リテックラボの相談レポートと事例集

ホームページを開催して2年。
電話や面談での相談内容を日記としてレポートにまとめました。事例としてもご活用ください

ツイッター

明日は月末

2008年06月30日 | Weblog
毎日降り続く雨。
雨不足も困るけど、ずっと雨も困りますね~。

HPを見て、電話してくださる方が多く・・長い相談は一時間を越す場合も多々あります。

先日もある会社の社長さんから相談の電話。

会社のキャッシュの動きと今の借金の額を聞き、社長さんが今後どうしたいのか?と尋ねる。

やはり一時間近く、話をしていた。

社長さん
「こんなに話をきいてくれたのは、初めてです。ありがとうございます。」

ほとんどの人が、少し聞くだけで、「これから先は料金がかかります。」
「詳しくは一度お会いしてから、」と言われたそうです。

「お金がかかる」ということで、「真剣に聞いてもらい、実行する。・・・
と言う事もあるので、有料相談にしたら、とよく言われることがある。

でも、藁をもつかむ気持ちで、切羽詰まった声で電話してくる人に、僅かの
ヒントを与えてあげる事で、少しは気もちが楽になる事だってある。
毎日悩んでいると仕事も手につかない。
私も良く経験したからわかる事。
後は、相談者が自分自身で考えて方向性を見出せたら・・と思う。









利息制限法で計算し直してみると・・。

2008年06月14日 | Weblog
先週からしばらく、連帯保証人の方からの相談が多く、それも、私のライフワークにしている「SF○G」(現○○ットファイナンス)からの借り入れです。

連帯保証人である、IKさんの顧客台帳を計算しなおして見ると・・過払い・・利息の払い過ぎになりました。

つまり、連帯保証債務はすでに終わっているということになります。
もう一件の商工ローンもありますが、そちらも利息制限法で引きなおして計算しましたところ、ほとんど債務は残りませんでした。

IKさんは、会社員です。

借主のSさんは個人事業主で、平成12年頃からの借り入れでした。
当初の借り入れ額は「300万円」ですが、IKさんが連帯保証人になったのが平成13年で、その時に「200万円」借りましたので、合計金額500万円に対しての連帯保証人です。
今年に入り、借主Sさんが、連絡が取れなくなり、SF○Gから勧告の電話があったそうです。困ったIKさんが私に相談してきました。
初めての督促電話に「恐れ」を抱き、「不安」を抱えて震えた声で話すIKさん。

一刻も早くこのことを伝えて上げたいと思います。
もちろん、専門家にお願いしますので、取引履歴から再計算をしてもらい、
正しい金額を確定してからになりますが。

もう1人の相談者は会社経営の方でした。
SF○Gの借り入れが約1000万円。
「完済したいのだが、利息制限法に引きなおして完済したい」という相談でした。
この方の場合は、引きなおし計算をしても、借り入れ残金は残りますが、
SF○Gの言う残債務「960万円」よりも500万円以上圧縮されるようです。

しかしですね。

こうして、利限法で計算しなおしてみると、高い金利で借りると言う事は、返済しても返済しても元金が減らないという事・・を、しみじみと感じました。

それでも、みんな、必死に、律儀に、返し続けているのです。
捻じ曲げられた不平等公正証書や連帯保証人という担保をとられ、がんじがらめにされて!。

三人目の相談の方。
妹さんが連帯保証債務を背負い(主債務者は自己破産したそうです。)
その金融会社から、「公正証書」を作成され、返済を続け、完済。
その後、利息制限法を知って引きなおし計算をしたそうですが、
な・・なんと、公正証書を作成した時点から「過払い」だったことが発覚。
びっくりして相談してきました。

「公正証書」があるとお給料の「差し押さえ」してくるんですよね?
過払い金を返還してもらいたいのですが、返還訴訟をすると「差し押さえ」されたら困るんですが・・。

借り入れ金を「完済」していれば大丈夫です。

そう応えると、「そうなんですか?」とびっくりした声。でも嬉しそうでした。
過払い金は「250万円」近くになるそうですが、ぜひ、取り返して欲しいです。
近くだったら、弁護士さんを紹介できたのですが、九州と聞いて、近くの弁護士会を尋ねるようにお話しました。
また、経過を報告してくださるそうです。



