ソフトウェア開発したい日記

「面白い!」と思った頭の体操や、数学の問題を載せていきます
その他ロードバイクででかけた先の写真や、ソフト開発のメモ等

「放射能漏れ」は誤用なのか

2011年03月20日 22時23分20秒 | 科学
最近耳にする「放射能漏れ」という言葉.
同時に,「放射能は漏れない」「正しくは放射性物質漏れ」といった誤用の指摘もよく耳にします.

放射能は,goo辞書によれば
「放射性元素の原子核が自然に崩壊して放射線を出す性質。また、その現象。」
とのこと.「放射線を出す能力」なんて表現も聞きます.

したがって,「放射能が漏れる」とは
「放射線を出す性質・現象・能力が漏れる」ということで,ちょっと変な気も.
しかし放射性物質は自発的に放射線を出すため,
「放射性物質が漏れる」=「放射線を出す性質・現象・能力が漏れる」=「放射能が漏れる」
と考えても別におかしくない気がします.

一方で,昨年の放射線に関する講義ノートを読み直すと,
「放射能」は「壊変率」と定義されていました.
「放射能漏れ」はともかく「壊変率漏れ」はすごい違和感です.
「高放射壊変率物質漏れ」とかかな.なんか変.

「放射能漏れ」が用いられる1番の理由は語呂の良さの気がします.


放射能の定義より,壊変以外の原子核分裂やら
その他核以外の原子状態遷移起因の放射線を発生させる性質やらは放射能に含まれない
ってのは初めて知りました.

歯が全部金歯の人がCTを撮影したら

2011年02月05日 17時27分11秒 | 科学
歯が全部金歯の人がCT撮ったらどうなるんだろう、と思い実験。

仮想的な歯の断層画像ファイル(ファントム)を作り、
歯の領域のX線吸収係数に金属のものを適用し、
仮想的に連続X線を照射してFBPで再構成をしてみました。

結果、おおよそ予想どおりのメタルアーチファクト画像に。
しかし、この画像はメタルアーチファクトは発生しているものの、
歯の輪郭がしっかり見えてしまっている。
単純な閾値処理や補完処理で輪郭抽出ができてしまいそう。

もっとメタルアーチファクト発生しないかな~っと思って
照射する連続X線のエネルギー分布を低エネルギー寄りにして、
ビームハードニングを顕著にしようとしたのですが、あまり変わらず。

凸部のみで形成される金属領域のメタルアーチファクトは、
単純な処理で取り除けそうなものが多そうです。
良い事なのですが、何故かちょっと寂しい。

地球を持ち上げるのに必要な距離 2

2011年01月01日 21時44分27秒 | 科学
以前、てこの原理で地球を持ち上げるのに必要な棒の長さを
1.03202489 × 10^8 光年≒10億光年と計算しました。
(作用点から支点までの距離を1m、人間の体重を60kgとしたとき)

無重力等は無視するにしても、巨大な球体である地球を
作用点に乗っけることができるのかどうか謎ですが、
乗っけられたと仮定しております。

前回は地球を持ち上げるのに必要な距離でしたが、
今回はそのような棒を用意できたとして、持ち上げた際にどれくらいの距離持ち上がるか、
また、人間はどれくらいの距離降下するのかを考えてみます。
(完全剛体を仮定すると光速超えちゃうとかの話はスルーして、
たわみ無しの完全な剛体棒を利用することとします。)


いろいろ前提が多かったですが、
とりあえず1mくらいは持ち上げたいので、1m持ち上げることを考えます。
と思ったのですが、作用点から支点までの距離が1mなので不可能でした。

妥協して、0.5m持ち上げることを考えてみます。
棒と水平のなす角は45°であり、地球を0.5m持ち上げる際に人間が降下する距離は

1.03202489 × 10^8 × sin(45°) = 7.297517981 × 10^7 光年

7億光年でした。
棒を7億光年もち下げて、やっと50㎝持ち上げることができるらしいです。

一生かかっても持ち上がりそうにないので、
更に妥協して0.001mm = 1um だけ持ち上げることを考えてみます。
棒と水平のなす角は、sin^-1(0.000001/1) = 5.729577951 × 10-5°
したがって、地球を1um 持ち上げる際に人間が降下する距離は

1.03202489 × 10^8 × sin(5.729577951 × 10-5°) = 1032 光年

1032光年と、大分マシな数字になってきました。
それでも、9.76326531 × 10^18 m = 9.76326531 × 10^15 km
とよくわからない距離ですが。

最後に、人間が100m降下して釣り合う際に、地球がどれだけ上昇するかも考えてみます。
棒と水平のなす角は、
sin^-1(1m / (1.03202489 × 10^8光年)) = sin^-1(1m / (9.76350079 × 10^23 m)) = 5.868364303 × 10^-23°
であり、地球が上昇する距離は、

1 × sin(5.868364303 × 10^-23°) = 1.024222788 × 10^-24 m

でした。ちょうど、一般的なSI単位系で存在しうる、ym(ヨクトメートル)が使えます。
約1ymと言われても「は?」となりそうですが。
陽子や中性子よりも小さい距離、もしかしたら電子よりも小さい距離かもしれません。

無理のある仮定を多く行っている上、計算が正しいかも不明ですが、
なんとなく現実から離れた数字に触れたい気分になったのでこんな計算しました。おわり。

英語プレゼンのスライドの流れ

2010年12月21日 22時21分25秒 | 科学
研究の報告を英語のスライドで作ることに。

スライドの流れのメモ。

■Introduction(importance)
■Introduction(overview)
■Body(1st point)
■Body(transition)
■Body(2nd point)
■Conclusion(transition)
■Conclusion(closing)

これが「SPEAKING OF SPEACH」って本に載っていた流れ。
理科系用の英語プレゼンの本もあったので、そっちもメモ。

■タイトルページ
1. プレゼン(論文)のタイトル
2. 学会名(ワークショップ名)
3. 開催日時
4. 場所
5. 発表者名(連名著者を含む)
6. 発表者の所属(大学名、研究所、会社名)

■講演概要(Table of Content)ページ
1. 動機・バックグラウンド(Motivation・Background)
2. 実験方法・理論(モデル)(Experimental・Theory・Model)
3. 研究結果・データ(Results・Highlight data)
4. まとめと将来計画(Summary and future plans)

以下略。
あと、本読んでいて表現変えたところのメモ。

「Problem」→「Technical issues」or 「Computational issues」
「Research Purposes」→「Improvements in this study」
「Research Background」→「Background」

あまり進んでないけど疲れた。あと部屋がすごく寒い。

ちょっと綺麗なFFT画像 あとマンデルブロ

2010年12月14日 12時05分49秒 | 科学
四角形の中に十字を入れたファントム画像をFFTしたら
綺麗な模様になりました。

あと以前撮影したマンデルブロもついでに。


どういう条件だったかもう忘れました。記録しない悪い癖です。


この辺はわかりやすいフラクタルになってました。


上の画像を拡大したところ。
拡大しても拡大しても同じような形状が見えてきます。


マンデルブロはぁはぁ