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カントウタンポポの咲く庭で

カントウタンポポの咲く草だらけの庭で
 猫のそらちゃんと竹さんとの3人暮らし!

ユートピア

2024-11-15 22:11:46 | 竹さん

今日は一日曇り。

こんな日は、気持ちが落ち込む。

竹さんが居ない。

とても寂しい。寂しくて、寂しくて、さっきから泣いています。

涙が止まらなくて・・・・・

昨夜、牧子さんから電話がありました。

懐かしい方の名前がいっぱい出てきてました。

あなたが残していた原稿の事を話してみました。

あなたが書きたかった事、そして書いて、パソコン残っていた。

あなたを知っている人に読んで欲しい。

あなたと私の作り上げた世界だから・・・・

カントウタンポポの咲く庭で過ごした私とあなたの世界!

そこはあなたが求め続けたユートピアだったから。

いつの間にか、私にとってもユートピアになっていた。

でもあなたが居ないカントウタンポポの咲く庭は、私にとって廃墟になってしまった。

私は、そこから抜け出さねばならない。

飛び立って、私一人の道を歩んでいかなくては・・・・

 

 


ピスタチオ

2024-10-03 11:50:53 | 竹さん

香辛料を探していたら、ピスタチオが見つかった。

竹さんのビールのおつまみ。

旅行に行くと、温泉に入って湯上りのビール。

必ず、ピスタチオだった。

昨年の3月熱海に行った時の残りがまだそのままあった。

旅行も、温泉も、そのまま時が止まったように、冷蔵庫のピスタチオ。

思わず涙がこみ上げてくる。

竹さんの居ないことを思い出して・・・・・・

 

 

 

 

 


涼しくなったら

2023-09-11 21:33:36 | 竹さん

曼珠沙華が咲き始めました。

百日紅もまだ元気です。

秋の虫がにぎやかです。

でも一人の静かな夜です。

竹さん、あなたが旅立ってからちょうど1ヶ月が経ちました。

今朝は、あなたがいつもしていた様に、朝食後庭の散歩をしました。

栗の実を2つ拾いました。

去年が豊作だったので、今年はあまり実が付いていないようです。

あなたが元気になったら、秋の苗をすぐに植えられるように畑を整備してきました。

直売センターには、あまり苗は出ていませんでした。

いつも9月になると、秋の野菜の苗を植えていた竹さん!

今年はどうしましょうか?

もう少し涼しくなったら、芽キャベツとブロッコリーを植えましょうか?

もう少し涼しくなったら・・・・・・


台風が去って

2023-09-09 21:14:37 | 竹さん

台風が去った。

竹さんが居ないのでとても不安だった。

外回りや窓や雨戸の事は全部彼がやってくれていたから・・・・・

私一人で、何をしたら良いのか、何をしなければならないのか!

320mmの雨量だった。

床下浸水した時は、280mm位だったのだが、河川の改修が進んだ効果だと思う。

越水もあったが榎広場で止まり、家からはかなり離れていた。

栗が落下していて、3個収穫。

今までは、毎朝竹さんの朝の散歩で収穫していたのだけれど、これからは私がしなければ・・・

この庭を維持していけるのだろうか?

 

 


庭の草刈り

2023-09-03 17:33:25 | 竹さん

夕方、エアコンがなくても過ごせる。

2ヶ月ぶりだろうか!

桜の葉が黄色に黄葉して舞い始めた。

夏の終わりを告げるいつもの風景。

ふるさとの信州では、桜は真っ赤に紅葉するのだが、この辺は違う。

今日は、草刈りをしてもらった。

7月の下旬だったように思う、竹さんが庭仕事の支度をして居間に来た。

これから家の周りの草刈りをするのだという。

私は「お願いだからやめて頂戴!」と引き留めた。

今までだったら、私が何を言っても外仕事に出て行っていた竹さんが、珍しく「そうか!」と引き下がった。

彼自身、その時点で体力に自信がなくなっていたのだと思う。

7月の上旬だったのだろうか?

肝臓に多発性の癌の転移があるらしいと告げられた翌日だったかもしれない。

胆管ガンの手術ご1ヶ月経った頃だ。

それから毎日、庭を眺めながら食事をして、緑が綺麗だねと話しながら・・・

草刈をどうしようと考える事は、そんな心の余裕はなかった。

熱が出ないだろうか、食事ができるだろうか・・・・

ともかく体力をつけなくては・・・・

そして、毎週のように受診、検査。

82歳、73歳の二人には、片道1時間、40数キロの受診はとても堪えた。

そして冷房の効いた院内で、検査を待ち、結果を待ち、主治医の説明を待ち。

辛い日々が1ヶ月続いて・・・

そして彼は逝ってしまった。

ご近所の方が、見かねて声をかけて下さり、シルバー人材センターの方に草を刈ってもらった。

スッキリした庭を眺めながら、竹さんの居ないこの庭で、この家で、私は生きていけるのだろうかと考える。