多重債務は減らないし、ますます、深刻になる」

私はこう思う。

「サラ金がグレーゾーンを利用して儲けていただけ。
被害者は高金利から始まる多重の穴に陥って這いだせない。
借りれないのなら、借りない生活を考えるだけのこと。
自己破産を選択してもいいと思う。そ
れにより、何年か後には、また借りれる状況になるし早く、出直しができる。」

今でも思い出します、昨年の秋のことです。

ある相談者のの手元には8枚のカードがあった。
全部がキャッシング用。
信販系からサラ金系まで8枚のカードを利用していて、返済したらまた借りる。
この繰り返しを10年間してきたという。

借金の総額「600万円」を月給10万そこそこで「月に17万円返済」

どうやって返済してきたのだろう?

涙を流し「もう限界です。」と手を握られ、頭を下げられた。
相談者には多重債務の意識はない。
「子供の教育費がかさんでつい・・」始めた借金。

グレーゾーン撤廃を叫んで参加した全国キャラバン。

今でも、私はこの大会に参加した事を後悔していない、

グレーゾーン撤廃運動に尽力された

「日弁連」の弁護士さん、全国青年司法書士会、連合愛知のみなさんの力が大きな

力をなって法改正にこぎつけられた事に感謝の意を表明したい。

 




連帯保証人制度の現実

2009年03月24日 | Weblog
誰だって連帯保証人にはなりたくないと思っている。
頼む方もいやに決まっている。

でも、中小・零細企業経営者は、誰かが連帯保証してくれなければ、融資が通らない場合が多いのも現実。

最近は、国民政策金融公庫の貸出も、銀行の保証協会付融資も、連帯保証人を取らないで貸し出すことも多くなった。
しかし、試算表の内容により、金利が高くなったりしてしまうケースもあるので、「第三者連帯保証人がいらっしゃると、金利が下がります」と担当者に言われるケースも。

経営者自身は、融資の時に、個人保証は、当たり前ですから、しかたがないにしても、連帯保証人として、第三者に保証をお願いするという事は、非常につらい選択になります。

一度連帯保証人になると、借金が完済するまでその保証は続く。
万が一、連帯保証人がなくなった場合でも、それは相続されていくのでそれが恐ろしい。