連帯保証人と主債務者そのⅠ・・・金融機関への対策は同じだけれど。

2008年06月13日 | Weblog


経営者のほとんどが利用している「事業者ローン」いわゆる商工ローンと呼ばれる借り入れの事。代表的な会社は何社かある。個々特徴は違えども、ほとんどが「グレーゾーン」で貸し出ししている。あくまで任意での利息支払いを強調している。
「シ○○ィズ」「イッ○ー」「ロプ○」「イン○ー」
20○○年にはグレーゾーン撤廃になるが、各社どう生き残りをかけて行くか。
そうえいえば、銀行系では、「ビジネクスト」の利用を良く耳にする。
この会社はある消費者金融と銀行が資本提携してできた会社ですが、リスケジュールに応じない傾向があり、結構一筋縄で行かないようだ・

やはり、根本的に「商工ローン」を利用しないのがベストだと思う。
しかし、銀行融資や公的機関の融資は「時間」と「お金」がかかる。
「時間」・・内部審査。申し込みから約2週間から一ヶ月かかる。それでも早い方だ。 お金・・納税証明。税金を完済していなければ公的融資は受けられない。
税金すら払えない会社は、利益も出ていないという事なので、相手もしてくれないし、公的融資は税金を財源にしているからだ。
当然、審査に通らなければ貸してはくれない。
そこで、てっとり早いのが「商工ローン」担保になる保証人や資産があって、過去に事故暦がなければ、ほぼ大丈夫。審査期間も短い。

そこが、経営者には有難い。いかんせん、高金利。すぐ返せなければ連帯保証人ともども泥沼にはまる図式になる。
是に変わる新しい担保融資も見直されていると聞くが、一般化されるにはまだまだ時間がかかる。今の世の中、豊潤な資金をもっている中小企業は少ないはず。
事業拡大や大幅な純利益を出す為には、資金の投入も必要になる事だってある。
経営者の悩みは続く・・・・。
















悲劇がまた・・。

2008年06月10日 | Weblog
先日から相談を受けている内容のほとんどが、
「連帯保証人」になってしまって、困っている人の案件ばかり。

なぜ、こうも、困っている人がいるの?
「主債務者がいなくなって、連絡が取れない」
「夫の身内が支払いができなくなって逃げたため、請求が来ている」

ほとんどが会社員のかた。
そして、ほとんどが、連帯保証債務の重要さが理解できていない。

なんとか支払いしないで行く方法はないのか?
公正証書?あったかなぁ? そういえば・・あったような?
任意整理・特定調停・・いろいろ提案するけれど、
「ブラックにはなりたくないんです。銀行さんにばれると困る」等々。

連帯保証債務・・判子を押す時には、考えてみたのだろうか?
それとも、・・万が一の時は、自分が支払いをしなければいけないという事実を納得していたのだろうか?

ほとんどの人は、簡単に考えていたのかもしれない。
とにかく、人身御供は辞めて欲しい。他の方法を考えて欲しい。

連帯保証人になった人からのSOS ・その後パート2

2008年06月01日 | Weblog
SFCGの連帯保証人になっていた彼。K君。

先週、「おかげさまでなんとか、510万円に圧縮できました。無事に支払いも完了しました。ありがとうございました。」と、報告を受けました。

弁護士さんを紹介しただけなので、御礼を言われることは何もしていないが、
彼のように、貯金があって完済で終わる事はほんとに稀なケースです。

K君は現金でスポーツカーを買いたいという気持ちでこつこ貯金をしていたらしい。

「これからは、簡単に連帯保証人になってはいけないよ。」
「友達のT君には毎月きちんと少しずつでも返してもらいなさい」
そう伝えて電話を切りました。