若き眸

2005年度学級通信

 日刊『中・高校教師用ニュースマガジン』(中高MM)第1122号

2004-10-26 22:29:56 | Weblog
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 日刊『中・高校教師用ニュースマガジン』(中高MM)第1122号
                2004年10月26日:火曜日発行
      編集・発行 梶原末廣  sukaji@po.synapse.ne.jp
      http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/sukaji/index.html
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■「るるくで行こう」(15)平野智之  
■「第2回なびか農園 ワインを傾けながら星を観、詩を語る会」(ご案内)
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【連載】


■「るるくで行こう」(15)平野智之  

                   平野 智之(大阪府立松原高等学校)
                   hirara@aqua.plala.or.jp

◆ エンパワーされた大人たち


終了後、「めいと」たちは、劇の進行で少し失敗があった事や“「サイレントエ
イズ」についてどう考えていますか”という質問に困惑したことなど、お菓子を
食べながら、思い思いに話し合っていた。

呼び込みについては、何人か来てくれたから少し満足という程度の感想であった。
見送ってくれた内野先生や「吉永小百合」さんに手を振りながら、
「広島大の人っていい人多いな」
「でも、何で吉永小百合なん。おもしろいわ」
と、出前授業で最も楽しみである「出会い」を実感していた。

2、3日して内野先生は平野に感想を送った。

“「るるくめいと」の皆さんには,もっともっと活躍してほしいものです。それ
は,エイズ予防啓発の面に限らず,「めいと」に触れると元気をもらいますもの
ね。「めいと」が主体的に行動しているのを見ると,こちらまで頑張ろう!とい
う気になりますね。

僕は,練習を拝見しているときからメロメロで,実際の講座の時にうまく司会進
行できるか心配していました。平野先生のお話を聴いてから,少し我を取り戻し
ました。私に限らず,スタッフ一同感激しました。私たちが一番皆様に癒された
気がします。”

そこには次のようなセミナーに参加された方の感想も添えられていた。

「高校生がエイズ・HIVについてどんな活動をしているのか興味がありました。
とても感動しました。自らが興味をもった事を自分のできる事を通して行動に移
していくことのすばらしさを感じました。今回の講座でメンバーの皆さんが話さ
れた『いっぱい道がある』という言葉が印象的でした。この活動を通し,自分の
夢に向かって自分なりの道を歩んでいく大事さを感じておられる事が伝わってき
ました。人としての生き方をこれからもめざして下さい。」

広島大学からは後日、学長名の「感謝状」が参加したるるくめいと一人一人に贈
られた。

 ●「人権情報ネットワークふらっと」に載されたるるくの活動記事です。
  http://www.jinken.ne.jp/child/ruruku/

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【連載】

【ご案内】

梶原末廣@インターネット編集長です。
2回目のワークショップを開催いたします。大人の宿泊学習です。
あなたも身体と心を解放してみませんか。
メニューは「詩&美味しいワイン&パエリア&鍋? 」
キャンピングのご希望もOKです。

  kanoyu@po.synapse.ne.jp
 090-1346-3090(Tel)

★☆「第2回なびか農園 ワインを傾けながら星を観、詩を語る会」開催☆★
   ~大人の宿泊学習~

 日時:11月13日(土)19:00~14日(日)朝
 場所:「ふくろうのパン(なびか農園)」電話:0993(56)6556

http://www.geocities.jp/kanoyu/index.html
 http://www.geocities.jp/kanoyu/nabika/index.html

(問い合わせ)〒897-0201 鹿児島県川辺郡川辺町神殿4543-4
       並河真知子さんへ(nabika@beige.plala.or.jp)

 内容:詩の朗読・創作&星の観測とワインの夕餉ワークショップ
     ~知的障碍者と共に~

 定員:15名
 参加費:3000円(夕食及び材料費)
 携行品:好きな詩集(絵本)&筆記具&シュラフなどの夜具&洗面用具
 〆切日:11月7日(日)
 ・なびか農園(手作りパンがおいしい)という居心地のよい場所で詩の
  朗読と創作、そして夕食はパエリアとワインさらに満天の星空の下、
  語り明かしましょう。
http://www.kts-tv.co.jp/namaiki/oa/2004-oa/04-0124oa/003.html#008

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===編集日記===

 皆様に支えられて「日刊・中高MM」第1122号の発行です。

 なんとも元気な高校生たち「るるくめいと」である。「若さ」はかけがえの
ないものであり、それは直中にあるときは気づかない。よくできている、人の
世は。抑制というか均衡バランス感覚である。弱々しくて自己主張に乏しい子
どもたちが圧倒的な中に「るるくめいと」は直向きで健気で行動力に富みかつ
頼もしい存在である。

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 改めて「本の紹介」をします。『るるくで行こう!』~新たな学びのスタイ
ルで性と生を考えるピア・エデュケーション~
横田恵子 / 平野智之 / 菊地栄治 編著 学事出版 1,800円+消費税
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           皆様のご意見・ご感想お待ちしています。
           sukaji@po.synapse.ne.jp
           梶原末廣【インターネット編集長】
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中・高校教師用ニュースマガジン 2000年3月26日創刊
  編集・発行 梶原末廣 sukaji@po.synapse.ne.jp   
    【発行部数2039名】(8/1)
◎バックナンバーURL
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☆日刊「中高MM」の登録と解除
http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/sukaji/touroku.html
●日刊【中高MM】●マガジンID:0000027395
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全文、または一部の記事の無断転載および再配布を禁じます。
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<<<<<<<<<<<2004年>>>>>>>>>>>
<日刊 中高MM 1123(10月27日発行)以降の予定作品(順不同)>                   

