アラフォー主婦のゆるヲタ活日記

好きなことだけごちゃ混ぜに詰め込んでく予定です。

長女の卒園式の話

2021-11-26 12:50:13 | 娘のこと

※以前他のブログで書いた記事です

※利用しているブログ整理中のため、削除できない記事をお引越し

(しばらくしたら上の※は消す予定です💦)







突然ですが、うちの長女は「繊細さん」の傾向があります

専門的な言葉でいうと、HSC(High Sensitive Child)という、人間のある性質を表す言葉のようです

ある日パパが、「長女は繊細さんだと思う」と言ったことがきっかけで、この言葉を意識するようになりました

パパは長女を見ていると、子供時代の自分をたくさん思い出してくるのだそうです

保育園にいらしている心理士の先生からは、ボーダーラインの子だと言われました

私は、長女のその性質を「HSCうたがい」と呼んでいます



そんな長女との日々を残していこうと思います



今日は、卒園式のことを少し(少し??)







先日、長女の卒園式がありました(感染対策ばっちり)

そこで彼女は、卒業証書授与で名前を呼ばれると、

すごく大きな声で返事をしました

親のひいき目を抜いても、一番大きなよく通る声だったなと思います

83名の園児の卒業証書授与が終わり、祝辞が続きました

園児たちは、子供向けに話さない大人たちの長々とした祝辞にすっかり飽きてきていました

声を出して騒ぐ子はいなかったけど、椅子に座ってキョロキョロしたりあくびしたり、手足をバタバタ、隣の子と話す、っていう感じです(6歳なので当然と思います)

そんな中、長女は背筋もピンとして、みんなが疲れてきてても頑張ってずっと微動だにせず座っていました

大人(というか、私)でも飽きたなーと思っちゃうくらい長い祝辞の途中、長女の様子がおかしい

泣きそうな顔でソワソワ・・・

はじめ、お手洗いに行きたいのかな?と思いました

でもどうやら違うみたい

隣の子が気にかけてくれていますが、長女はただ真っ直ぐ前を見て首を振っています

呼吸が荒くなってきて、苦しそう・・・

長女の元へ行きたいと思いました

でも私が突然立ち上がって、目立つことをしたら、

長女が嫌な思いをするかもしれない・・・

そんな葛藤があり、私は動けません

近くにいた心理士の先生に必死に視線を投げました

しばらくして、その先生が気づいてくれて、長女は先生に連れられて壇上の裏へ退席

数分で席へ戻ってきましたが、やはりまたすぐに呼吸がおかしくなる

2度目の退席

2度目の退席の際は、私もじっとしてられず、長女の元へ行きました



軽い過呼吸のような感じでした

呼吸が荒くなり、手足が震えています



これは後から、同じ性格のパパに聞いた事ですが、

長女にとって先生がみんなに話す

「じっと座っていなさい」という注意は、

「ピクリとも動かず、石のように固まること」

なのだそうです

・・・ビックリ!!

私ゃそんな考え方、一切なかったよ・・・



実は卒園式の練習が佳境に入っていた頃、長女は保育園を休みたがりました

それでなくても時々行きたくないと休みがちな長女です

理由を尋ねると、

「卒園式の練習で座っているのが疲れるから」と言うのです

それを聞いて私が思ったこと

そんなふざけた理由なら行け!!!

長女にはもちろんそうは言ってませんが、

「座っているのが疲れるなんて、小学校ではどうするの?小学校へ行く練習と思ってがんばろう?」

というような説得をしたんですね

その日は結局行きませんでした



でも私は、パパに言われるまで、疲れるほど微動だにせずに固まっていなきゃいけないと思っているなんて、

これっぽっちも長女の心を推測できませんでした

恥ずかしながらそういう考え方をする人間がいること自体が、目からウロコだったのです



私はじっとしていなさいと言われても、体に力を入れて固まっていなきゃとは思いません

疲れたら手足を動かしたり首を回すくらいのことはします

「じっとしている」

といわれたら、「はいはい、席を立っちゃダメなのね」くらいにしか考えたことはありません

多分ピクリとでも動いたら殺すぞ、くらいの脅迫でなければ

気にせず手足を動かすでしょう



けれど長女は、違ったんですね

どっちがいいか悪いかという話ではなくて、そういう考え方をする人がいる、ということを私は知らなかったのです

長女に、すごく申し訳ない気持ちになりました・・・

それと同時に、普段はあまり子どもに積極的に関わらず私をイラつかせるパパが、とても頼もしくなりました

私はパパがHSPの傾向があること、これまで知らなかったです

彼はすこぶる外面がいいのです

人望も厚く、何事にも積極的でユーモアもある人です

私は若い頃、自分にはないそんなところに惹かれていました

だからうつ傾向になったり、性格が変わっていく姿を見てショックだったんですね

でも今のパパが、本来の性質に近いパパなのかも・・・



長女のことを理解していくこの旅路は、

パパのことを理解していく路でもあるんだなーと、

考えたりしてます(余談でした)





卒園式の会場を出て、しばらく休むことになりました

卒園式の当日にはもう、長女が「座るのが疲れる」と言うことの真実の意味を知っていたので、

付き添いの先生と私で、長女をたくさん褒めました



動いちゃいけないからって、ずっと体にすっごく力を入れてがんばってたみたい

そりゃ過呼吸になるわ・・・



がんばったよ

えらかったよ、

声もいちばん大きかったよ

背筋もしっかり伸びてたよ

全然動いてなくて、じっと、座っていて立派だったよ

たくさん声をかけたつもり

長女の心にちゃんと届いていたといいけど・・・



呼吸が落ち着いて震えも止まり、 最後の「ビリーブ」の合唱に間にあいました

そこからは退場まで、やはりピッと背筋を伸ばして務めあげることができました



おつかれさま本当によくがんばったね!!

卒園おめでとう



・・・といっても、仕事をしてるのでまだ保育園生活は続くのです

さて長女は、行ってくれるか・・・!






最新の画像もっと見る

コメントを投稿