相手側のラインの履歴を消したかった。
けれど、どれを読んでもそれは無理だと書いてあった。すぐなら消せるけど、過去のものは消せないと。
けれど、2人ほど過去の履歴がキレイさっぱり消えてるのを発見した。
これどーやったんだ?
気になったのでラインで聞いてみた。
聞いた相手は一度も会ったことがない人。
会ったことは無いが、数年前にラインのやり取りは数ヶ月していた。
ここ1,2年放置の音沙汰無しだったので返事が無いかも知れないが、それでもいい。ブロックされて未読のままかも知れないけど、それでもいいや。知りたい事を知りたいだけなんだし、と、気軽な気持ちでラインを送ってみた。
数年前の当時の私は必死に恋人探しをしていた。
その甲斐あって、当時もいい歳だったけど彼氏が出来た。
けれど、怒鳴られたりお金を貸しくれと言われたりしたので、すぐ別れた。
何でこう、いつもいつもこーなのかと、己の男を見る目の無さにため息を付いたのを覚えてる。
特にこの時は、こんな歳になってまでこんな目にあうなんて、と、ショックを受けた。
、、これは、、認めざるおえないのではないか、、?
そして泣く泣く、私は男を見る目が無いんだと結論付けた。
これを認めるのは辛かった!
けど現実がそーなので認めざるおえない。
これから恋人を探しても、きっと同じことの繰り返しになるだろう。
だって私は男を見る目が無いから!
あはは!(涙)
ならば、私は一人で生きて行く決意をした方がいいんじゃないか。
そうは思うものの、なかなかこっちも受け入れがたかった。
恋人がいない自分を恥ずかしいと思ってたのである。
そう感じる自分がおかしい?と思えた時、ガラッと何かが変わった。
上手く説明出来ないけれど、私のバックボーンが揺らいだ。
私の根底。私を作る元。そこにある歪み。
自分はもうババアだけど、でも自分には恋人がいるという謎の優越感。
それに浸りたかった。
自分にはいるのよ〜、と、声高々に言いたかった。
何で声高々に言いたかったのか?
これって、私に何か問題があると思えてきた。
自尊心の低さ、肯定感の無さ、自分はダメだと思えて仕方ない否定の心。
けれど、自分にはいるのよ〜、と言うだけで優越感に浸れる。
いい歳したババアなのに、というのが難易度を上げる気がして余計優越感に浸れる。
優越感、って、何かの裏返しなのかな。
それだけ自分を低く見てるのか。
そうか。そこか。
それが分かってから、恋人探しはやめた。
こんな自分には恋人なんて出来ない、ではなく、恋人を探さなくても私は大丈夫な存在だと思えるよう、自分の見方を変えて行った。
めっちゃ前置きが長くなった。
前の履歴が消えてたからどうやったのか聞いてみたが、答えは、「俺も知らない(笑)」だった。
なーんだよ、、、勝手に消えただけかよ、、、
当時の私と違って今の私は恋人探しはしていない。
今いい人いるの?と聞かれたけど、そーいったやり取りが懐かし過ぎて胸がキュンとなった。
あの頃はあの頃なりに私は一生懸命だったんだよな、と、思えた。
自分に自信を付けようと必死だったんだ。
何かしらの物や他人で自信がつくものでは無いけれど、当時はその方法しか思いつかなかったんだよね。
過去の私を肯定できた感じがして気分が良い。
出来ればもっと早く若いうちに自分を肯定したかった。
そうすれば、あんな事もこんな事もしなかっただろうと思う出来事が山のようにある。
時間はもう戻らない。
私はもう若くない。
けれど、私はまだ生きている。
花の咲き終わったこれからも、私は生きて行くんだ。
枯れながら老婆になるまで、結構な時間があると思われる。
その時間を大切にしたい。
自分を否定すること無く、生きて行きたい。
そうですね、「楽しむ」って事が重要なんですよね。
楽しむ余裕を持たなきゃいけませんね(^^)
私にはそれが少し足りなかったかもです。
Kaoru さんの方がよっぽど余裕がおありと思います。自己を冷静に客観的に見つめていらっしゃる。
恋人がいなければ物足りないし、恋人がいたらいたで、会えない時が辛い、寂しい、相手の気持ちがよくわからない、これってただの性欲?!などと思い悩むのです。
今はKaoru さんのご存在に勇気づけられている私です(^^)