● <10月>●                  
   
27 1123 「国際理解来し方行く末」(4)高木洋子
28 1124 「プロジェクト学習奮戦記」(17)若槻徹
      「IT授業を創ろう」(14)前田康裕 
29 1125 「学びと評価の一体化を目指して」(30)田中保樹
      「共に学び高めあう生徒を育てる学級づくり」(29)川端成實
30 1126 「言語感覚を育てよう」(24)飯盛直子
      「オーストラリア便り」(9)壷坂宣也
31 1127 「自己肯定感を育む表現活動の実践~小規模高校・
       専門高校の現場から~」(11)梅田美和子
      「風信子」(36)梶原末廣

● <11月>●

01 1128 「モスポイントたより」(24)クニコホール
      「こんなんもあります国際交流」(10)原田達朗  
02 1129 「一歩ずつ」(17)岩堀美雪
03 1130 「総合学習を本当の生きる力の育成につなげよう」(133)高橋りう司
04 1131 「環境問題について」(23)枝廣 淳子
05 1132 「江郷の里の作文先生」(12)中俣勝義  
06 1133 「言語感覚を育てよう」(25)飯盛直子
07 1134 「新 海の中の数え歌」(9)大岡三郎 
08 1135 「平井雷太 学びのパラダイム」(7)平井雷太
09 1136 「風信子」(37)梶原末廣
10 1137 「未来教育への提言」(90)鈴木敏恵
11 1138 「総合学習を本当の生きる力の育成につなげよう」(134)高橋りう司
12 1139 「国際理解来し方行く末」(5)高木洋子
13 1140 「情報を追いかけて、情報に振り回されて」(17)石井清人
14 1141  蝸牛通信「密やかな気づき」(13)原田達明
15 1142 「言語感覚を育てよう」(25)飯盛直子
16 1143 「オーストラリア便り」(10))壷坂宣也
17 1144 「平井雷太 学びのパラダイム」(8)平井雷太
18 1145 「ぐるり気ままに文学散歩」(10)杉山武子
19 1146 「総合学習を本当の生きる力の育成につなげよう」(135)高橋りう司
20 1147 「参加型学習の可能性」(4)鈴木隆弘 
21 1148 「未来教育への提言」(91)鈴木敏恵
22 1149 「社会科授業実践のヒント」(2)西澤俊英
23 1150 「薫のデジタルにっし」(41)Slotsve堀内薫
24 1151 「目線を変えて見えた世界」(17)野元尚巳
25 1152 「言語感覚を育てよう」(26)飯盛直子
26 1122 「共に学び高めあう生徒を育てる学級づくり」(30)川端成實
27 1123 「国際理解来し方行く末」(6)高木洋子
28 1124 「プロジェクト学習奮戦記」(18)若槻徹
29 1125 「学びと評価の一体化を目指して」(31)田中保樹
30 1126 「るるくで行こう」(16)平野智之 
      「自己肯定感を育む表現活動の実践~小規模高校・
       専門高校の現場から~」(12)梅田美和子    
      「初心者のためのNIE・授業実践のためのヒント」」(3)西澤俊英

(保留中)「いのちの『土台』を豊かに育む」(20)村末勇介(12月再開)
「翔べない豚さん」山下 莢(13)
     「新聞のある教室風景」(21)植田恭子     
「想いを南風に乗せてあなたの心へ」(29)堂園晴彦
     「命の語り部、西村徹さんの講演レポート」(32)梅田美和子
     「子供を本好きにする読書指導+アメリカ教育事情」(13)深澤五郎 
     「教育をみつめて」(43)土橋英光(休刊中)     
     「島津斉彬に学ぶプロジェクト学習」(7)寺尾美保 
 
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【書籍紹介】
◆『ポートフォリオで進路革命!』学事出版<好評発売中>◆
  http://www.gakuji.co.jp/book/4-7619-0823-8.html
  梶原末廣@インターネット編集長も一部担当。
◆『21世紀の高校 生きる力はITで!』学事出版<好評発売中>◆
  http://www.gakuji.co.jp/book/4-7619-0792-4.html
  梶原末廣@インターネット編集長も第3章を担当。
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もの思う秋

2004-10-26 00:32:24 | Weblog
 「野元さんの生活はどうしているのですか?」と私も一瞬思ったことがあっ
たが口にしたことはなかった。「聞く必要がない」ということは、野元さんに
会ってみればよく分かる。「気持ちの持ちようと、自分の実力で冒険や挑戦は
できるものだ。もちろん様々な運も必要だけどね。」と、野元さんはさらりと
言ってのける。こんなところもわたしは好きだ。好きなように生きられないの
が人の生である。おおよそどこかで妥協しながら生きている、妥協がないと辛
くなるなるのである。その点で冒険家の野元さんはきっと妥協がないのである。
凡人の生きざまではない。野元さんから伺った印象深いことば「ゼロが最高」。
私のお気に入りの言葉。会うごとに思う「サービス精神」、そして何よりも
「ユーモア精神」の固まりのような人。やはりほんとうに強い人なんです。
 この世に人として生まれたと言うことにはきっと意味がある。その生が尽き
るまで人として生き通したい。つらいけれど生まれてきたのだから果てるまで
尽きるまで全うしたい。人の記憶に残る人になりたいと思うこともあれば、明
日は野末の下でもよいと思うこともある。もの思う秋である。