大学の研究でX線を使いそうなのでメモメモ
([参考]谷田 好通,カラー表現による可視化技術)
X線は1895年レントゲンによって発見された電磁波である.
波長はおよそ10^-5~10^-2 μmで,短い波長のほうを硬X線,長い波長のほうを軟X線と区別する(こともある).
原子番号の大きい物質の原子において,電子が多くの軌道を
(外側電子殻から内側電子殻へ)遷移するとき,X線(固有X線,特性X線)という.
ん?これは蛍光X線とどう違うのだろうか・・。
XRF(EDX)を使ったことがあるので、蛍光X線分析(エネルギー分散型)はちょっと知っているんだけど
蛍光X線も電子の遷移によって発生する。
というわけで検索した結果・・
Wikiでは、
蛍光X線のエネルギーは元素固有のため、固有X線や特性X線とも呼ばれる。
みたいなことが・・。
質問掲示板みたいなとこで同じ疑問を書いている人に対しては
電子ビームによって発生するのが特性X線
光子によって発生するのが蛍光X線
らしい。どっちが正しいかわかんないけど、後者のがそれっぽいので後者をひとまず信ずることに。
自由電子のような荷電粒子が原子に接近して制動作用を受け,小さな円運動を起こす際にも
X線が発生することが知られ,これを連続X線という.
実際のX線管では,高電圧によって加速された電子を,銅とかタングステンのような重金属の
陽極に当ててX線を発生させる.
これはEDXのX線発生装置と同じ原理。当てる金属のことをターゲット材と呼んで、
自分が使ったEDXのターゲット材はロジウムだったかな。
昔本読んでたらターゲット材となりうる金属はすごい沢山あったような。これは今度調べてみることに。
X線の透過能は一般に大きく,波長が短いほど物質をよく透過する.
X線には蛍光作用,写真感光作用,気体分子の電離作用,化学作用などがある.
X線の波長は結晶の中の原子間隔と同程度であるので,回折による物質構造の決定に大変有用である.
X線は生態をはじめ物体内部の構造を非破壊的に可視化できるものとして,はかりしれない恩恵をわれわれに与えている.
ついでに簡単に紫外線
紫外線は可視光線の短波長端380~400 nmの外側の見えない光(~10^-2 μm).
紫外線は光電効果,光化学反応などの化学作用が強いので化学線ともいわれる.
これは,紫外線の波長域が物質の分子や原子の中に入り込み,
電子の状態を変化させる程度の大きさであることによる.
ほとんどの物質は紫外線に対して不透明である(吸収される).
紫外線はネオン管や蛍光灯のような気体放電管によって得られる.
放電管の中では,放電によって封入ガスの原子内の電子が励起され,
その後基底状態に戻るときに紫外線が放出される.
ん?電子が励起され、基底状態に戻るとき、そのエネルギー差が放出されるんだよね。
この説明、大学の先生が蛍光X線発生の説明でしてたのと同じ・・。
てことは紫外線も固有のエネルギーを持つ?ターゲットが限られてるから実用性無し?
蛍光X線発生は,昔読んだ本には光電効果によって電子が放出,外殻の電子が安定化をはかるため
内側に遷移して,あまったエネルギー差が放出・・とかだったような。
どっちが正しいのか,どちらも正しいとすれば一体どれくらいの比率でそれぞれの現象が
起こっているのか。気になるけど調べるの大変そうだからまた後日・・。
([参考]谷田 好通,カラー表現による可視化技術)
X線は1895年レントゲンによって発見された電磁波である.
波長はおよそ10^-5~10^-2 μmで,短い波長のほうを硬X線,長い波長のほうを軟X線と区別する(こともある).
原子番号の大きい物質の原子において,電子が多くの軌道を
(外側電子殻から内側電子殻へ)遷移するとき,X線(固有X線,特性X線)という.
ん?これは蛍光X線とどう違うのだろうか・・。
XRF(EDX)を使ったことがあるので、蛍光X線分析(エネルギー分散型)はちょっと知っているんだけど
蛍光X線も電子の遷移によって発生する。
というわけで検索した結果・・
Wikiでは、
蛍光X線のエネルギーは元素固有のため、固有X線や特性X線とも呼ばれる。
みたいなことが・・。
質問掲示板みたいなとこで同じ疑問を書いている人に対しては
電子ビームによって発生するのが特性X線
光子によって発生するのが蛍光X線
らしい。どっちが正しいかわかんないけど、後者のがそれっぽいので後者をひとまず信ずることに。
自由電子のような荷電粒子が原子に接近して制動作用を受け,小さな円運動を起こす際にも
X線が発生することが知られ,これを連続X線という.
実際のX線管では,高電圧によって加速された電子を,銅とかタングステンのような重金属の
陽極に当ててX線を発生させる.
これはEDXのX線発生装置と同じ原理。当てる金属のことをターゲット材と呼んで、
自分が使ったEDXのターゲット材はロジウムだったかな。
昔本読んでたらターゲット材となりうる金属はすごい沢山あったような。これは今度調べてみることに。
X線の透過能は一般に大きく,波長が短いほど物質をよく透過する.
X線には蛍光作用,写真感光作用,気体分子の電離作用,化学作用などがある.
X線の波長は結晶の中の原子間隔と同程度であるので,回折による物質構造の決定に大変有用である.
X線は生態をはじめ物体内部の構造を非破壊的に可視化できるものとして,はかりしれない恩恵をわれわれに与えている.
ついでに簡単に紫外線
紫外線は可視光線の短波長端380~400 nmの外側の見えない光(~10^-2 μm).
紫外線は光電効果,光化学反応などの化学作用が強いので化学線ともいわれる.
これは,紫外線の波長域が物質の分子や原子の中に入り込み,
電子の状態を変化させる程度の大きさであることによる.
ほとんどの物質は紫外線に対して不透明である(吸収される).
紫外線はネオン管や蛍光灯のような気体放電管によって得られる.
放電管の中では,放電によって封入ガスの原子内の電子が励起され,
その後基底状態に戻るときに紫外線が放出される.
ん?電子が励起され、基底状態に戻るとき、そのエネルギー差が放出されるんだよね。
この説明、大学の先生が蛍光X線発生の説明でしてたのと同じ・・。
てことは紫外線も固有のエネルギーを持つ?ターゲットが限られてるから実用性無し?
蛍光X線発生は,昔読んだ本には光電効果によって電子が放出,外殻の電子が安定化をはかるため
内側に遷移して,あまったエネルギー差が放出・・とかだったような。
どっちが正しいのか,どちらも正しいとすれば一体どれくらいの比率でそれぞれの現象が
起こっているのか。気になるけど調べるの大変そうだからまた後日・・。